白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

白杖 周りの反応

2019-01-23 12:45:21 | RP
白杖を使いだして約2週間。
一番気になるのは周りの反応。

長男は特に何も言わない。
気になる母は聞いてみることに。

「ねぇ白杖使ってみてどう?」
「ああ、いいよ。」

・・・会話おしまい。

もぉー、これだから男の子は困る。

「ねぇねぇ、もっと教えてよ。周りの反応は?」
「よけてくれる。歩道歩いててもね、道に出ようとしてる車がバックして引っ込んでくれたり、白杖の威力すごいなぁって思う。」

そうでしょうよ。
でも一番気になるのは友達の反応よ。

「友達には何か言われた?」
「そんなに目が悪かったんだぁって数人の子に言われた。」

「それだけ?」
「うん」

淡白なもんだ。
そんなもんなのか?
私が気にしすぎだったのか?

全校生徒3000人を超えるマンモス校。
からかったり、いやみ言ったりする子がいても不思議はないんだけど。

たぶんバークレーという土地柄もあると思う。
障害者にとって世界で最も住みやすい町とかなんとか。

本『五体不満足』の乙武洋匡さんが本の中で書いているように、ジロジロ見る人がいない。
見ないように心掛けているというより、みなさん気に留めてないといったほうが近い。
いろんな人種、いろんな民族衣装、いろんな言葉、いろんな障害を持つ人、ありとあらゆる人がありのままで自由に暮らすバークレーだから、みなさん『違う人』に自然と慣れている気がする。
白杖持っているくらいじゃ、目を引くことはないのかもしれない。

まぁ確かに、白杖を持っている人を見かけることも珍しくはない。
シンボルケーンとして、使わずにただ白杖を持って歩いている人もみかける。

他人がどう思うか、自分がどんな目で見られているか気にするのは、私が日本人だから?

いや、きっとアメリカでも他の町に行けば違うでしょ。

きっとバークレーで良かったんだ。



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