ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第1068回 時代劇 撮影施設 ワープステーション江戸。

2017-09-07 12:00:00 | 旅行

2017 08 24(木)


戦国時代から明治時代までの野外映画撮影セットワープステーション江戸を見物。
場所は茨城県つくばみらい市南太田1176.

前橋市から関越道~圏央道~常磐道と高速道路を乗り継いで矢田部IC下車、2時間15分の行程。
時間もさることながら、片道4200円とは少々腹が立つ高速道の料金です。

田んぼ中に忽然と現れた蔵屋敷風な建物が“ワープステーション江戸”の管理事務棟兼入場エントランス。(無料P場有り)


入口から中に入るとMHK大河ドラマの歴代のポスターがエントランスホールの壁面を飾ります。
上野樹里・宮沢りえの「江」、福山雅治主演の「龍馬伝」。  戦国もの「軍師 官兵衛」群馬県令(知事)「花燃ゆ」昨年の「真田丸」と懐かしい。
ここで撮影された歴代の大河ドラマのポスターですね。
 

平29年の今年は柴咲コウ主演「女城主 直虎」のポスター。    その他にも時代劇に使われた品々が展示。
 

撮影で姫役が着用した振袖打掛や小道具類などもエントランスホールで無料で見ることが出来ます。


ワープステーション江戸」の案内図。


出入口から江戸町屋ゾーン⇒長屋オープンセット・下町オープンセット⇒江戸城ゾーン⇒宿場オープンセットの順路で見物。
入場料金は大人400円・子供200円を支払って江戸時代へワープしにレッツゴー!!


上図の2・3・5にあたる地点からの江戸時代の町並み


辻角には御稲荷さまが鎮座。


屋根上のハシゴは火の見櫓でしょうか? 半鐘が無いのが少々寂しい・・・。
隣家の屋上には天水桶、江戸時代は怖い物の例えで「地震 雷 火事 親父」と防火に心を配りました。


江戸時代にしては立派すぎる芝居小屋、内部は立入り禁止で見えません。




上図の13. 廻船問屋の裏側、反対側にある堀川から荷揚げした諸国からの米や産物を貯蔵・搬出した蔵なのです。


町内の角地にある自身番(現在の交番)、岡っ引きや町役人が詰め犯罪取締りと木戸口の開閉や人の出入を監視します。



上図の8~11.正面に木造橋(日本橋or江戸橋)に続く商店街。撮影時では商人や通行人・町人で賑わ通りです。


商家の内部、この天井には撮影用の照明機材や配線があります。
 

江戸時代の料理居酒屋「寶や」。 店先に書かれた「春夏冬 二升五合」は何んて読むのでしょうか??

春夏冬 二升五合」には秋が無く、二升は升(ます)が2っで、五合は一升の半分で半升(はんじょう)。
判じ物(謎文字)「春夏冬 二升五合」の正解は⇒「商い(秋ない)ますます(升升)繁盛(五合=半升)」。

似たような判じ物で「一斗二升五合」⇒一斗は五升の二倍なので「ご商売ますます繁盛」。 「春夏冬中」⇒商い中(営業中)。

海運で商う廻船問屋が大店(おおたな)を構える堀川のオープンセット。上図14番。


時代物ではお馴染みの堀川端。辻斬りや夜鷹(街娼)さては男女の色恋場面など野外シーンで使用。


上図8・9の大店街の裏側は茶店通り呼ばれる料理屋待合(ラブホ)などが川沿いに立並び小粋な雰囲気のエリア。


上図19の長屋オープンセット。 中央のドブ板の左右には八っあん・熊さんが住む長屋がびっしりと軒を連ねます。
 

長屋の真ん中はかみさん達の社交場の井戸端共同厠(かわや)。衛生上、近すぎて現在は許可されません。


下町オープンセットの31番、明治~大正時代の佇まいが濃厚の住宅エリア。 昔の文豪たちが出て来そうな雰囲気。
 

江戸城ゾーン(上図12・21)、城の白壁に続くのは長屋門。               江戸城ゾーンへワープするには橋を渡って高麗門から・・・。
 

江戸城ゾーンの22・23・24. 戦国時代劇でお馴染みの城門・隅櫓と合戦などの大規模な野外セット。


見張り台や矢射場など備え、完璧な防御を誇る“”。 黒大門から出陣する軍勢のドヨメキが聞こえそうです。




凄く立派な江戸城オープンセット。 青草の土手でなく石垣だったら完璧な城郭なのに・・・・。

撮影時には必要に応じて石垣を描いた板で覆うのかも・・・?

威風堂々とした本格建築の江戸城の大手門。 城内に天守閣があれば文句なしの江戸城になります。


城の内部は池泉回遊式の日本庭園、殿や姫が現れそうな映画撮影地。 池のの餌をお忘れなく・・・入場口で販売中。
 

大河ドラマ“八重の桜”などの合戦シーンでお馴染みの城壁内側セット。長い棟は長屋門の裏側です。


屋根に卯建(うだつ=漆喰防火壁)が揚がる大店が軒を連ねる商家通り。 左奥が入場口のある正面建物。(江戸町屋ゾーン3番)


武家屋敷の正面に建てられた“薬医門”、元来は城門の一種で矢喰門が語源。江戸城ゾーンの25番。
 
門の中には大名御殿のような立派な和風建築物、一般の武家屋敷とは格が違います。

幕末戦闘シーンで官軍が使用し、威力を発揮する大砲は宿場オープンセット28の前方に展示。


宿場オープンセットは立入禁止でしたので、拝借画像をご覧ください。

街道に沿って茶店旅籠飯屋などが並び、まるで昔の中山道の宿場町にタイムスリップしたようです。


暗くなればスリ・追剥が出そうな真迫な雰囲気の宿場オープンセット。


最後に、襖(ふすま)・障子・板戸・衝立・屏風などの小道具を収納する倉庫も拝見。


京都の東映太秦撮影所(拙ブログの第923~927回)のような場内で楽しいイベントや茶菓子のお休み処は有りませんが、大金を注ぎ込んで造られた映画・TV撮影専用施設で貸出もOK、一般人は見物専用ですが、一見の価値有りです。
管理運営会社はNHKの映像制作子会社“㈱NHKエンタープライズ”でした。


ワープステーション江戸”を動画でお楽しみ下さい。(拝借動画)
大河ドラマのロケ地 ~ワープステーション江戸~.mp4

再現された江戸時代の日本人の食事



2017 09 07(木)記。     前橋市       最高気温 24℃     最低気温 20.5℃


おまけコーナー。

クマがサイドカーで散歩するロシアの街角。
Живой, настоящий медведь на мотоцикле. Архангельск.

 

奇妙なビーチ世界トップ10.
http://karapaia.com/archives/52245319.html

長時間露光で撮影した驚くべき15の写真。
http://karapaia.com/archives/52245099.html