狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

風神と雷神

2015-06-27 | Weblog

 

    7~8年も前になろうか 京都三十三間堂で 国宝・風神と雷神 鎌倉期のすごいのを
    驚嘆の想いで 眺めた
    写真に収めたい もちろん許されない うずうずとする腕と もやもやとする心
    周囲には誰もいない 首にぶら下がっているカメラ・・・・ 最後に理性が勝って引き下がった

    川口市安行 三勅山 慈林寺 仁王門に奉納されたこれら二像の由緒を知らない
    仁王門と金剛力士像は江戸は元禄年間建立、今に至っているというが果たしてこちらは・・・?

    怒りか哄笑か その顔・形は三十三間堂のものをそっくり模して彫られたのであろう 

    数年間たまったもやもやの 数十分の一ほどながらを 吹き飛ばしてもらい やや満足な思い

                          6月24日 地蔵院を訪れた日の 午後に。

                              

         

 


巨樹と石仏と

2015-06-24 | Weblog

       『巨樹』と『野鳥』の写真は なるべく撮らないことにしている
       これらの写真の 凄腕が身近にいて とても太刀打ちができないから

       彼等とは写真歴が違う いや、彼らに言わせれば 『歴』じゃない 『腕』だといわれそう
       ごもっとも と納得せざるを得ない

       それなのに 今日、予定外に迷い込んだ寺院で いきなり 椨(たぶ)の巨樹ですね
              ご案内しますと こえをかけられる 

       地元の広報誌の表紙を飾った 数百年の老樹にして巨樹があるとのこと
       観ると なるほど これはすごい 

       だが私の目を射たのは 樹木の周りに点在する 観音石仏群 

       案内のご婦人の手前 巨樹撮影にかかかるも・・・・。

   

       巨樹写真の見せどころは その巨大さと 肌の ゴツゴツ感だと思うが それが出せない
       やっぱり 腕のなさを実感せざるを得ない 

       彼らに笑われないうちにと 早々にあきらめ 『石仏』にかかる 

 
 
 

      残念なことに その半数ほどが 破損している これら石仏の造立がいつのことか
             判然としないが その精緻な彫りから それほど古いものではなさそう

                
 

      過って 訪れた先は  日光街道 鳩ヶ谷宿 箱崎山錫杖寺地蔵院

      タブノキは頂いた刷物によれば 幹周 6.1㍍  樹高 20㍍  推定樹齢 600年

                                6月24日 梅雨の晴れ間の 暑い午後に

 

 


稲荷大明神

2015-06-18 | Weblog

             関東の稲荷神を信仰する信者たちの希望により昭和の初めに伏見稲荷大社から
      分霊を勧請して創建された と伝わる 東伏見稲荷に詣でる

      と、言っても信仰心希薄な私は 被写体としてしか眺めて来なかったのだが
      はたして良かったのかしら・・・・・・?

      稲荷には特別な霊力があるとか 
        眷属のあなた方にも特別の敬意を示したわけではない
      この怖い目つきが 夜な夜な夢枕に立つのでは

      お許しをこいねがう しかない いつかの機会に油揚げを持参して謝ろうか     

          

       元来『稲なり』の言葉からも 「田の神」だったのが いつしか「商売繁盛」の神に

       田にも商売にも 目下、全く無縁ながら もう少し神を敬う心を もたにゃいかんと 反省しきりだ

                                      6月18日 今にも雨になりそうな日に
       

 

       

  


国東半島の仁王石像

2015-06-13 | Weblog

     国東半島を訪れれば いたるところで 仁王の石像に出会うことができる
     かつて それとの出会いを求め 半島を一人旅したことがある 二度までも                               

     今回は 数人の友人たちとの旅 それも旅行社の企画に乗っての 温泉旅行
     名刹、古刹めぐりは ほんのつけたし それでも 富貴寺と両子寺はかろうじて。。。

     5年ぶりに 気に入りの 石像に出会うことができた
     圧倒的な力強さは当然ながら以前のまま
     本来なら しばし見とれていたいところながら 団体旅行の悲しさ シャッターを切る間もそこそこに
     この先 再会できるかどうか・・・・・・・いつか 落ち着いて 語り合い、にらみ合いたいものだが

     

 




                          6月7日から9日までの 友人8人でのツアー旅 


 神楽坂での再会

2015-06-02 | Weblog

            二年ぶり だというのに やぁやぁ~と 抱きかかえんばかりに
      まるでつい昨日も会っていたかのごとくにして 招き入れてくれる
      友と、呼ぶにはとても大きな存在の彼との神楽坂での再会 

      よく思い出せないが 十数年前だろうか かつては共に仕事をし、飲み、歌い。。。。

      その頃 こんなこと始めたよと、デスクいっぱいに広げた ハガキ大のたくさんの
      絵を見せられた


      その後 私の転職もあって疎遠に 年賀状だけだった交流が しばらく続いたのだが 
      一昨年 突如、個展の案内状が      

      それはまさに プロの作品  京都の寺院が 彼の性格そのままに 優しいタッチで 
      大きな額に。   その才能に 驚きとも うらやましくとも感じたものだ      

      今年、また 同じ場所で 彼にとって3回目という個展が
      絵画についてうんちくを語るには あまりに知識不足ながら どれも心に響く作品ばかり

      こんなのを数点 我が家に飾り これに囲まれていたら 心も穏やかになる
      

      そう思いつつも 手にしたのは 広隆寺・弥勒菩薩を描いた小品一点のみ

      数日後には 我が家に届く 仏間には こんな大きさしか飾れない
      亡妻とのあいだに菩薩をはさみ 日々 こころの対話を しようか
 

      《ここで突如、神楽坂・善国寺 石虎の写真が・・・・・。》

      さいわい 酒もカラオケも 復活しそうな予感だ 
      才能あふれる 友を 虎になぞらえ その威を借りて 我が残りの人生を乗り切ろう
      と、言うのもこじつけに無理があるか
      本当のこころは 折角撮ってきた写真だ 無駄にすまいとの 狭い了見(謝)
         

 
 

                                                                       5月31日 炎暑の中で 寫す