東京つれづれ日記

あっという間に変化していく街「東京」で、なんとなく感じたことを書いていきます。

ついに民間参入ですね

2006年02月17日 07時00分25秒 | Weblog
駐車違反取り締まり民間委託の2社決定 福岡県警 (西日本新聞) - goo ニュース
 
 ここのところ建築基準確認とかでいろいろと揉めてましたが、民間参入が進み始めたようです。
 国家公務員削減の方では刑務官削減などで公務員でしかできない職務との関連でまだいろいろと検討しているようですが、できるところからやっていって、問題があればその都度改変していけばいいと思います。

 でもよくこの話で「ちよっとそれは…」と思うのは、公務員削減と民間参入の目的がどこにあるのかということです。
 なんのために民間参入を進めているのか。
 「公務員が気にくわないから」とか「役人なんか減っていいんだ」という感情だけの話をする人がいますけど、それは違うと思います。

 この民間参入の大きな方向性は、小さな政府の実現ではないでしょうか。
 そしてその先には、借金だらけのいまの国の財政を改善して、次の世代にむけた国家作りをしていき、国民生活をより豊かにするためのものだと思っています。

 ですから、国民に提供されるサービスが結果として下がってしまっては意味がないんですよね。

 たとえば救急車を民間委託したとして、119番通報してからの到着時間が短くなったとします。だけど民間救急車が単に移送だけを仕事として、救命率が低下するようなことになってはマズイではないでしようか。
 また到着時間も救命率も上昇したけど、1回あたり10万円とかの有料制になるというのも結構きついです。(前に都内の救急車は1回あたりの出場コストが5万円くらいかかっている聞いたことが…情報の確認ができていないのですけどね)

 そういうわけで、
 公務員でないとよくない、公務員の方が質の高いサービスが提供できるといった職務は、引き続き公務員が担当する。
 民間の方が効率もサービスも良い職務は民間に委譲していく。
 というのがベストだと思います。

 そうそううまくいくとは思えませんが、あきらめずに努力して欲しいものです。
 またそれを期待する以上、それなりのリスクを国民は覚悟していないとね。
 本当にうまくいってほしいものです。

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