ゾイドフューザーズを全話見終わりましたので感想を書いておこうと思います。
と、その前に簡単に作品紹介をしておきます。
『ゾイドフューザーズ』2004年に放送された『ゾイド』シリーズの第3弾で音楽監督は小室哲哉氏を起用した全26話のアニメ作品です。
そもそも”ゾイド”とはトミー(現タカラトミー)が展開した玩具で、恐竜や動物をモチーフにしたロボットが共和国と帝国に分かれて戦うという設定をもっています。
玩具は1980年代後半に流行し、ワタクシも第一次ブームの世代だったりします。しかしその当時はゾイドのデザインが複雑なためアニメ化されることなくブームが去ります。
そして1999年、CG技術の発達によりついにアニメ化。第二次ブームが到来するのです。
アニメも『ゾイド』『ゾイド/0』と製作され、すこし間があいて今作が製作されました。
ではでは、あらすじを見てみましょう。
”東方大陸に位置する近代都市・ブルーシティ。ゾイドバトルチーム・マッハストームに所属する少年RD(アールディー)は、父親が遺したライガーゼロを愛機に、何でも屋をしながら、Ziファイターとしてゾイドバトルへの出場を目指していた。
そんなある日、エキシビジョンマッチにおいてゾイド同士の合体によりその能力を飛躍的に向上させる「Ziユニゾン(ユニゾン)」の存在が知れ渡り、Ziファイター達は自分のゾイドとユニゾンできるゾイド・Ziパートナーを捜し求めるようになる。
そしてRDのライガーゼロにも、ファイヤーフェニックスとのユニゾン能力が明らかになるのだが…。”(ウィキペディアより引用)
今作のウリは放送当時の商品で自由に組み替えができる”ブロックス”シリーズと連動した”ユニゾン”といういわゆる”合体システム”で、元々リアル指向の強い(つまり兵器っぽいということ)ゾイドにスーパーロボット(簡単に言うとヒーローロボットっぽいこと)の要素を加え、低年齢向けとして上手く成立させています。
主人公もスーパーロボットにありがちな”熱血・正義感”で、ピンチは気合で乗り切るタイプなので、とてもわかりやすいキャラといえるでしょう。
で、肝心の話というと・・・、なんだか微妙なんですよ・・・。
面白くないワケではないのですが、なんか惜しいんですよね~。
作画も後続の『ゾイドジェネシス』に比べれば格段にいいし、戦闘シーンも迫力があります。
でも話が薄いんですよね。もっと具体的に言うとキャラクターの掘り下げが浅いんです。
たとえば、主人公側の人物で”マスクマン”ってのが出てくるのですが、名前の通りマスクしてやがるんですが、普通こういうキャラがいたらそのマスクの由来とかちょっとは出てくるもんですが、まるででない。
それから主人公のライバル・ブレードは執拗に主人公RDを付けねらうのですが、その理由が明らかになるのはすごく終盤。しかも正直たいした理由じゃない・・・。
ちなみにRDを狙う理由はまぁ怨恨なワケですが、実は別の人物に仕組まれてそう信じ込まされていたということをその人物から終盤に聞かされます。
その人物から「自分を恨まないのか?」と問われたブレードは「小さいことだ」とあっさり恨みを忘れてしまいます(まぁこの時の状況からすれば別に違和感はないんですけどね・・・)。
と、各キャラクターの過去とか性格が十分に描かれないもんだから全然物語に入っていけない・・・。
1話ごとのエピソードだけ見ればそれなりに面白いんですが、26話全部ではあんまり印象が残っていないという結果になってしまったと思います。
それに加え、ピンチを気合で乗り切る時の演出がイマイチ下手なような・・・。
最終決戦において敵の超強力なゾイドにピンチに陥るのですが、主役ゾイドが金色になってパワーアップして撃破という流れになるのですが、な~んか野暮ったいんです。
ここがもうちょっと盛り上がれば作品の印象も変わったかな~。
と、悪いことばかり書いてきましたが、大人視線でばかりで評価してもいけませんけどね。
”ユニゾン”のアイデアは面白いし、バトルも良くできています。まちがいなく子供はおもちゃ欲しくなるアニメです。
ENEMY OF LIFE
OPの主題歌です。小室哲哉プロデュースによる2amという男女2人組のユニットですが、男性のほうは雨上がり決死隊の宮迫さんです!!!
なぜかゲストキャラのキャスティングの方が豪華な気がする・・・。
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と、その前に簡単に作品紹介をしておきます。
『ゾイドフューザーズ』2004年に放送された『ゾイド』シリーズの第3弾で音楽監督は小室哲哉氏を起用した全26話のアニメ作品です。
そもそも”ゾイド”とはトミー(現タカラトミー)が展開した玩具で、恐竜や動物をモチーフにしたロボットが共和国と帝国に分かれて戦うという設定をもっています。
玩具は1980年代後半に流行し、ワタクシも第一次ブームの世代だったりします。しかしその当時はゾイドのデザインが複雑なためアニメ化されることなくブームが去ります。
そして1999年、CG技術の発達によりついにアニメ化。第二次ブームが到来するのです。
アニメも『ゾイド』『ゾイド/0』と製作され、すこし間があいて今作が製作されました。
ではでは、あらすじを見てみましょう。
”東方大陸に位置する近代都市・ブルーシティ。ゾイドバトルチーム・マッハストームに所属する少年RD(アールディー)は、父親が遺したライガーゼロを愛機に、何でも屋をしながら、Ziファイターとしてゾイドバトルへの出場を目指していた。
そんなある日、エキシビジョンマッチにおいてゾイド同士の合体によりその能力を飛躍的に向上させる「Ziユニゾン(ユニゾン)」の存在が知れ渡り、Ziファイター達は自分のゾイドとユニゾンできるゾイド・Ziパートナーを捜し求めるようになる。
そしてRDのライガーゼロにも、ファイヤーフェニックスとのユニゾン能力が明らかになるのだが…。”(ウィキペディアより引用)
今作のウリは放送当時の商品で自由に組み替えができる”ブロックス”シリーズと連動した”ユニゾン”といういわゆる”合体システム”で、元々リアル指向の強い(つまり兵器っぽいということ)ゾイドにスーパーロボット(簡単に言うとヒーローロボットっぽいこと)の要素を加え、低年齢向けとして上手く成立させています。
主人公もスーパーロボットにありがちな”熱血・正義感”で、ピンチは気合で乗り切るタイプなので、とてもわかりやすいキャラといえるでしょう。
で、肝心の話というと・・・、なんだか微妙なんですよ・・・。
面白くないワケではないのですが、なんか惜しいんですよね~。
作画も後続の『ゾイドジェネシス』に比べれば格段にいいし、戦闘シーンも迫力があります。
でも話が薄いんですよね。もっと具体的に言うとキャラクターの掘り下げが浅いんです。
たとえば、主人公側の人物で”マスクマン”ってのが出てくるのですが、名前の通りマスクしてやがるんですが、普通こういうキャラがいたらそのマスクの由来とかちょっとは出てくるもんですが、まるででない。
それから主人公のライバル・ブレードは執拗に主人公RDを付けねらうのですが、その理由が明らかになるのはすごく終盤。しかも正直たいした理由じゃない・・・。
ちなみにRDを狙う理由はまぁ怨恨なワケですが、実は別の人物に仕組まれてそう信じ込まされていたということをその人物から終盤に聞かされます。
その人物から「自分を恨まないのか?」と問われたブレードは「小さいことだ」とあっさり恨みを忘れてしまいます(まぁこの時の状況からすれば別に違和感はないんですけどね・・・)。
と、各キャラクターの過去とか性格が十分に描かれないもんだから全然物語に入っていけない・・・。
1話ごとのエピソードだけ見ればそれなりに面白いんですが、26話全部ではあんまり印象が残っていないという結果になってしまったと思います。
それに加え、ピンチを気合で乗り切る時の演出がイマイチ下手なような・・・。
最終決戦において敵の超強力なゾイドにピンチに陥るのですが、主役ゾイドが金色になってパワーアップして撃破という流れになるのですが、な~んか野暮ったいんです。
ここがもうちょっと盛り上がれば作品の印象も変わったかな~。
と、悪いことばかり書いてきましたが、大人視線でばかりで評価してもいけませんけどね。
”ユニゾン”のアイデアは面白いし、バトルも良くできています。まちがいなく子供はおもちゃ欲しくなるアニメです。
ENEMY OF LIFE
OPの主題歌です。小室哲哉プロデュースによる2amという男女2人組のユニットですが、男性のほうは雨上がり決死隊の宮迫さんです!!!
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