ととはうす チバトンドゥ記

いろいろあるけど、石垣島でチバトンドゥ(頑張ってるさぁ)

血圧は上等でした

2006-08-29 | Weblog
きのうから、また安定した夏空になって来ている石垣島です。
そうなると、夕方の庭の水まきがまたひと仕事。忙しい気分になってくるのですが、今日は午前中に街の健康福祉センターまで、住民健康診断に行ってきました。7月からスタートして、各地区の公民館などを回って行われていたので、どこかで行かなければと思いつつ、気が付いたら、8月も終わり。明日までというのであわてて行ったというわけ。そういう人が多いのでしょうね。日曜日に行ってきたという知人からの情報で、かなり混んでいると聞き、まだ薄暗い6時に起きて、犬の散歩や家事を済ませて、8時ちょっと過ぎに到着。8時半からなのにもう31番の番号札。石垣の人でも、こんな風に時間前からやってきたりすることもあるんですねぇ。びっくり!
胸のレントゲン、尿検査、血液検査、身長体重、血圧の測定、眼底検査、心電図、聴診器による診察などの他に、なんとおへそ周りの腹部測定というのがありました。昨年まで東京で人間ドッグには行っていたのですが、これは初めて。メタボリック症候群というのが話題になっているからでしょうね。ウエストよりは下の位置ですから、ウエストより太いのは当然なのに、数値を聞いて「えっ?」って思っちゃいました。
      
検査項目は、かなり充実しているようにも思うのですが、何となく測定器が…。昔学校で計ったような素朴な身長測定器だったり、眼底検査も暗い小部屋なんてないので、機械にあごを乗せたまま、機械ごと黒い布をかぶって…なんですよ。ちょっと笑ってしまいそう。最新型の機器を備えた都会の人間ドッグとはかなり違ったけれど、ほとんど機械的に対応していた人間ドックのスタッフに比べ、係の人たちのなんとのんびりと優しいこと。私の血圧を測って「上が116の下が60。上等さぁ」って! 
東京ではその日にわかった検査結果も、3週間ぐらいしたら送られてくるようですが、この島にいたら、これで十分なんて気がします。1年に1回は検査を受けて、のんびり元気に暮らしていきたいものですね。
従って、お店はお昼からのオープンになりました。

突然の停電

2006-08-26 | Weblog
まだまだ真夏の石垣ですが、このところずっと、青空から一変して雨が降り出したかと思うとまた晴れるという、安定しないお天気が続いています。雨が降っているのに日が差してくると、どこかに虹が架かっているはず…とキョロキョロ辺りを見回してしまいます。
今日の夕方も、家からすぐ東側にかかっていました。真ん中辺に低い雲があって丸くは見えませんでしたが、山側と海側の両方から3分の1ぐらいずつ見えていました。

この雨が降る少し前に、痛めている座骨の治療をしに、川平の治療院まで行っていたのですが、そこに着いてすぐに突然停電に。クーラーも止まってしまったので窓を全部開け放しての治療になりましたが、古い赤がわらの家では四方が開け放せるので、風が通って、ちっとも苦にはなりませんでした。とうとう終わりまで回復せず、帰り道には、赤色灯をくるくる回した沖縄電力の車が原因箇所を探すように、超低速で走っていました。山原の我が家に帰ってみると、やはりこちらも一斉に停電になったけれど、わりと早く回復したとか。それでも、停電中に来客があり、クーラーも照明も消えた店内はレジも使えなくてちょっと困ったようです。近所の喫茶店などもみんなあわてていたそう。家から見える川平に電気がともったのはかなり暗くなりかけてからのようでしたが、台風でもないのに、どうしたのでしょう? 東京で起こった大停電を思い出しました。裏石垣にはエレベーターもないから閉じこめられる心配もなく、みんなのんきに構えていましたが。
     
今日の写真は、自分用に新作の魚で作ったTシャツです。かなり気に入っていて、売れそうかなと思うのですが、私用にそっとしまっておきたいなんて思ってしまうのは、商売人としては失格かな?

だっからさ~40km

2006-08-21 | Weblog
内地の夏休みも終わって、ととはうすの超多忙な日々も一段落しました。なんだか、それに合わせたように、お天気もちょっと変わり目? 昨日の夕方から今朝にかけてかなりの雨が降り、今日も雲の多い一日に。海も何となく荒れています。弱い低気圧がすぐ近くに居座っているようで、明日も不安定とか。

観光客にはお気の毒ですが、涼しくてゆっくり眠れるし、正直言ってちょっとホッとしています。それに、毎日水やりをしても、すぐにカラカラになってしまっていた庭もたっぷり水を含んでいるので、水やりもお休み。時間的にも少し余裕が出来てラッキー!

夕方ルイの散歩に出たら、たくさんのトンボが飛んでいました。少しずつ秋に近づいているのですね。気がつけば、蝉の声も少なくなっているような…。県道には、車に慣れないトンボが車に激突したのか、何匹も死んでいました。
最近「だっからさぁ~40km」というポスターがあちこちに貼られています。
           
「石垣島には野生生物がいっぱい!」といサブタイトルがついていて、特別天然記念物のカンムリワシやクイナ、アカショウビンなどの鳥類や、セマルハコガメ、カニ、蝶、ヘビなど道路を横断する野生生物が紹介されています。。道路上の生き物たちを守るためにも、島は制限速度の40kmで走りましょうという呼びかけなのです。ペンション藍さんから、「ととはうすにも貼って」と言ってチラシをもらっていたので、散歩から戻ってもう一度よく見てみたら、トンボは入っていなかったけど、自転車のオジイが入っているのには笑ってしまいました。ふらふらしてどっちに行くかわからないと解説付きで。私も気をつけて運転しているのに、カンムリワシやクイナ(確かに自転車のオジイにも)にヒヤっとすることがよくあるから、皆さんも島ではゆっくり走りましょうねぇ。ゆっくり近づけばチョウチョもトンボもうまくすり抜けてくれるからさ~。


感動をありがとう!

2006-08-16 | Weblog
八重山商工の体育館に行って、思い切り応援をしてきました。だけど結果は…、負けてしまいました。残念!
でも、やっぱり島ですね。勝っても負けても、選手も応援団も明るい!
     
体育館には甲子園まで行けなかった生徒や父兄一般市民がいっぱい。太鼓や風船など、甲子園では禁止の鳴り物もOKだから、もしかしたらスタンドより盛り上がっているのではないかと錯覚するほどの、一致団結した応援でした。負けたとたん一瞬あ~~ぁ、と静まってしまったけれど、そのあと「八重商の選手と応援に大きな拍手を!」の次に「勝ったチベンワカヤマにもっと大きな拍手を!」と言う声と共に体育館中に大きな拍手が響いて…。さわやかでとっても良かったですよ。
こんな小さな島から、よくここまでやったよねって、結構みんな満足してるんですね。彼らの活躍がこれからの子供たちに、頑張れば夢は実現できるということを教えてくれた功績は、とっても大きいのではないかな。そして春夏続けて島中を熱くさせてくれてありがとう! 帰り道魚屋さんに寄ったら、「残念だったねぇ、でもよくやったよねぇ。今日はみんな残念会さぁ」って。きっとあちこちで酒宴かな?


ちょっとご無沙汰

2006-08-16 | Weblog
忙しい週になりそう…と書いたまま、しばらく更新が出来ませんでした。ほんとうに予想以上の忙しい週になりました。
ととはうすも、お客さんが次から次に入って来るなんてことは初めてのことで、ありがたいことなのですがてんてこ舞い。ずーっとこんな日が続いたらどうしよう?なんて思ったけど、そんなことは無用の心配で、今日からは定休日だし、それが終わればもうきっと元の静けさかな?
忙しかっただけではなく、内地のお盆休みを利用して、ダイビングに来ていた友人たちと食事に行ったり、真っ暗な石崎まで行って、星に超詳しい友人の解説で、みんなで星見会をしたり…。楽しい時間もすごしました。今は流星の多く見られる時期とか。びっくりするほど近くをゆっくり長く尾を引きながら流れていく星を、みんなで「すごい、すごい」と言いながら見ていました。願い事をすれば3回以上は言えたのに…と見終わってから悔やんでもあとの祭り。他にもいくつか流星が見られました。たくさんの星座やそれにまつわる神話まで教えてもらったのに、車に乗ったとたんに半分も覚えてない(T_T)。だから勉強は若いときにしっかりしておかなくちゃいけないんですよね。これもあとの祭り。
その間に、甲子園で商工が三回戦に進んだり…、この近くで建設中の家が、びっくりするようなショッキングピンクの塗装をして大騒ぎになったり(その後の地域の話し合いで、無事ベージュに塗り替えてもらえたので、これはあとの祭りにならなくてよかった!)…。ほんとうにめまぐるしい1週間でした。でも、お天気の方は当初心配した台風の影響も全くなく、毎日夏の日差しが降り注ぎ、鏡のような穏やかな海が続いています。
     
 今日はこれから商工の三回戦を応援に、商工の体育館へ行く予定です。ほんとうなら甲子園まで行きたかったけれど…。皆さんも応援よろしく。


泥蜂の巣

2006-08-11 | Weblog
定休日の2日間は何となく台風に振り回された感じです。8号はだんだん大きくなって、中心気圧925ヘクトパスカル、最大風速50mに。これじゃかすっただけでもすごいことになるのかもと心配したけれど、結局夜中に突風と雨が少し降っただけで通り抜けていきました。大変な思いをして事前の対策に追われるので、ちょっと拍子抜けですが、あんなすごいのは来なくて良かったです、ほんとうに。
でも昨夕、知人と一緒に川平で夕食をしていたら、そこのオーナーさんが、「今年は全国的に異常気象だし、大きな台風が来たりするかもしれんと思う」というのです。そういえば、泥蜂が低いところに巣を作っている年は大きな台風が来るという言い伝えがあるのですが、昨年は我が家の高い壁に作られていた泥蜂の巣が、今年はかなり低いところに作られているのです。その話をすると知人も、「うちもゴミ箱の後ろとか、低いところに作ってる」と言っていました。今回はうまく通り過ぎてくれたけれど、今後は要注意!
      
泥蜂が、土で固めて細長い巣をどういう仕組みで作り出しているのか知らないけれど、台風が来ると言われていた夕方、せっせと土を運んで?(口から出しているようにも見えるので、食べてくるのかな?)出入り口の穴を小さくしていました。雨が入らないようにしているでしょうか? こんな小さなハチは、どうやって気象の変化などを察知するのでしょうね。結局本能が退化(?)してしまった人間がいちばん無能なのかもしれないから、たとえ無駄になっても、考え得る対策くらいは毎回ちゃんとしなくちゃってことですね。
内地では今日あたりから企業の多くが夏休み。たくさんの観光客やダイバーが来島しているので、忙しい週になりそうです。

多彩な一日

2006-08-08 | Weblog
勝ちましたね、八重山商工。それもすごい粘りで。この島ののんびりした風土から考えて、あそこまで頑張れるってすごいことだと思います。4点差から同点にしただけでも、よくやったと思ったのに。またリードされ、それを9回の2アウトを取られてから追いつくなんて…。もう落ち着いてテレビを見ていられなくて、と言うより見ていると負けてしまうような気になって、キッチンに立って、夕食の支度をしながら応援していました。8時を過ぎても戦っている彼らのことを思うと、とても食事しながら応援なんて気になれなくて、キッチンに立ったまま、何かしていなくていけないような気になって、どんどんおかずの数が増えてしまいました。でも勝ってくれたから、豪華な?お祝いの膳にぴったりになったかな。各地で応援してくれたみなさんもありがとう。たくさんのお祝いメールもありがとう。まだまだこれからだから、選手も応援も頑張りましょうね。

話は前後しますが、今日は朝インターネットで台風情報をチェック。9号はかすって行きそうだけど、明日以降8号の影響の方が怖いかも…ということで、午前中はお店を開けて、午後から台風対策に。知り合いのダイビングショップのお客さんが来てくれたりで、バタバタしている内に、だんだん風雨が強くなり、結局、雨の中ずぶぬれになって台風対策完了しました。
でもネットを張り終えたとたん、ガイドブックを見てわざわざととはうすまで来てくれたお客さん。雨戸も入れてしまったちょっと薄暗い店内に、ネットをくぐって入っていただきました。明日、明後日の定休日も今の時期は開けた方が良いのかもしれないのですが、明日はもっと台風の影響が強くなりそうなので、仕方ないですね。ごめんなさい。
      
            
     
夕方は、商工の試合が始まる頃に、お隣のにある、狩俣ストアにアンガマがやってきました。いつも野菜を買ったりするお店で、おばぁから、「見に来てね」と言われていたし、アンガマも見たかったので、行ってきました。そのころには雨も止んで風もすこし静かになっていたので、の人や観光客も集まっていました。ウシュマイ(おじー)とンミー(おばー)やファーマー(子や孫)の踊りや珍問答が繰り広げられ、へんな裏声でしゃべる珍問答も方言ではなかったので、よくわかって面白かったです。
今日は旧盆の送りの日。里帰りをしていた先祖たちの応援も甲子園に届いたのかもしれませんね。

2つじゃなくて、3つでした!

2006-08-07 | Weblog
昨日、ちゃんと台風情報の更新をしないまま、日記を書いてしまったので、あの時点で、台風は2つではなくて、3つだったんですね。ごめんなさいm(_ _)m しかも驚いたことに、9号は明日の夜には石垣に接近しそうなんです。勢力はそれほど大きくないけれど、すでに風も吹き始め、海も波だって来ています。まだ台風対策は何もしていないのですが、その後の8号の動きも微妙だし。明朝の様子で、雨中の対策になるのかも。
     
今日の夕方、またまた海上保安庁のヘリコプターが、我が家の前のリーフ沿いに低空飛行を繰り返していました。川平から米原までの広範囲を、何度も何度も暗くなるまで。その前にパトカーや消防車もサイレンを鳴らして走っていましたから、水難事故で捜索をしていたのでしょう。大潮だし台風が近づいているので、速い潮の流れに持って行かれてしまったかも。この頃お店に来るお客さんの多くが、米原でのシュノーケリングを目的に来ている方たちです。楽しいはずの石垣旅行が悲しいものになってしまわないように、と願うばかりです。
台風7号は西日本から東海のどこかに上陸しそうですね。その方面のみなさん、どうか気をつけてください。明日の甲子園、第4試合では八重山商工が登場する予定なのですが…、どうなるでしょう?

今日からソーロン(旧盆)

2006-08-06 | Weblog
今日から甲子園が開幕。それにお盆が重なって、この島はまた熱く燃えそうです。
が、南の海上には台風が2つも発生。北へ上がっていくのかと思っていましたが、どうも北西に進みそうです。こちらまでは影響がないといいけれど。お盆の休暇を利用して、何人かの知人がダイビングをしに来島予定になっているから、ちょっと心配。
今日の昼間はとっても穏やかなお天気で、山の稜線や水平線に真っ白な入道雲が黙々とわき上がっていましたが、夕方には夕立が。庭の花木のためには、もう少し降ってほしかったけれど、10分ぐらいで止んでしまいました。すぐ日が差してきたので、どこかに虹が出ているだろうと探してみたら、なんと家のすぐ近くから空に向かって虹が架かっていましたが、あまりに近すぎて、七色の光の帯が太くぼやけてしまって、写真に撮ることも出来ませんでした。残念。
我が家の辺りは内地からの移住者ばかりなので、お盆と言っても何の変化もありませんが、夕方街へ出たら、どこも人が多く賑わっていました。本島や内地に行っている家族や親戚がみんな帰って来るとか。島のお嫁さんたちは、そんな客人をもてなすお料理作りが大変なようです。またこのお盆の期間中は、八重山のお盆の風物詩、「アンガマ」が、市内の各地で行われています。どこかで見られないかなぁと、少し回ってみたけれど、個人のお家の中でやっているので、見つけられませんでした。でも、この島ではいちばんうまいと言われている、双葉青年会のエイサーを見られたから、大満足。
      
島の先祖たちは、こんなににぎやかに歓迎されるのですから、お盆に黄泉の国から返ってくるのを楽しみにしていることでしょうね。東京ではかなり形式的になってしまっていて、これほどの歓迎はされないような気がします。あまり濃密な家族関係は煩わしいように思っていたけれど、この島に住んで、先祖を含めた家族を大切にして、おじーやおばーが中心にいる家族って、良いなぁと思えるようになったのは、自分がおばーになってきた証拠?

ヤコウボク

2006-08-02 | Weblog
ヤコウボクという木を知っていますか? 夜になると小さな白い花がたくさん咲いて、甘い濃厚な香りが辺りに漂うのです。ご近所の庭に2本あって、風向きよってふと我が家まで届くその甘い香りに魅せられて、今年の春、小さな苗を農園から買って来て、玄関のアプローチに植えました。最近たくさん花をつけて、夜玄関を出ると、甘い香りにふわっと包まれる感じなのです。そしてその瞬間、必ず「あっ、モルディブの香り!」って思うのです。香りって、目には見えないものだけれど、脳はそれをしっかり覚えていて正確に思い出したりするのですから、人間ってすごいですねぇ。
ん? しかし、犬は道々用を足して、テリトリーを示したり、道しるべにしたりしているらしいし、知ってるわんちゃんのオ○ッコの臭いまで覚えていて、ここを通ったかどうかわかるのだから、人間だけがすごいってわけじゃないのかな?
なんて話は逸れてしまったけど、香りの成分というのは、脳から神経系に働きかけて、元気にさせたり落ち着かせたりといった効果もあるとか。アロマセラピーにそれほど関心があるわけではないけれど、ヤコウボクの香りは、「モルディブに行きたい」って私の神経に働きかけてくるから、元気にする効果は大かも。ブログでは、このワクワクするような香りまでお届けできないのが残念です。
    
余談ですが、真っ暗な屋外で、ヤコウボクの花の写真を撮ろうとしたら、私のデジカメの液晶画面は真っ黒。半押ししても何も見えないので、勘で撮影するわけで、何枚とってもボケちゃうのですけど…。