真実と幻想と創価学会

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週刊ダイヤモンド 「創価学会と共産党」より その6

2017-04-09 22:18:03 | 週刊ダイヤモンド 創価学会

学会員は営業活動で有利!?
〝創価民族〟の意外な生活圏 小川寛大●季刊「宗教問題」編集長

 学会員が形成する〝独特の世界の一端をうかがわせるものが、一昨年から昨年にかけて安倍政権が行った集団的自衛権の容認、安保法制の制定に関する一連の〝騒動〟だ。公明党の「平和の党」としての看板が汚されたとして学会員たちが反発しているとの報道が、各所で少なからず行われた。

~中略~

 創価学会は聖教新聞などの機関紙で、「安保法制は日本の平和を守るもの」という論陣を徹底展開。それが奏功してか、一般の学会員からもその見解を追認する声が珍しくなく聞かれる。メディア環境においても、一般のそれとは異なる世界に身を置いているのだ。
 創価学会の躍進を支えた熱烈な信仰心は、信者第1世代の退場などによって徐々に弱まりつつある。しかし彼らが築き上げてきた〝創価民族〟という生活基盤は、〝緩い信仰心〟しか持ち得ない現役世代にすら、学会員独特の人生を歩ませるコミュニティーとして機能している。この基盤は学会員たちの政治、経済活動をも巻き込み、用意に崩れる気配がない。

はい、というわけで久々の「週刊ダイヤモンド」の続きです。

最後にして、ちょっと私とは違う見解になりました。

たぶんこのブログをご覧の方々にとっても、「いや~、そうじゃない」と思われる方が多いのではないでしょうか。

確かに一連の「騒動」と呼ばれるものの最初の頃、学会員さんが反対の声を挙げているというのはメディアでも取り上げられていました。その後それが聞かれなくなったのは、聖教新聞での論陣が奏功したのではなく、元々しっかりした反対意見などなかったからだと思います。

公明党に賛成(理解)しているというのも同様で、安保法制の中身も公明党の政治理念も政策も、きちんと理解した上で意見を持っているという学会員さんは残念ながら少数派です。

反対も賛成も、元々学会員さんには中身がないのです。

「メディア環境においても、一般のそれとは異なる世界に身を置いているのだ」とはその通りでしょうが、もし中身があれば機関紙の説明であろうが幹部の指導だろうが、そう簡単に覆らないでしょう。

学会員さんにとって公明党を応援するというのは、学会活動の一環であることは勿論ですが、「必死になって打ち込める何か」というイベント的な存在であると言えます。

つまり、同じことを言いますが公明党の中身なんてどうでもいいのです。「公明党を応援する(法戦)」という行為そのものを学会員さんたちは求めていると言えましょう。表面的には「違う、公明党こそ素晴らしい政党だ!」と言う人もいるでしょうが、その根底にあるのは戦うことによる充実感です。こういうの、確か「修羅」の境涯って言うんじゃなかったでしたっけ。

一般的には公明党は「コウモリ政党」と揶揄されています。言うことがコロコロ変わり、信念もなくあっちについたりこっちについたり、と思われているのです。私がアンチぶって言っているのではありません。一般的にそう思われているのです。

政策を理解してそれに共感するならば、一貫してずっと公明党を応援するということなどできないはずです。

そもそも「平和の党」の看板がどうのっていうの、イラク戦争のときにも同じ事をやったじゃないですか。

なのでこれは今に始まったことではなく、ずっと同じく学会員さんの特徴である、と言えるのではないでしょうか。法戦が好きだっていう、とても厄介な特徴です。

そういやネットでツイッターの呟きが紹介されていたのを思い出しました。

とある高校の先生が生徒に言った言葉で「数学や英語を勉強しなくても困るのは自分で、周囲の人は困りません。けれど社会や倫理を勉強しなくて困るのは周囲の人たちです。なので周囲の人に迷惑をかけないようにちゃんと勉強しましょう」(要旨)というものです。

あー、もしかしたら勉強していなかったのではなく、学校の勉強より学会の教えの方が上、っていう思想かもしれないですけどね。