前回の予告どおり今回は『ビーストウォーズ』のお話で~す。
『ビーストウォーズ』は「トランスフォーマー」のシリーズなんですが、それまでのトランスフォーマーが乗り物なんかがロボットに変形するんですが、このシリーズは動物がロボットに変形するっていう変り種。
アメリカで制作されたフルCGアニメを日本に輸入して1997年に放映されました。
続編として『ビーストウォーズメタルス』が1999年、『ビーストウォーズリターンズ』が2004年に放送されました。
とりあえず、ストーリーをご紹介。
遠き宇宙の果てより、神秘のエネルギー「エネルゴン」を求めて、超生命体「トランスフォーマー」はやってきた。
エネルゴンのパワーを悪用し、宇宙征服を企む悪のトランスフォーマー「デストロン」と、それを阻止せんと立ち向かう正義のトランスフォーマー「サイバトロン」は、謎の惑星エネルゴアに不時着する。
だが、惑星にはあまりにもおおくのエネルゴンのパワーがみちており、トランスフォーマーたちのボディは傷ついてしまう。
ボディーを修理するために、トランスフォーマーたちは、その星の生物をスキャンし、惑星の環境に合わせた、動物への変身体(ビーストモード)を得る。
惑星エネルゴアを舞台に、エネルゴンをめぐるサイバトロンとデストロンの戦い''ビーストウォーズ''の火蓋がついに切って落とされた。
まぁ、「正義のサイバトロンと悪のデストロンの戦い」っていうフォーマットは従来どおりなんですけどね。
ぶっちゃけ、トランスフォーマーのデザインがちょっとキモくてね。
放映当時にこのデザインは絶対カッコイイ!と自分を洗脳しようと頑張ってみたんですが、カッコイイ!とか全然思わないんですよね・・・。
で、そんな第一印象から始まった「ビースト」なワケですが、観続けるとこれがおもしろい。
何がおもしろいかというと「日本語の吹き替え」が、なんですが・・・。
キャスティングをみる限り別に従来のヒーローロボットもののノリでも通用しそうな声優陣。
でも、実際見てみるとなんだかヘン?
明らかに原版とちがうこと言ってるとわかるセリフがバンバンでてくるのです。
(だってキャラの口動いてないのにしゃべってる・・・)
吹き替えなんで、日本人にも通じる言い回しやジョークに置き換えることはよくあることですが、この他にもギャグとかアドリブ満載で、おそらく原版とは全く違うギャグテイストの作品に仕上がっています。
特に続編「メタルス」ではそれが顕著になり、その最たるものとして日本オリジナルとして「メタルス」の映像をつなぎ合わせてセリフを入れ直し、独自のストーリーを作り上げたリミックスなる総集編が2話作られています(第14話「バナナはどこ?」、第26話「バナナをわすれた!」)。
youtubeでの一部を発見しましたのでとりあえずご覧ください。
ビーストウォーズメタルス【バナナをわすれた!】
ものまね大会って・・・。ジャイアンがツボなのは自分だけでしょうか?
話を元にもどしてと、元のストーリーがあるので本編中にここまで遊んでいませんが、回によっては話がわからなくなるぐらいギャグがつめこんであります。
しかも「リターンズ」では地上波放送ではないため下ネタが多くなり、さらに暴走の度合いが増していきます。
なんでこんなになっちゃったかというと監督いわく「そのままやってもストーリーがつまんないから」だそうです。
目指したのは、「広川太一郎」さんや「羽佐間道夫」さんが活躍したかつての海外ドラマの吹き替えだそうです。
でも原版が真面目なのにここまで崩すという演出もまた大胆不敵ですが・・・。
そしてその演出に呼応して予想外の暴走を始めたのが声優たちでした。
キャスティングを見るかぎり放映当時でも人気実力を兼ね備えた陣容でおよそこんなことしそうにない人たち(それまでの役柄からみての話ですが・・・)がほとんどで、初見では驚きのあまり鼻血がでそうになりました(ウソ)。
回を追うごとに、シリーズを重ねるごとにその暴走は激化し、台本とは全く異なるセリフを言ってみたり、放送コードすれすれのアドリブを声優自らが発するようになったのです。
さらにそれをうけた監督はどうせ「台本どおりにやんないなら」と台本に「何かおもしろいこと言え(○○秒)」と書き込み声優に丸投げしてみたりと、こんな大人の悪ふざけ、いやいや演出で完成した「ビーストウォーズ」シリーズは「トランスフォーマー」シリーズとしては久々のヒットととなり、玩具もバカ売れ。
その後の商品としてもアニメとしても「トランスフォーマー」を存続させる契機となったのでした。
こうして見てみるとこないだ作られた実写版も「ビースト」がなければなかったかもしれませんね。
『ビーストウォーズ』は「トランスフォーマー」のシリーズなんですが、それまでのトランスフォーマーが乗り物なんかがロボットに変形するんですが、このシリーズは動物がロボットに変形するっていう変り種。
アメリカで制作されたフルCGアニメを日本に輸入して1997年に放映されました。
続編として『ビーストウォーズメタルス』が1999年、『ビーストウォーズリターンズ』が2004年に放送されました。
とりあえず、ストーリーをご紹介。
遠き宇宙の果てより、神秘のエネルギー「エネルゴン」を求めて、超生命体「トランスフォーマー」はやってきた。
エネルゴンのパワーを悪用し、宇宙征服を企む悪のトランスフォーマー「デストロン」と、それを阻止せんと立ち向かう正義のトランスフォーマー「サイバトロン」は、謎の惑星エネルゴアに不時着する。
だが、惑星にはあまりにもおおくのエネルゴンのパワーがみちており、トランスフォーマーたちのボディは傷ついてしまう。
ボディーを修理するために、トランスフォーマーたちは、その星の生物をスキャンし、惑星の環境に合わせた、動物への変身体(ビーストモード)を得る。
惑星エネルゴアを舞台に、エネルゴンをめぐるサイバトロンとデストロンの戦い''ビーストウォーズ''の火蓋がついに切って落とされた。
まぁ、「正義のサイバトロンと悪のデストロンの戦い」っていうフォーマットは従来どおりなんですけどね。
ぶっちゃけ、トランスフォーマーのデザインがちょっとキモくてね。
放映当時にこのデザインは絶対カッコイイ!と自分を洗脳しようと頑張ってみたんですが、カッコイイ!とか全然思わないんですよね・・・。
で、そんな第一印象から始まった「ビースト」なワケですが、観続けるとこれがおもしろい。
何がおもしろいかというと「日本語の吹き替え」が、なんですが・・・。
キャスティングをみる限り別に従来のヒーローロボットもののノリでも通用しそうな声優陣。
でも、実際見てみるとなんだかヘン?
明らかに原版とちがうこと言ってるとわかるセリフがバンバンでてくるのです。
(だってキャラの口動いてないのにしゃべってる・・・)
吹き替えなんで、日本人にも通じる言い回しやジョークに置き換えることはよくあることですが、この他にもギャグとかアドリブ満載で、おそらく原版とは全く違うギャグテイストの作品に仕上がっています。
特に続編「メタルス」ではそれが顕著になり、その最たるものとして日本オリジナルとして「メタルス」の映像をつなぎ合わせてセリフを入れ直し、独自のストーリーを作り上げたリミックスなる総集編が2話作られています(第14話「バナナはどこ?」、第26話「バナナをわすれた!」)。
youtubeでの一部を発見しましたのでとりあえずご覧ください。
ビーストウォーズメタルス【バナナをわすれた!】
ものまね大会って・・・。ジャイアンがツボなのは自分だけでしょうか?
話を元にもどしてと、元のストーリーがあるので本編中にここまで遊んでいませんが、回によっては話がわからなくなるぐらいギャグがつめこんであります。
しかも「リターンズ」では地上波放送ではないため下ネタが多くなり、さらに暴走の度合いが増していきます。
なんでこんなになっちゃったかというと監督いわく「そのままやってもストーリーがつまんないから」だそうです。
目指したのは、「広川太一郎」さんや「羽佐間道夫」さんが活躍したかつての海外ドラマの吹き替えだそうです。
でも原版が真面目なのにここまで崩すという演出もまた大胆不敵ですが・・・。
そしてその演出に呼応して予想外の暴走を始めたのが声優たちでした。
キャスティングを見るかぎり放映当時でも人気実力を兼ね備えた陣容でおよそこんなことしそうにない人たち(それまでの役柄からみての話ですが・・・)がほとんどで、初見では驚きのあまり鼻血がでそうになりました(ウソ)。
回を追うごとに、シリーズを重ねるごとにその暴走は激化し、台本とは全く異なるセリフを言ってみたり、放送コードすれすれのアドリブを声優自らが発するようになったのです。
さらにそれをうけた監督はどうせ「台本どおりにやんないなら」と台本に「何かおもしろいこと言え(○○秒)」と書き込み声優に丸投げしてみたりと、こんな大人の悪ふざけ、いやいや演出で完成した「ビーストウォーズ」シリーズは「トランスフォーマー」シリーズとしては久々のヒットととなり、玩具もバカ売れ。
その後の商品としてもアニメとしても「トランスフォーマー」を存続させる契機となったのでした。
こうして見てみるとこないだ作られた実写版も「ビースト」がなければなかったかもしれませんね。
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