狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

王子の狐

2016-03-04 | Weblog

に 

     どうです このにこやかな顔

     稲荷の狐だって 何も目がつりあがって 口が耳まで裂けているのばかりじゃ無い
     こんな たれ目でニタリと笑って 愛嬌たっぷりなのだって いるこたぁいるもんです

 

     近寄ってよく見てみる なかなかの好男子(?男)横顔も凛々しいじゃないか

ここには こんなのもいる 他にも可愛げな 稲荷がたくさん・・・。
 

      もちろん 神社だからこんな お馴染みのも

 

    だけど こんないかめしい顔で 頑張ってられちゃね たまにゃにっこり笑った狛犬にも
    お目にかかりたいものだ

                3月3日 ひな祭りの日 王子稲荷神社にて

 

 

    落語「王子の狐」の舞台 狐の母子が住んでいたらしい巣穴もある

   蛇足ながらあらすじを

   出来れば文章でなく せめて映像をご覧いただきたいのだが 

   それも極め付き 志ん生のを ユウーチューブで視聴可能。

 

ある男、王子稲荷に参詣した帰り道、一匹の狐が美女に化けるところを見かける。

どうやらこれから人を化かそうという腹らしい。

そこで男、『ここはひとつ、化かされた振りをしてやれ』と、大胆にも狐に声をかけた。

「お玉ちゃん、俺だよ、熊だ。よければ、そこの店で食事でも」と知り合いのふりをすると、

「あら熊さん、お久しぶり」とカモを見付けたと思った狐も合わせてくる。

かくして近くの料理屋・扇屋に上がり込んだ二人、油揚げならぬ天ぷらなどを注文し、

差しつ差されつやっていると、狐のお玉ちゃんはすっかり酔いつぶれ、すやすやと眠ってしまった。

そこで男、土産に卵焼きまで包ませ、「勘定は女が払う」と言い残すや、図々しい奴で狐を置いて帰ってしまう。

しばらくして、店の者に起こされたお玉ちゃん、男が帰ってしまったと聞いて驚いた。びっくりしたあまり、

耳がピンと立ち、尻尾がにゅっと生える始末。正体露見に今度は店の者が驚いて狐を追いかけ回し、

狐はほうほうの体で逃げ出した。

狐を化かした男、友人に吹聴するが「ひどいことをしたもんだ。狐は執念深いぞ」と脅かされ、青くなって翌日、

王子まで詫びにやってくる。

巣穴とおぼしきあたりで遊んでいた子狐に「昨日は悪いことをした。謝っといてくれ」と手土産を言付けた。

穴の中では痛い目にあった母狐がうんうん唸っている。

子狐、「今、人間がきて、謝りながらこれを置いていった」と母狐に手土産を渡す。警戒しながら開けてみると、

中身は美味そうなぼた餅

子狐「母ちゃん、美味しそうだよ。食べてもいいかい?」

母狐「いけないよ!馬の糞かもしれない


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