本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

やっぱ そうはいいことばかりは・・・フランスですもの。 その 1

2009-07-30 22:11:41 | Weblog
パリ、セセーとおいしいものを食べ、 素敵な景色が楽しめるレストランにも行き、 ホームコンサートを楽しんで、 ゆったりとした空気の中を散歩しました。


パリのレストラン


 

 

セセー村から近い街、スミュールは中世の砦の街です。 レストランの窓から見る街の景色、 そしておいしかったデザートです。 お客がいる間は写真が写せないので、 誰もいなくなってからのレストランです。

  

 あひるさん 牛さんを見ながらゆったりとお城の庭を散歩。

 ピアニスト手書きのプログラムでホームコンサートもありました。

これですんなりフランスを出てイギリスにもどれれば、 あまりにも不公平、 日本に戻る気がしなくなりますよね。  しかしご安心を。

たっぷり時間の余裕をみてパリにもどり、飛行機に乗る前にはフランスでの「最後の晩餐」をと考えていた我々でしたが。 日本では考えられない出来事が次々と。 ではそれはまた次に。

セセーのコンサート

2009-07-27 07:46:55 | Weblog
パリに2泊した後は、 今回もワインの産地、ブルゴーニュ地方のセセー村にお城の別荘を持つ友人のところにお邪魔しました。 以前にもご紹介したのですが、 相変わらず美しいので写真をお見せしましょう。 また上手く行くかどうかですが、 コンサートの模様を動画で。

今回は自分たちで演奏するのではなく、 パリからプロのピアニストが飛び入りで来てくれたので、 急きょ彼のミニコンサートになりました。 観客は我々2組の夫婦のみという贅沢なものでした。

彼は今年と来年、日本に来てリサイタルをするそうです。 特に来年のは、 上野の東京文化会館で行われるそうです。 今はパリの郊外のヌイイのコンセルバトワールで教えているそうですが、 なんと、そこは我が家の子供たちがパリにいたころに、 ピアノのレッスンに通っていた学校です。 お食事のときにはそんな話題にも花が咲きました。


まるで絵葉書のようなシャトー


プールサイド


果樹園ーお庭番の夫婦がたくさん果物や野菜を育てています。



我が家の裏にはゴミ箱しかないけれど、 彼んちは裏に飛行場があります。

    

鮭を焼いた窯と食べられちゃった鮭

そしてミニコンサート。 (写真をクリックしてみて下さい。 演奏が聞こえますかどうか?)


送信者 Great foster


ここまで生活環境が違うとかえってすんなり溶け込んじゃう気がします。 


芸術 vs SOLDE (ソルド)

2009-07-23 22:09:22 | Weblog
トロカデロでのお食事を終えて、 午後は主人がオルセーの美術館に行きたいということで、 教えてもらったバスー64番だったか?に乗りました。 パリ市内の移動はできればバスにしたいものです。 地下鉄は便利で早いのですが、 せっかくの景色が楽しめませんものね。

 

セーヌ川に浮かぶ船



セーヌに浮かぶレストラン

バスはセーヌを渡って、 オルセー美術館に。 まるで観光バスに乗っている気分。 本当にパリはいつ見てもきれいですね。

そして、この時期パリはソルドというバーゲンのシーズン。 お食事の時の話では今年は景気が低迷し、 物の売れ行きは悪いので、 まだまだバーゲンは続いているとか。

美術にこだわる主人と別れて私はショッピングへ。 待ち合わせ場所はオルセー美術館の前のサイの前。



3時間後にここで会いましょう…

オルセーは今までに何回か見ていますし、この時期のパリでソルドを逃す手はありません。  3時間となれば、 サントノレのような個々のお店や、 ギャラリーラファイエットやプランタンのような大きなデパートはお薦めではありません。

オルセーから歩いてゆける、 サンジェルマンのル・ボン・マルシェ デパートが私の一押しです。  

時間を無駄にしたくないので道を尋ねながら、 直線コースをひた走り。

買い物となるとどうしてこうもすらすらとフランス語が私の口から出て来るのでしょう?  「この割引のお値段からさらに33%引きですね?」 とか「あのお人形が来ているのしかSサイズがないようなんですが、 脱がせてもらえます? 着てみたいのですが。」 などなど。 

信じられないほどのお値段で、 素敵なカーディガン2着とロンシャンのバッグをゲット。  十分満足してオルセーには時間より早く戻って主人を待ちました。



オルセー前は観光客でいっぱいでした。

私の興奮と同じくらい興奮して主人が出てきました。
クールベの「世界の起源」を見たせいでした。

前回は見逃したのか? 気がつかなかったな~。

どんな絵でしょう?

パリに○○○○○がいなかったらもっと素敵

2009-07-20 22:42:06 | Weblog
朝食が終わると2日目はまず午前中に用事を済ませてお昼はパリ在住の知人とお食事の予定です。 ホテルのあるフリードラン通りと凱旋門を挟んでほぼ反対側のビクトル・ユーゴー通りにある銀行に用事があります。 ちょうど散歩に良い距離なので歩いてゆきました。


     散歩にはきれいなエトワール界隈のパリの街角

1年半前にパリに来た時に、 この銀行で、ある手続きをしました。 マネジャーの部屋に通され、 これこれの書類を送ってくれればすぐに処理するとのことだったので、 主人は日本に帰るとすぐ個人情報満載の書類を整えそのマネジャー宛てに送りました。 待てど暮らせど音沙汰なしで、 何度かの問い合わせにもなしのつぶて。 日本でいえば三井住友クラスの銀行なんですが。 

埒が明かないので、 今回は直接会って話をしようというわけです。 受付で聞くとそのマネジャーは転勤ですでにいないとのこと。 「なんの用事でアルカ?」と受付嬢が聞くので、言っても仕方がないとは思いつつ主人が答えますが、 やっぱり言っても仕方がなかった。 

次に順番を待っていた外国人のビジネスマンが、堪忍袋の緒が切れかかっている主人に「フランスの銀行だからネ…でもここはまだましな方だよ。」と肩をすくめました。

もう少し専門の部署にも行ったけれど結局解決はせず、 この件に関してはあきらめるしかないかという感じです。 銀行が預かった個人情報記載の書類が行方不明で、追及の仕様もないなんて考えられます?

この国で5年間もフランス人相手に仕事をしてきた主人の苦労があらためて思われますね。 

さて、お昼も近く、 地下鉄で約束の場所トロカデイロに向かいました。 カルネと言う10枚つづりの切符が安くて便利です。

トロカデイロ広場は真ん前にエッフェル塔が見え、観光客でいっぱいのところです。 こんなところにレストランなんかあるのかしら? うろうろしていると知人夫妻が手を振っているのが見えました。

Café de l'Homme
17 place du Trocadero 75016 Paris
www.restourant-cafedelhomme.com

というレストランはトロカデイロ脇の人類博物館(Musee de l'Homme) の建物の奥の方にあってテラスはエッフェル塔に向かって開いています。 観光スポットなのに観光客には分かりづらい隠れ家的レストラン、 さすが、 地元の人の案内!というところです。 結構ビジネスマンで混んでいましたが。


お天気が良ければテラスに出てエッフェル塔を見ながら食べることが出来ます。
(この日はあいにく、ぱらぱら降ったりしていたので屋内で)

お味はもちろん、 量も程よく、小食の主人が全部平らげられました。

話題が今朝の銀行のことに及びました。

パリに長く住む彼が言いました。

「パリの街は美しく、 素敵です。 フランス人が居なかったらもっと素敵!」

パリに行ったら、 見て、 食べて…仕事はしないで離れる、のがよさそうですね。

麗しのパリ、されど・・・

2009-07-19 20:15:19 | Weblog
5年間パリに住んでいる間、 一度も公共交通手段を使わなかった主人は常にタクシーで動くことを考えます。 私は逆に、 日本でも運転手さんに気を遣うのでタクシーは苦手。 外国ではチップの計算も煩わしくてやはり敬遠気味です。 事情の異なるアメリカは別ですが、 その他の国では旅は出来るだけ公共機関を使います。

今回のパリでは移動は全部私が得意とする公共機関を使うことにしました。 飛行場からはRER(郊外電車)に乗ってパリの中心シャトレ・レアールまで。 そこで普通のメトロに乗り換えてホテルのある凱旋門脇の駅、シャルル・ドゴール・エトワールまで。 タクシーより早くて安くて、それに人々の観察もできて、 荷物が大きくなければこっちの方がお薦めです。



今回のホテルは凱旋門から歩いて数分、 コンコルド広場に向かってシャンゼリゼの一つ左となりの通り、フリードラン大通りに面しているロイヤルホテルです。



  

小じんまりしたホテルですが、 今までプライベイトで泊った中では、 一番私たちが気に入ったホテルでした。 夜のご飯はホテルから薦められて、 すぐそばのレストランへ。


 レストラン シトラス エトワール



アントレはフォアグラ、 ちょっとヌーベルキュイジーヌ風です。

イギリスから来ると際立って感じる(失礼)、 コケティッシュなウエイトレスの小粋な給仕ぶりに主人はお目目がきょときょと。 おいしいお酒が素敵なタイミングでそそがれます。 

朝ご飯はホテルで食べないで、 すぐお隣のカフェで食べるのが街が見えて楽しいです。



オレンジジュースとクロワッサンとコーヒーの簡単な朝食をとりながら、 街をゆく出勤中のパリジャン、 パリジェンヌを見ます。 やっぱ、彼ら洒落てるな~。 

と、ここまでなら、 パリは素敵な街なんですよね。

でも、この街でいざ仕事をしたり、トラブルがあったら大変。 日本では考えられないことが起こります。  今回もありましたよ~。 それはおいおい。 

  

大体こんな車の停め方、 考えられます?


半地下フラットの1カ月を振り返って

2009-07-13 23:45:42 | Weblog
雨の降る中、空港近くの友人宅にケイトが迎えに来てくれて、オクッスフォードに入り、 オーナーと会い、鍵の説明なんかを受けて半地下フラットの生活を始めて5週間がたち、 出る日が来ました。 古い大学がすぐそばに建つ、公園に囲まれたセントクレメンツは、 趣のある街でした。


     卒業式に向かう教授たち

主人が来るまでの4週間は全くの一人暮らし。 1~2年に一度、 日常の生活から全く離れて過ごす時間は私にとって大変貴重です。 

ヨーロッパに来ると、日本では想像もできないスケールの大きな暮らし振りに触れる機会が多くあります。 それはある意味ではとてつもない贅沢なのでしょうが、 私にとっては、小さなフラットでしばらくの間、自分だけの時間を持つ以上の贅沢はあまり見当りません。

ピーター先生との授業は新しい曲は一つだけで後は練習曲を初見で弾く練習に終始しました。 「すぐには効果がないけれどいずれ効いてくる。」という先生の言葉を信じて、 これからもこの練習を続けたいと思います。

買った本は買おうと思っていた本の倍になりました。 それは Buy one get one half price に今回もつられてその時のベストセラーについ手が出たためです。 次に来る時までに「完読」を目指します。
  
日本の本屋さんもこんな風な売り方が許されると面白いのにね。(一冊買えば、同じラベルが付いているもう一冊ーどちらか安い方ーは半額)

今回の収穫はオックスフォードの裏通りを歩いたり、 ポスターを見てはコンサートに飛び入りで入ったりが楽しめたことです。 オックスフォード暮らしもだいぶ「通」になりました。

   

   

ひと一人しか通れない道にも名前が。 裏通りには観光客もなく中世の雰囲気がより漂っています。



飛び込みで入ったセントメアリーザバージン教会でのチェロコンサートとその外観



   


美しい牧場に囲まれた、若い学生と古い中世の街オックスフォードは住んでみても、 また旅行者にも魅力的な街です。 機会があればぜひ一度行ってみてください。 もちろん私もまた戻ってくる機会があることを願っています。

次回はパリからブルゴーニュの旅のご報告です。

ケイトの結婚式

2009-07-13 07:05:52 | Weblog

イギリス独特のシュガークラフトのウエディングケーキ


式の行われたのはEttington (エッティントン) という、 オックスフォードのフラットからでも車でコッツウォルズの田舎道を通って2時間足らずの古いお城をホテルに改装したところでした。

  



ホテルの部屋にある案内文によると、1066年のへースティングの戦いでサクソンがノルマンディに敗れたあたりまで遡る歴史のある領主の館だそうです。 代々領主が継いで、 1980年ごろにホテルになったそうですが、 幽霊が出るのでも有名なホテルで、 いろんな映画の撮影にも使われたそうです。

しかし結婚式の夜はさすがの幽霊たちも出て来られなかったでしょう。 長い夕方の宴のあと暗くなると、 素晴らしい花火がありましたし、 その後もダンスが延々と続いたようですから。

式はまず、 ホテルの一室で友人、家族に囲まれて、 二人が結婚の登録書に署名、 その後、廃墟のような小さなチャペルで牧師さんの祝福を受け、ガーデンでおしゃべり、その後は150名くらいのディーナテーブルになりました。

  
友人に囲まれて署名、 のちチャペルでの祝福。


我々は一応主賓席で、 同じテーブルにはテレビでおなじみの顔が並びちょっと名士の気分です。  ケイトはかなり緊張していて、 普通ぶって、はしゃいでいるのがちょっと不自然でしたが、 無理もないですね。 長いこと望んでいた結婚式がようやく実現したのですから。

  

ケイトは、オックスフォードで私とお昼を食べる時も「ウエディング・ダイエット」だからと、 かなり節食していたかいがあって、 ウエストが細いウエディングドレスがとても美しく似合っていました。 私は絹のベージュのドレスにオックスフォードの帽子屋さんでぎりぎり注文が間に合った黒の小さなベール付きの髪飾りをかぶって、 黒の絹の上着を羽織りました。 靴はベージュと黒のフェラガモ。 バッグはシャネルのクロコの黒です。 新しく買ったのは髪飾りだけですが、 ま、 それなりにまとめて。 イギリスでの、わりにちゃんとした結婚式では、帽子だけ気をつければ後は何とかなるようです。

  

夕方からはディナーには招かれていない仕事関係の人たちが、後100名くらいでしょうか、来て、立食のパーティに参加、 そのまま夜のダンスに続いたようです。 夜遅くまで付き合えない我々は翌朝早く起きてきれいな庭を散歩して、 羊さんたちのところまで歩いたり、 古い建物の周りを散策したりして、 その後、 せっかくだから近くのストラットフォード・アポン・エーボンまで足をのばし、 観光客でいっぱいのシェークスピア生誕の家などを(外から)見て、帰路につきました。 翌日フラットを後にし、オックスフォードの友人宅に一泊しパリに向かいました。

   
シェークスピア生誕の家(ストラットフォード・アポン・エーボン)

コッツウォルズ観光ーその2 Blenheim Palace

2009-07-08 05:47:43 | Weblog
ケイトの結婚式も終わり、 楽しかったオックスフォード一人暮らしも3度目の終わりを迎えました。 今、これはパリのホテルでアップしております。

今回は予定もぎりぎりに決まったりしたので、 パリにはユーロスターではなくて飛行機で来ました。 毎度思うのですが、 イギリスとフランスは本当に仲が悪いんですね。 

主人がイギリス駐在になったので、 後を追ってはじめて私がイギリスに来た時は、 残りのマイレージの関係でエールフランスでパリまで来て、 そこから英国航空(BA)に乗り継いでロンドン入りしました。 シャルルドゴール空港からBAに乗り継ごうとすると、 まずバスで空港の端から端まで乗せられ、おろされてもロンドン行きの出る(今も覚えている)44番ゲートなんて見つからないのです。 何度探しても42番ゲートまでしかありません。 でも、そんなはずはないと、 よ~く見ると、 トイレに行く降り口か?と思える狭い階段のそばに小さく43-44と書いてありました。 すんでのところで乗り遅れるところでした。  BAのゲートだけこんな風なんです。

で、 今日はというと、 ヒースロー最新設備のターミナル5からのBAパリ行きは、 (BAといえどもパリ行きは不便に出来ていて)ゲートまで上がったり下がったり、 挙句にバスに乗せられ、 最後は歩いて飛行機に乗りました。 そしてシャルルドゴールに着くと、 今度はRER(パリ市内行き郊外電車)の乗り場まで端から端です。  もちろんエールフランスは乗り場すぐそば。

絶対に意識して意地悪しあっているとしか思えません。

確かに歴史上でもイギリスとフランスは何度も戦争しています。 

ケイトの家から歩いて5分くらいにあるブレナムパレスも、その昔(1704)にのちのチャーチル首相のご先祖様がブレナム(Blenheim)というところでフランス軍に勝って、時の女王アンに、 ご褒美として建ててもらったという宮殿です。


正門

20世紀になって、たまたま妊娠中に遊びに来ていたチャーチル氏の母上がここで産気づいてチャーチルを産んだので有名になりました。 今は世界遺産だそうで、 広大な敷地は大変美しく整備されています。

 

入場料が高いのが難ですが、 広大な敷地は一日ではとても歩けません。 散策には大変良いところです。 宮殿内ではチャーチルの展示のほか、 宮殿の歴史を面白く解説する仕掛け人形が置かれていて、楽しめます。

 

では次回はシェークスピアの生誕地ストラットフォードアポンエイボンの郊外の古城で行われたケイトの素晴らしい結婚式についてお伝えします。

(ホテルからのアップでは写真が添付できません。 いずれブレナムパレスの写真は載せますので、今日はこのままで。)
(やっと写真が載せられました。)

コッツウォルズ観光ーその1 Lords of the Manor

2009-07-02 19:01:38 | Weblog
主人が来て車をレンタルしたので行動が広がります。 そこで、私たちの大好きなコッツウォルズをご案内します。 コッツウォルズにはたくさんの小さなビレッジがあり、 どれもそれぞれ美しい家や楽しいお土産屋さんなどがありますが、 あんまりいっぺんに周るとどれがどれだったかわからなくなりますよね。

オックスフォードを出て、 まず Burford (バッフォード)に出ます。 坂の上から見下ろすと一本の道の両側に古い家が並びそれぞれが楽しいお店です。(写真左端上・中)



時間があれば車を降りてショッピングも楽しいですが、 我々は通り過ぎるだけ、 次に北に上がってStow-on-the-Wold (ストウ オン ザ ウォルド) ここはキッチン用品の楽しいお店などがありますが、 女友達と来た時用です。 主人と一緒ではここもパス。

次が、Burton-on-the-Water (バートンオンザウォーター)。 ここには私が好きな香水屋さんがあります。(写真下・中) ここで主人は好きなオーディコロンを私はセールでピアスを買いました。 川べりを散歩すると子鴨を連れたママ鴨が泳いでいます。 (写真上右端・下左端)

そして最終目的地が、Upper Slaughter (アッパースローター)です。
此処ではまず、美しいホテル Lords of the Manor (ローズ オブ ザ マナー)のお庭でお昼はいかがでしょうか? 1885の数字が見える建物を裏から入り、裏庭を通って、 前庭に出てそこのテーブルに座ると目の前に広い緑が広がり向こうの木陰に羊たちが寝ています。



さわやかな風。 羊たちののんびりした風情を見ていると、上品なウエイターさんが注文を取りにメニューを持ってやってきます。 ちょっと上流階級の気分です。

と、すべてをぶち壊す主人のつぶやきが…。
「あ~これで、ざるそばが食べられたらな~」

 
ここでも私は、 アスパラガスにポーチドエッグを乗せオランダソースをかけたものに名物のニジマスを添えたものにしました。(量はお昼には多いと思えば、 スターターサイズで、と言えばこのくらいのが出てきます。)
もちろん「ざるそば」はないので主人はサンドイッチ。

お昼が終わったら、 腹ごなしにすぐそばのフォードまで散歩するととても気持ちがよくまた観光客もなかなかここまでは来ないので静かできれいです。



フォードとは浅瀬という意味でオックスフォードは「牛が渡る浅瀬」という意味。

そのあとフットパスを少し歩いてさっき見ていた羊さんたちの方からホテルを眺めるとこんな具合です。(転がっている白いのが羊さんです。)



これでほぼコッツウォルズは満喫。 でも、 今日もお天気がいいのでちょっと出てみようかと言っているところです。

空港

2009-07-01 05:10:45 | Weblog
もし、 楽器を持って海外に飛行機で行こうとするなら、 外国系の航空会社がお薦めかも?。
今回はいつも使う日本航空ではなくて初めてBA(英国航空)でオックスフォード入りをしました。 もちろんギターを担いで。 日本航空の場合、 最近はビジネスクラスでもギターと見ると、巻き尺で計り、 丁重に、これはチェックインしていただかないと困りますと言われます。 もちろん丁寧に手でお運びしますとは言いますが。

一方ひとたびヨーロッパに入るとギターの機内持ち込みを断られたことはありません。

日本の成田では、いくら外国の航空会社でも、今回はギターはダメと言われることを覚悟して厳重に荷作りして行きました。 しかしBAのカウンターでは、 当たり前のようにギターの機内持ち込みがOKでした。  カウンターの係りの方はもちろん日本人ですよ。

それどころか、 ゲイトで待っていると、 係りの方がきて、 「お先にご案内します。」と言うのです。 もう一人よばれた方は車椅子です。 「あの~私エコノミーなんですけど」と言いましたが。  「それがどうした?」って感じです。 機内は満席とのことでしたが、 ファーストクラスより先に、 車椅子の人と私がまず乗り込むことになったのです。 大きなギターを持っているので、 先に入って荷物入れに入れた方が他のお客の邪魔にもならないということでしょうが、 このさりげないサービスは本当に心から嬉しかったのです。 口ぶりばかりばか丁寧でも、 心のこもったサービスがなければお客は喜ばないのですよ。

さて、昨日はこちらの空港に主人を迎えに行きました。 イギリスですから、もちろん英国航空専用のターミナル5は最新設備です。(どの国でも自国の航空会社は当然何かと優先されます。) オックスフォードからはバスで行きました。


このフラットから歩いて5分足らずのパブの向え、 写真手前側がバス停です。  

 
空港のバスターミナル到着。 オックスフォードから高速で75分。 

オックスフォードの建物からはかけ離れた超近代的建築です。


入口の噴水のオブジェでは、子供たちがずぶぬれで遊んでいました。

   
トイレもゆったりして大荷物でも楽に使えるように出来ています。 


帰りはここから。 出発ロビー。



残念なのは到着ロビーの電光掲示板(真ん中に写っている黒い四角いもの)が小さくて、COSTAコーヒーに座ったままでは到着便の確認ができないことです。 主人がそろそろかなと思ったらコーヒー席をあきらめて立って行かねばなりませんでした。
その点、 成田の掲示板はとても大きくて便利です。

出てきた主人は「新しいターミナルだけど、 思ったより歩かされた。」とがっかり気味。 その点で軍配が上がるのはフランスのシャルルドゴール空港の渦巻きスタイルだと思います。