真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

乱脈経理 より「国税が学会本部へ」

2011-11-13 15:50:37 | 創価本の紹介

乱脈経理 創価学会VS.国税庁の暗闘ドキュメント 乱脈経理 創価学会VS.国税庁の暗闘ドキュメント
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2011-10-21

第一章 押し付けられた交渉役より

「国税が学会本部へ」

~前略

 やはり捨て金庫事件に象徴される学会の金満体質が国税当局を強く刺激したということだ。
 また、これは表沙汰になっていない話だが、捨て金庫事件の前に学会で別の事件が起き国税当局に不信を抱かれたことがある。発端はパチンコ店を経営するある学会員への税務調査だった。調査の過程で
創価学会を受取人とする巨額の領収書が見つかり、学会員が「学会への寄付だ」と言うので国税側が事実関係を学会に照会したところ、学会内部は大騒ぎになったのである。
 当時、秋谷氏が「大変だ」とあわてていたのを私はよく覚えている。私が「寄付はありましたと言えばそれで済むだろう」と気楽に話すと、秋谷氏は「それができるなら苦労しない」と顔をしかめた。
「パチンコ店経営者からの巨額の寄付金は学会本部に入金されておらず、学会のどこかに消えたらしい」という解説が本部内部で流布していた。「まともな財務ならことさら回答を拒否する必要はないはずだ」と、ある学会幹部職員は言っていた。秋谷氏がえらく深刻な声で頼むので、要領を得ないまま、私は国税の国会担当に電話した。
 国税側が私の意向を尊重してくれたので、この件はウヤムヤになり、最終的には大事に至らなかった。だがこのときの経験が国税当局に学会経理への不信感を植え付けたのは間違いない。

「学会員の寄付」

 この事件に懲りたのか、学会は一九八九年から寄付の入金方法を改めた。それまでは地区の幹部が寄付金を預かり本部に入金していたが、事件後の八九年からは学会の銀行口座に会員が直接振り込む形式に変わった。現在、振込み額は最低一口一万円で上限なしということになっている。
 もっとも銀行振り込みになって学会財務が明朗化したかというと、「必ずしもそうでないらしい」と関西本部の幹部職員が声をひそめて話してくれた。この幹部によると
「大口寄付者に対して別口座への入金、あるいは現金での持参が内々で指導されている」という。私は驚いて「その口座のことを学会本部は承知しているのか」と聞くと、幹部は「それは言えない」と言葉を濁した。「もし学会本部も知らない口座や入金があれば横領になるではないか」と私が指摘すると幹部は黙ってしまった。まさかそんなことがあったとは思いたくないが、そういう話が流れていたのは事実だ。

後略~

裏金に横領…そりゃ財務の収支明細を公表できないわけです。

公表できない、しないからこそ、これらのことが真実であると暗に語っているようなものではないですか。

パチンコ店経営者からの寄付金の例は、きっと他にもあったのでしょうね。それが集まって捨て金庫事件のような眠ったお金があちこちにできたのでしょう。

そして子分は親分の真似をするものなのですよ。

親分の親分である大親分からの体質なんでしょうから、伝統と言えるかもしれません。

そしてね、こうしてお金を着服した、あるいはその恩恵を受けた人間は決してその内情を暴露はしませんよ。よほどの真人間になるというような決意でもない限り。

そうした自分の罪を認めて曝け出す内部告発者が出てくるのか、強制捜査的な外力でもって無理やり暴かれるのか、それともこのまま闇は闇の中に眠り続けるのか…。

弟子とは師匠が地獄に行くなら共に地獄に落ちる、というものではありません。

師弟とは人間関係です。

地獄に行くと分かっている人間を放置したりそれを手助けすることこそ、慈悲なき罪ではないですか。

人の心によって人は救われるのだということを、考えてほしいものです。