先の参院選1人区での「野党共闘」については、必ずしも本格的な相互協力・相互支援であったかどうかは疑問が残るのではあるが、まずは「共闘」を前進の軌道にのせるという点では、野党は十分に認識し合っていたことは確かだと思う。 選挙協力というのが相互的なモノであり、お互いの候補者を推薦、応援し合うという、そうした相互的なものが本来の在り方であることは間違いない。 一方、野党と市民との共闘は、多くの未熟な点や課題を抱えていて、今後にわたって紆余曲折があり多くの困難も避けられないとは思うのだが、対局で見れば、この流れは決して逆戻りすることはないとの確信を新たにするものである。 民進党の中にも、共産党の中にも、そして他の野党の中にも、日本の前途を真剣に考えている政治家が多々存在していることだけは確かだし、社会変革の新たな展望を見出さずにはおれない気持ちになっていることも確かである。 政党と市民との関係でも同じことが言えるのではないかと思っている。 真剣に戦えば、お互いに前向きに変わっていくということはあり得ることだと確信するし、共闘の今後は、困難も大いに予想はされるのだが、そういう立場でお互いにこの取り組みを進めていき、市民の皆さんとの協力・共同を推し進め、誠実に共闘を推し進めることができるなら、必ずこの流れは発展するものと確信する。 安倍暴走政権に終わりを告げさせる、「唯一つの道」であることだけは確かである。