軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

PIANO NIGHT / ケニー・ドリュー

2005-07-17 08:00:00 | 音楽
KENNY DREW: PIANO
NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN: BASS
ALVIN QUEEN: DRUMS

1.IN YOUR OWN SWEET WAY
2.IT MIGHT AS WELL BE S@RING
3.BLUESOLOGY
4.SAMBA PETITE
5.YESTERDAYS
6.MY SHINING HOUR
7.ST.THOMAS
1992 M&I

ケニー・ドリューの死後発掘されたライブ、晩年のスイスでの演奏です。74年の「ダーク・ビューティー」と聞き比べになってしまいました。ベースは同じくペデルセンです。リズム隊に弱点無し・・・

1曲目。エバンスが良く弾いていた名曲です。キラキラと華やかなイントロ。「ほんまに晩年の演奏かいな」と言いたくなるほど熱い演奏です。テーマ部分でもブロックコードを叩き付けて盛り上がっています。ソロになっても実にエネルギッシュに演奏しています。淀みのないピアノですね。ペデルセンのベースソロはダーク・ビューティーに比べるとゆったりとしています。観客の反応が素晴らしいですね。ウェザーリポートのリフ(ヘビー・ウェザー)が入っています。はははっ。
2曲目。雰囲気タップリのゆったりゆったりのオープニング、ヒラヒラとしたピアノ、ベースもシットリと爪弾いています。やがて雰囲気が変わり静かにブルージーに演奏が続きます。円熟した演奏が味わえるなかなか素敵な演奏ですね。
3曲目。テクニカルで華やかなイントロのピアノはドリューの十八番です。リズム隊が加わり一気にテンポアップ。ブルージーなノリノリの演奏です。ペデルセンも多少ロックっぽくソロを弾きまくります。エンディングはオーバーファンクだ・・・
4曲目。ペデルセンの途轍もなく美しいベースソロです。良い良い良いイイイイイイイッ!、ちきしょう!ウッドベース弾きたいなぁ・・・とりあえずエレキベースでコピーしよう。ああああっっっバッハが・・・
5曲目。今度はドリューのピアノソロ。やっぱこの人のピアノの音色とタッチはクラッシック仕込み。華やかですなぁ・・・ほんまに晩年の演奏かいな・・・
6曲目。若い頃に比べ結構コードを多用していますね。でもこの曲は早い早い早い早い・・・ペデルセンのベースもバシバシと響きます。ベースソロは縦横無尽ですね。凄い凄い・・・
7曲目。想像はできましたが、派手なイントロ・テーマ部です。アドリブに入り落ち着いた感じになりました。ベースもコミカルな馬鹿テク・ソロ・・・笑っちゃいますね。

多少エコーのかかったようなピアノの音色と録音状態が最高、晩年の演奏にしては途轍もなく最高、ジャケット最高、観客最高・・・と言う事で名盤ですね。
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