最大酸素摂取量Vo2max(その5)

私のVo2maxが低い理由(1)

　私のVo2maxの間接測定法による測定値　③、④、⑤のいずれも
基準値(a)や同年齢日本人の平均値(b)より低い理由を考えて見た。
それらの値を以下に再録する。
　　方法　　　Vo2max(mL/kg/min)
　　③　　　　　13.6
　　④　　　　　14.7
　　⑤　　　　　22.9
　　(a)　　　　　37(60歳代)
　　(b)　　　　　27.5
　　
　考えられるのは
　(1)　測定法の問題
　(2)　身体の問題
に分類できるであろう。
　③、④は自製の測定システムによるもので、外部での測定値⑤との差
が有意だとすると、測定法に問題があるかも知れない。
　本日は、気になる点を纏めて見た。
　一番気になるのは、採気時における採気システムのインピーダンスである。

　私が用いた採気用のバッグは材料に気体の透過や吸着が極めて少ない塩化ビニリデン
を用いた容量30リットルのノズル二口付きテドラーバッグ(登録商標)である。
　市販のテドラーバックに付いているノズルは、最大内径5mmのものしか入手できず*、
二口を並列に繋いで使用したが、これは安静時の呼気採気には充分だが、エアロバイク
で運動中の呼気採気には、ノズルの抵抗が大きすぎて呼吸が苦しくなり採気が困難である。
私は今回、市販の内容積40リットルのポリエチレン・バッグに内径10mmの
アクリル管を取り付けたものを試作して使用した。
ポリエチレンは、酸素及び炭酸ガスの透過の問題があるが、この問題は、呼気採気後30分
以内に、エアポンプを用いてテドラーバツグに移し変えを行えば実用上問題は無いことを
確認している。
しかし、まだノズルの抵抗が充分低くなっていない可能性がある。
標準のダグラスバツグの呼気取り入れ口の内径は30mm程度あるらしい。

この点の検討は、出来るだけ早く行いたいと思っていたが、私事だが、
家が整理中で、現在エアロバイクが物置に入っていて検討は来月あたりに
なりそうである。

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