どいつよいとこいちどはおいで~

ドイツ・デュッセルドルフ近郊で独りたくましく生きている管理人の奮闘記。ハプニング色々~

英語は必須?

2006年09月28日 | Weblog
日本の伊吹文明文部科学大臣が小学校からの英語義務化は必要ないと言ったそうだ。
理由は日本語さえまともに話せない子供が多いのだからまずは国語だ!という事だ。
果たしてそうなのだろうか?英語を学んだからと言って日本語がおろそかになるのだろうか?
外国語を学ぶ事によって逆に日本語への関心が高まりはしないか?外国語を学ぶことによって文法の違いや表現方法の違いなど、改めて日本語についても勉強することも多い。

たとえば両親が国際結婚で、父親と母親の話す言葉が違う場合であるが、父親、母親それぞれのネイティブ言語で子供を育てた場合、問題なく子供は両方の言語で話せるようになるらしい。ここで注意しないといけないのは、話す言語は絶対にごちゃ混ぜにしてはいけないって事だそうだ。
必ずそれぞれの親のネイティブ言語で話すことだそうだ。

で、小学校から英語を学ぶ事の是非だが、今中学でやってるような授業を小学校からやるのであれば無駄なのでやらない方がいいだろう。
小学校のうちはネイティブな外国人と一緒に遊ぶのを1時間するくらいでいいのではないか?
そもそも日本人は欧米人に対して緊張しすぎる。
これって中学、高校で英語が苦手だ!ってインプットされてしまう日本人が多すぎるからではないのだろうか?

国が本当に日本人の英会話力アップを思うのであればいっその事、中学、高校の授業から英語を無くしたらいいのでは?
受験科目としてのプレッシャーから英語を開放すればもっと楽しく身につけられるのではないだろうか。

語学なんてのは文法知識や語彙力を競い合うものではなくて、他国の人とコミュニケーションを取れるかどうかが重要なのだから。
少々文法が違ってようが、通じればいいのである。どんなにがんばったとしてもネイティブスピーカーにはなれないのだし。


シューマッハ引退!

2006年09月11日 | Weblog
今日のイタリアGP後の記者会見でミハエルシューマッハが引退を発表しました。

実は先週の日曜日にドイツのニュルブルクリンクで行われたフェラーリレーシングデイズへ遊びに行っていたのですが、そこにデモンストレーションのためにヘリで
現れたミハエルがいつもF1の中継を行っているテレビ局RTLのインタビューを受けていて、50歳まで現役を続けてほしいですねぇ・・って言う問いかけにスタンドのファンは盛り上がっていたのですが、ミハエル本人は苦笑いをしてたので、たぶん引退だろうなとは思ってました。

写真はミハエルが去年型のF1マシンでスピンターンのデモをやってるところです。
ほかにも市販車である612や、競技車であるFXXなどでスピンターン(ドーナツターン)をやってました。

このイベントは2年に一回行われているのですが、今回も35000人ファンとなんと1000台のフェラーリが集結。
なんとも爽快な景色がひろがっていたのでした。いったい全部でいくらになるのかと考えただけで気が遠くなるのでした。一番多いのはやはり360やら430なのですが、F40やらケーニッヒ仕様のF40,さらにはエンツォまで数台ありました。
しかも日本のように囲い囲まれてるわけでなく、ピットうらの広場に並んで駐車
してあるだけです。一応個人オーナーが所有している車なので、勝手に乗るわけ
にはいきませんが、見るのは自由です。写真を撮るのも自由です。
巷では1台2億円と言われるエンツォが目の前に平然と止めてあるのを見るとなんだ
か不思議な気分です。
メーターはなんと400km/hまで刻んであります。いったい本当は何キロ出るのでしょうね。しかもここはドイツです。アウトバーンで出すのはOKです。

あんなのが走ってきたらいつもは追い越し車線をかっとんで行くBMWやらメルセデスも譲ってしまうでしょうね。

サーキットへ入るところでちょっとしたトラブルがあったのでした。
このイベント、スタンド席までいけるチケットが32ユーロ。さらにピット裏まで
行けるチケットが16ユーロなのですが、チケットブースで2人分を購入しようとしました。
代金は全部で96ユーロなので、50ユーロを2枚出したところチケット2枚と4ユーロのおつりをくれました。
この間会話はドイツ語です。まぁ、チケット買う位のドイツ語はしゃべれるので
いちいち英語できる?って聞くのも面倒なのでドイツ語で通しました。
で、もらったチケットを最初は疑いもなく見ていたのですが、よく見ると32ユーロのチケット1枚と16ユーロのチケット1枚です。つまり一人分しかくれてません。
セットになったチケットを二人分くれたと思っていたので、おや?と思いブースへ
戻りました。
すると別のドイツ人ファミリーがおっちゃんともめてます。どうやら渡したチケットが違っていたようです。
さらに別のカップルがなにやら文句を言ってます。
あちこちでトラブってるようです。

ついに私の番。
私「チケット一人分しかもらってない」
おやじ「ああ、わかった。ちょっと待て」
親父は私の出したチケットのうち16ユーロの方を引き取り、32ユーロの方のチケット
を1枚渡します。
おやじ「これでOKだろ?」
私「そうじゃなくて、もう一種類の方もいる」
おやじ「じゃぁ、あと32ユーロだ」
私「はぁ?さっき50ユーロ札2枚で100ユーロ払っただろ」
おやじ「合わせて64ユーロで36ユーロ返したはずだ」
私「いいや、4ユーロしかもらってない」
おやじ「そんなことはない。」
私「いいや!そんなはずない。コインしかもらってないし」
と、言い合いは平行線。
ちなみにここまでの会話も全部ドイツ語です。私も意地になって何とかドイツ語
だけで打ち負かしてやろうと思っていたので、おやじが英語できたかもしれない
(場所からしてF1をやるサーキットと言う国際的場所なので英語くらいできてもおかしくない)ですが、あえてドイツ語です。
するとおやじ「名前が書いてある証明書かなにか見せろ」
私「運転免許でいいか?」
免許を見せると、名前を書きとめて30ユーロを返してきました。
おやじ「これでいいだろ!」
私「だから、16ユーロのチケットを2枚」と返してきた30ユーロに2ユーロコインひとつつけてまた差し出しました。
おやじ「ちっ!」と舌打ちしながらもう2枚チケットを出してきました。

ようやく私の要求は通ったのですが、よ~~く考えたら私、2ユーロ損してます。

ま、ドイツ語での言い合いレッスン費だと思ってがまんしましょう。
ドイツ語だけで一応要求が通ったって事で満足してしまったのでした。

ドイツ人ってガンとして自分の非を認めないのでこう言う時は大変です。
私もチェックが甘かったのは反省しますが、他の客ともトラブっていた所をみると
結構いい加減なおやじだったようです。

2年後まだいるかは不明ですが、もしまだ居る様だったらもう一回行きたいイベントです。あれだけのフェラーリを見ることはもう一生ないでしょうから。