狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

坂東巡礼・其の7  

2009-07-23 | Weblog


足の骨折以来 何かと出不精になり 坂東巡礼も滞ったまま
いまさら ツアーに復帰する気にもなれず 独りテクテクと 気長に続けることにする
手始めは 札所十二番 埼玉県岩槻の慈林山・慈恩寺
平安時代 慈覚大師の開基といわれる古刹である
生憎 梅雨の戻りか霧雨の中 そのせいか当日は訪れる人もなく ひっそりとした境内ゆっくりとめぐる 


数次にわたる災厄に見舞われたとかで 盛時には塔中66ケ坊を有する大寺だったとの面影はないが 
それでも現在の本堂は天保年間建立の堂々としたもの


御本尊は寛政年間に天海僧正が比叡山から将来したと言う千手観世音菩薩
家内安全、夫婦円満、子宝に恵まれる仏として崇拝を集め秋の大祭にはその年結婚した婦人が
姑とともに参詣する風習が今に伝わるという


離れた場所に玄奘三蔵法師の霊骨塔があるとのことだがお参りは割愛させていただく 
市、指定文化財の南蛮鉄の灯篭の優美な姿 ウン 墓所には狛犬も 近年のもので珍しい物ではないが 
そういえば今日 一日狛犬にお目にかかったのはこれだけ ちと淋しい


                                   鶏供養!!???なんだろう

バスで 岩槻市街に出、付近の寺院をいくつか廻る
やはり古い街だけに寺院の数の多いこと とても回りきれない数箇所を覗いて
後は 今日のもうひとつの目的の 
私が主催する《史跡めぐりの会》の下見で「人形の街」岩槻を 一巡りする
のんびりし過ぎて 最後に久伊豆神社に立ち寄ったときには陽が暮れて入り口が遮断されて
いたのが今日、一番の失敗 








                                当地ゆかりの大田道潅の 騎乗姿


前回の巡礼が 早咲きの桜の花がほころび始めたころ 今、見上げれば百日紅の花がちらほらと 
自業自得の怪我が故とはいえ なんとも無沙汰したものだ 少し急ごう 年内には終わらせたいものだ。


                       7月22日 小雨のち曇り 蒸し暑い日に