スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

「キングと呼ばれた男」1971 その2

2017年06月15日 | Weblog
ほとんどイタリア・ロケの「キングと呼ばれた男」の中にスペインの荒野が現れるシーンがあるということで、

何かのフィルムの使い回しではないかと思って、いろいろと思い出していたのですが、今日、マカロニ友達と話していて、

何の作品だったか分かりました。

Antonio Margheriti監督の「Joko invoca Dio... e muori」 (1968)の使い回しでした。





久々に「Joko...」を観ましたが、これはカルロ・サヴィーナの音楽もいいし、なかなか面白かったです。





「キングと呼ばれた男」1971

2017年06月03日 | Weblog
こんなマイナーな作品が、わが国でDVD発売されるとは夢にも思っていませんでした。

内容はともかく、単純に驚き、感動しています。

私がまだ30代の頃、アメリカのラスベガスの郊外の中古衣料店のカウンターに並べてあった
ベータテープの3倍速収録の特価品の中で見つけて購入し、観たのが最初でした。

音楽は、エンリケス・バカロフの秀作の使い回しで、画面も安っぽく、ほとんど印象に残らない作品でした。

でも、当時からロケ地には異常な興味を持っていたので、僅かながらスペインでロケしていることは覚えていました。

今回、鮮明な映像を改めて観て、99%イタリア・ロケなのに、キングが馬に乗って疾走するシーンのみがスペイン・ロケ

であったことを再確認しました。

昨年、有志で訪れた「復讐のガンマン」の最後の決闘のロケ地のすぐ近くで撮影されていました。

写真を撮った10年ほど前の時点で35年以上経過しているのに、映っているヤシの木があまり成長していないところがミソです。



この写真を撮った場所に立って、180度振り返ればこのシーンになります。