「OQ牧場の女たち」 フランス版DVD

どうでもいいようなフランス製ポルノ・エロティコ・ウェスタンの一編が、フランスでＤＶＤ化
されました。
１９７４年の作品で、特に面白くもなく、だからと言ってさほどエロティックでもなく、という
作品ですが、一応ユーロ・ウエスタンなので濃いファンは要チェックでございます。

オランダで出たビデオと同じ７５分バージョンですが、画質はかなりいいし、特典映像の方が
とっても楽しめます（笑）。
（本編、全然面白くないし、音楽もどーでもいい感じ）

あ、こんな作品もあったのかいな、という程度のものですが、せっかくなので紹介させていただきます。

ロケ地ハンティング

今年は、2年ぶりにスペインに赴いてロケ地を調査したいと思っています。

いろいろと事前調査しているのですが、最近の衛星写真や航空写真の緻密さには驚きます。
現地に行かなくても、鳥瞰図（俯瞰図）で鮮明な画像を見られるのですから。

フランスの友人が教えてくれたサイトは「El Callejero」と言いますが、なかなかのスグレモノです。
GoogleEarthの鳥瞰図をはるかにしのいでいます。

これは、「行け、野郎、撃て」（Anda Muchacho Spara）のワンシーンなんですが、
マドリッド郊外の、とある河川流域のロケーションなのです。





素晴らしい鳥瞰図だと思います。
ここは、「ガンマン大連合」ではサントス教授を銃殺から救って逃走するシーンに使われたロケ地
でもあります。
マドリッド近辺には、こうした野趣ある風景が少ないので、河川の浸食で出来た崖の多い地域
がロケ地に選ばれたのでしょう。

興味深い事情だと思います。
現在では、ずいぶんと緑化が進んでしまいました。

「狙い撃ち」 イタリア版DVD

ここのところ、確定申告などで妻がPCを占拠しているので、なかなかスパゲッティな日々を送れて
いないんですよ～
訪問いただいている皆さん、申し訳ありません。

さてさて、ちょっと前ですが、カルロ・ルスティケリのサーカスの音楽みたいな主題曲が全く不評の
カステラーリ監督の作品がイタリアでDVD化されました。



「西部をハチャメチャにした３人」というタイトルで発売されましたが、当時の公開タイトルは
「Vado Vedo e Sparo」（来た、見た、撃った）で、かのシーザーの簡潔な名文句「来た、見た、勝った」
に由来するものです。

かつてCSで放映された際の「狙い撃ち」というタイトルは、「来た見た撃った」というイタリア語
を妙にアレンジしてしまった（見て撃ったのだから狙撃）結果ではないかと思います。

映画自体は、ずっこけ音楽同様、コメディタッチで３０万ドルの行方を追う３人のドタバタ活劇です。
ただ、随所に面白い映像が多々見られるので、さすがカステラーリ監督！と思い出します。



主演はアントニオ・サバト、フランク・ウォルフ、そしてジョン・サクソンの３人。
イタリアのDVDのジャケに３人が並んでいますが、左端の男はパオロ・マガロッティという名前
のマカロニ脇役者です。
なんで並んじゃったのかなあ…