v-shan の日々是好日

v-shan が日常フと思った事を思いつくまま、思いついた時に掲載します

長老

2013年09月19日 21時57分38秒 | Weblog
今日、買い物から夜8時過ぎにマンションに戻ってくると、下りエレベーターの中から降りてきた温和な長老の方が「お帰り」と声をかけてきた。
「今晩は!」でも無く、「お帰りなさい」でもない。

まったく知らない人ではある。しかし、同じマンションの同じ棟に住む長老。
思うに、このマンションの住人はみな自分より年下、との思いがあるのだろう。
会う人に、その時々の挨拶を年長者の立場でかけているのだと思う。

出会い頭に「お帰り」と言われ、一瞬返す言葉が出ず、口ごもったが、「今晩は!」という普通の挨拶を返した。実はその直前、オートロックのドアを開けて待っていてくれた人がおり、いつもなら管理人さんに「今晩は」の挨拶をしてからオートロックを開けて中に入るのに、先にいて開けて待てくれた人が居るもんだから、いつもと勝手が違い、思わず管理人さんには、「お早うございます」だなんて、職場でその日初めて会う人にかける挨拶をしてしまうわ、「あ、違った、今晩は」と訂正するわで、いささか混乱しながら昇りエレベーターのボタンを押したところだった。

見るとその長老は、小柄な、まことに温和な様子の男性で、チェックのシャツをきちんと着ていて、このマンションでよく見かける、Tシャツにバーミュダ的家でくつろぐ時の砕けた様子は微塵もなかった。手に小さな袋を持っていたので、ゴミを捨てに来たのかと勝手に想像したが、ま、人間あのくらい(80過ぎか?)の歳になると回りに居る者たちは全部自分よりこども、という気がするのだろう。

だから、「お帰りなさい」ではなく、「お帰り」なのかな。それとも元どこかの会社の社長か何かをしていたのかも知れない。同じマンションに住む住人同士、大きな家族という事で、「お帰り」という気持ちだったのかな?

今度から年長者に「お帰り」と声をかけられたら、すかさず「只今」と言えるようにしよう。
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