白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

最近の若い子

2008-11-08 13:10:32 | アメリカ生活雑感
仕事の途中、ちょっと休憩をとお茶を注ぎに行った。
そこで、若い男の同僚2人が話しているのが聞こえてきた。
1人は中国系アメリカ人、もう一人は台湾人。
2人とも二十代前半の私から見れば子供。

「おい、結婚どうなった?結局したの、しなかったの?」
「いやぁ、まだ悩んでるんだよ。」
「悩む必要なんてないだろう、早くやっちまえよ。」

そんな内容のこと。
露骨に驚いてしまった私。
「え?君、結婚するの?今付き合っている彼女と?」

すると二人とも爆笑。
むっかつくなぁ、いったい何なのよ~~~。

話によると、結婚の相手とはなんと
アニメのキャラクター。

な、何なのよあんたたち。

アニメのキャラクターに恋をするなんて、日本のオタク男の話だけだと思っていた。
それをいうと、
「何言ってんだよ、世界中どこに行っても日本のアニメキャラクターに恋している男はいるさ。」
とのこと。
いったいアニメのなにがいいのよ?っという私に。

「わかってないなぁ、これは男のファンタジーだよ。」

あんたらねぇ~~~~。


日本のポップカルチャーは、日本人が思っている以上に世界に広まっている。
特に台湾や中国はテレビドラマも、アニメも漫画も雑誌も本も映画も音楽も全部日本から輸入されている。

そういう背景があるからか知らないけど、アメリカでもアジア系移民の間では日本のポップカルチャーは白人社会よりずっと浸透している。

たとえばアニメ。
英語ではAnimationといい、アニメと中途半端なところではきらない。
でも、こと日本のアニメの話になると、アメリカでも「アニメ」という。
アニメのキャラクターといえばそれは日本のアニメのことをさす。

この2人と少し話をして驚いたことに、私が知っている漫画という漫画、アニメというアニメ全部知っている。

しかし、アメリカ人の若い男どもがアニメのキャラクターと結婚とはねぇ。

そいつらが言うには、「でも俺たちOtakuじゃないからね。」
だいたい日本語のオタクという言葉を知っている時点でかなりオタクなのよ!