「古い友」に出会ったのは・・・・・
有楽町にある会社に勤めていたときのこと・・・・
私は、人のつてで、そこの会社の労働組合本部の書記ということで
勤め始めた。
一年くらいたったころ・・・
同じ会社だけれど、船員組合本部に入ってきたのがその「古い友」だった。
あの頃・・・・
髪の毛は長くて前髪をたらしていて・・・・
当時の流行で皆同じような髪型をしていたせいか、
私達はよく間違えられた。
エレベーターに乗っていると、知らないおじさんから、
『○○船長は帰ってきたー？』と声をかけられ・・・・
一方・・・友のほうは・・・
『○○委員長はいる？』と聞かれたという・・・・
それがあって私達は急速に親しくなって行った
古き良き昭和の時代・・・
勤務中に医者に行くことは普通のことだったし・・・・
美容院や床屋に行くことだって普通の事だった
だから、あの界隈のビルの中には、どこのビルだって医者や床屋・美容院があった。
銀座も近いから、銀行へおつかいに行った帰りには、銀ブラも出来た。
知り合いがくれば、「ちょっとお茶のみに行ってきまーす」と断れば、
階下の喫茶店にも行かれた。
今、考えるとウソのような時代だった。
その会社だけかと言うわけではなく・・・
少なくとも、大手町界隈は皆そんな感じだったと思う
そんな時代の中で・・・・
私達はかなり自由に仕事をし、自由に遊んだ。
「古い友」の家は京王線沿いの都心に近いところ・・・
私の家は、江ノ電の「江ノ島駅」
遠
そのころ・・・・
六本木は全盛時代
友は「スクエアービル」のディスコ(←死語だ)のほとんどが顔パスだった
私もよく連れていってもらっては、友の家に泊めてもらった
金曜日の夜に繰り出し・・・・
夜中まで遊んで「古い友」の家に泊まって・・・・
土曜日午前中出勤の日、二日酔いのまま二人で出社した
そんなことをしょっちゅうしていた「古い友」
一緒に会社辞めようよって決めて、会社をやめた次の日から二人で・・・
モルディブへいった「古い友」
今日もさんざん・・・・・
昔の話に花が咲き・・・・・・
涙の出るほど笑ったり・・・・・
一日本当に幸せな時間
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