2017 08 24(木)
関東三大不動尊の一つ、名刹・板橋不動尊を参詣。
板橋と名が付いていても東京都の板橋ではありません、寺の立地地区が同じ名の板橋なのです。
場所は茨城県つくばみらい市板橋2370. 常磐高速道の谷田部ICと谷和原ICの中間の場所。
こんな田舎にと言っては失礼ですが、驚くほど立派な寺院が県道19号線に面して建てられています。
関東三大不動尊⇒成田山新勝寺・高幡山金剛寺・清安山不動院(板橋不動)。
境内の西南が正式な入口、御本尊様は国宝!? 入母屋造りの豪壮な楼門(仁王門)は元禄13年(1700年)の築、県の有形文化財指定。
楼門に掲げられた扁額には「智恵楼」の文字。
楼門正面は金箔・朱塗りの阿吽の仁王像が入山者をチェック。 楼門裏には子授・安産・子育てに霊験ある白犬像が左右に2匹。
楼門の右側に在る鐘楼の鐘は戦時中の昭和19年に兵器製造のために供出。
昭和45年谷田部町の篤志家・村下氏により「世界平和・国土安穏・仏法興隆・所願成就・・・」など祈願し鋳造・寄贈されました。、
境内に立つ高さ25mの華麗な三重塔。安永4年(1775年)建立で有形文化財、軒下の彫刻が見事。一階の扁額文字は「制 底」、どんな意味なのか?
制底=仏像などを安置した建物(御堂)や石窟の事。
堂々たる構えの大本堂、元文2年(1737年)の二重屋根入母屋造り。代表的な密教建築で、昭和40年に有形文化財指定。
「板橋の不動さん」の名で親しまれていますが、正式名は「真言宗清安山不動院願成寺」、開創1200年余の歴史ある加持祈祷の密教道場。
大本堂前の手水舎の吐水龍(竜頭)。 子授け・安産・子育て祈願の白犬像、母子犬の乳房は判りますが父犬像まで乳房が置かれて・・・。
乳房は安産・子育てのシンボル・・・・・両手で優しくなでると乳癌や婦人病にも霊験があるらしい。
大本堂の正面を飾る彫刻は「海女に奪われた龍玉を取り返そうとする龍と小舟の上から綱で救助する漁師」のユニークな透かし彫り。
本堂の扁額は「劔索閣」(けんさくかく)。不動様が持つ剣と索(綱)で不動明王の楼閣。 厳かな気が漲る大本堂の内陣
正面には前立ての不動明王像、藤原時代の定朝様式で刻彫した秘仏の御本尊・不動明王(国指定重要文化財)は後方の厨子に鎮座。
本尊の不動明王は昭和25年に国宝指定、その後、国の重要文化財に指定し直されたようです。
大同年間(806~809年)、弘法大師空海が諸国行脚で当地を訪れた折、一刀三礼で刻んだと伝承される本尊・不動明王像と両童子(国指定重要文化財)。
通常は憤怒の形相ですが、こちらは比較的に穏和な表情と姿が特徴な不動明王。
本堂内には婦女が救子安産を不動明王に祈願する絵馬が沢山掲げられ、昔から板橋不動への信仰心の篤さが実感できます。
境内を散策。 大本堂の右に在るお堂は「弘法大師堂」、谷原大師六十一番ぽっくり札所。 空海様の坐像が鎮座。
苦しまずにポックリ逝けますように・・・祈念しました。
「谷原大師八十八ヶ所 弘法大師尊像屋根付基壇」の標石と壮観な八十八の石像。
諸国巡礼姿の弘法大師像。 南無観世音菩薩像。 赤子を抱いた子安観世音菩薩像。
境内には尊像や記念碑が多数安置。 鮮やかな朱色の「おみくじ堂」。
縁起の良い七福神。 七福神の御札(御守り)が頂ける「おみくじ」は200円。
境内には江戸時代に天領だったこの地方を治めた代官・岡田寒泉の功徳碑があります。
岡田寒泉は子育て資金など支給し、任地の人口増加や産業の育成を図り、領民からの嘆願で幕府から4年の任期延長が認められたほど慕われた名代官。
岡田寒泉は柴野栗山・尾藤二州と並び寛政の三博士と尊崇されています。
板橋不動尊の不動明王絵馬(500円)
茨城百景の一つ、関東三大不動尊、北関東三十六不動尊霊場 第三十六番結願寺・板橋不動尊、一度は参詣したい天下の名刹です。
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