夫が亡くなって1か月が過ぎた。
半年間の闘病生活だった。
怒涛のような毎日が過ぎ、やっと落ち着いてきた。
皆が「寂しいでしょ。」というが不思議と寂しさがない。
お骨がまだ家にあるというのに・・・実感がない。
夫と暮らした48年間を想うと幸せな気持ちになる。
亡くなっているのに幸せを感じるのはどういうことか。
色々整理し始めると古い写真が出てきた。
22年前シンガポールに行った時の写真だ。
この時期は子供たちが社会人と学生でそれぞれ別のところに住んでいて
成田集合成田解散で家族でシンガポール、マレーシアへ出かけたのだ。
写真を見ると皆が若くて生き生きしている。
夫も仕事が忙しく、中国へ2~3か月出張していたりした。
たしか工場を作るとか言っていたなぁ~。
私も若くほっそりしていた。
へ~~ぇ、こんなに細かったんだ・・・
祭壇の前で夫と一緒の写真をながめながら幸せ過ぎた日々を想っている。