超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

「超音波洗浄器」の使用方法(ノウハウ)

2019-04-15 09:41:52 | 超音波システム研究所2011

「超音波洗浄器」の使用方法(ノウハウ)

「超音波洗浄器」の使用方法(ノウハウ)

1)超音波を強くしたい場合は、洗剤を数滴入れて使用する

 推奨:クエン酸入り中性洗剤

2)金魚のポンプを利用して液循環させる
 (循環量 毎分400ccぐらい 
  なるべく水面付近(水面から3cm)からすいこみ
  底面の角部に吐き出す
  全体がゆったり流れるようにする )

注意:液面に渦を発生させないこと
注意:ポンプは運転・停止を繰り返す(連続運転状態にしないこと)

3)洗浄後、新しい洗浄液でもう一度リンス洗浄を行う
 (あるいは コップに入れて間接リンス洗浄する
  コップはなるべく、強度の高い形状のものを選択する
  例 5角形や 7角形のグラス・・・
  4角形、円形は良くありません)

4)洗浄ムラがある場合は、ゆっくり洗浄物を揺らしながら洗浄する

 注意:手に伝わる振動で
 様々な状態を把握しながら適切な変動位置を探す

5)よごれがひどい場合は、コップに洗剤を入れた間接洗浄で
  プレ洗浄を行う (超音波洗浄の基本は精密洗浄です)

6)材質や形状により、
 洗浄物を洗浄液にすべて入れないほうが
 強力な洗浄を行うことが出来る場合がある

注意:水槽底面に金属の洗浄物が接触しないように
 クッション材(テフロン、樹脂、シリコン、・・)を入れると効果的です

7)どうしても取れない場合は、
液温を40-60℃にして
超音波のON/OFFを操作しながら洗浄する
( 場合によっては、
 ステンレスの「穴明きお玉(キッチン用具)」にのせて洗浄する )

超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/

http://ultrasonic-labo.com/?p=1318

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マイクロバブルを利用した、... | トップ | 超音波実験「USW-28・... »