海外で暮らしていてお正月も日本に帰らないでいると、 あまりにもあっさりした元旦の過ぎ去り方に、 やはりお正月は日本で過ごすべきだったと悔やむことがよくありました。
日本に落ち着いてお正月を過ごすようになって数年になりましたが、 せっかくの日本のお正月も「らしさ」がなくなって来たように思えます。 一番の理由はお店が元旦も休まなくなって、食料品や生活用品を蓄えておくという危機感が薄れたことでしょうか? お正月が普段とあんまり変わらなくなりました。
ようやく大学の講座もすべて終了し、ほっとしたところで今年の1月の日本の風景に感じたことをまとめてみます。
講座を持っている大学が出ていたこともあって、 2日-3日の箱根駅伝はテレビで応援しました。 フレーフレーとやっていると主人が横から「ま、これは外国人には理解できないだろうね。」と茶化して行きました。 確かにチームのためにタスキをつなぐだとか、タスキを渡したら倒れ込んで失神せんばかりの選手の精神性はなかなか彼らに理解できないかも。 似た様な「根性もの」をイギリスのテレビでも見たような気がしますが、 あれは軍隊のものでしたね。
捕鯨に反対するシーシェパードの妨害はひどいと思います。 ただ、 日本でニュースを見ていると間違いなくあちらが悪いと判るのですが。 イギリスに居た時のいやな体験から、 今回のニュースも海外で、 特に捕鯨に反対する国々で、 どのように報道されているのかとっても気になりました。 イギリスに居た時、 あのBBCですら、 偏見に満ちたゆがんだ報道をしていましたから。 日本政府にもこちらの言い分をどんどん外に向けてし発信してもらいたいものです。
あるとき日本に一時帰国した折に、 若い女性のグループを見て、 「このごろは日本の学校の制服もかなり進歩したな、 結構自由に個性を出せるんだ」と思ったことがありました。 ところが、 彼女たちが着ていたよく似ているけど、ちょっとづつ違う服装は「制服」ではなく「流行」だったと知ってびっくりしました。 良く見ると、 同じような服装の若い女性が町に溢れていたのです。 成人式でこれを思い出しましたね。 なんでみんなあの白いひらひらした肩掛けしてるんだろ
イギリスに居て何よりもうらやましかった「政権交代」ー選挙民が政治家を監視してより良い政治を目指す民主主義が日本にもついにやってきたか? か??…。
ロスの大地震のあと、 人々が助け合う様子をこれでもかと報道して、 アメリカ人であることの誇らしさを人々に呼び覚まそうとしていたジャーナリズムに感心しました。 アメリカのジャーナリズムが良くそうするように、ここはひとつ、褒めて、おだてて、 せっかくの新政権を育てたい気がしますが…。 皆さまはどう思われますか?
「まだまだお寒い日が続きますね~。なかなかベッドから出られませぬ。」
でも、外に出しっぱなしにしていたシャコバサボテンが葉は赤く霜焼けになりながらもきれいな花を付けました。 窓辺に移してあげましたよ。 もうすぐ春ですね。