↑ ゆりの耳
ゆりちゃんとの散歩道、毎年同じところに同じころ咲きます。 この花の名は曼珠沙華、 彼岸花とも言うのですね。 ほんに、 明日はお彼岸。 ほかにも怖い名前もいろいろ付いている花だそうです。 「死人花」とかね。
とってもきれいなお花だと思うのですが、 ほかの野の花のようにちょっと摘んで来て花瓶に、とは思いません。
小さい頃、田舎のおじいちゃん達に「この花はお墓に咲く怖~い花だから家に持って帰ってきたりしてはダメ」と言われたことがいまだに頭にこびりついているせいです。 花の下に葉っぱが全然ないのもちょっと不気味ですよね。
外国でも、アジサイはお墓に持って行く花だから家には飾らないと聞いたことがあります。 でも日本では梅雨のころ、よそのお庭のアジサイをいただいて来て、 私は飾っていますが。 白いアジサイなど一輪差しでとっても素敵だと思います。
さて、花に限らず、不吉なことを嫌に思うのは洋の東西を問いませんが、 それを取り消す方法は?
京都の義姉は「ツルカメ、 ツルカメ」と唱えます。? おめでたい事柄で不吉を取り消すという方法ですね。
一方、 ケイトやフランチェスカとおしゃべりしていて、 何か不吉なことを言うと、 バッとそこらへんの木製のものに触ります。 確かフランスでも “Je touche du bois.”(木にさわります。)と言って同じようにそのあたりの木に手をつけていました。 英語でも touch wood といいますから、 西洋では広くこれが魔除けのおまじないなのですね。
日本の家は木で出来ているので、 木にさわることはあまりにも簡単なので魔除けになるほどありがたみはないのでしょうね。
“またモデル? ちょっと不気味な顔してみましょうか? うらめしや~”
追伸:今日のお彼岸の日、お散歩で白い曼珠沙華を見つけました。 あるとは聞いていましたが、初めてみましたよ。