昨日14日、自身も被災者である岩沼市選出の村上智行宮城県議会議員に岩沼市を色々とご案内を頂きました。
宮城県岩沼市は、震災前、民間調査で宮城県内で住みやすさ第2位、成長力第1位、財政健全度第1位、安全な町第1位、民力度第1位。と宮城県を代表する自治体です。
なんと高知県南国市と姉妹都市。震災後、南国市はいち早く岩沼市に大量の支援物資を送られました。
震災での影響は、
・地盤沈下面積500ha・津波による浸水面積は市域の約49%・死者195名、行方不明者1名 ・住居被害全壊705、大規模半壊424、半壊672 ・瓦礫の量30万㎥ ・道路被災162路線、234か所。
と言う被害に見舞われました。
しかし、この市は、いち早く、国の法律に縛られ撤去が難しかった市域中に溢れた自動車を撤去し、避難所はすでになく仮設住宅も完全整備。
震災直後の避難勧告、避難誘導も迅速で的確であったと聞きます。
そのリーダーが井口経明市長。
岩沼市防災対策本部にて色々お話を聞く機会を頂きました。
被災した色んな市町村を訪問していますが、井口市長はとてもシャープで情熱が伝わる方でした。職員の皆さんも明るくテキパキと仕事をされていました。
南国市に対して感謝の言葉もされ、高知県の状況も驚くほど御存知でした。
復興まで、復旧期として平成23年から25年、復興期として平成24年から27年、発展期として平成25年から29年と戦略的な構想もお持ちです。
例えば、仮設住宅入居者とJOCA(青年海外協力協会)と協定を締結して、生活弱者の引きこもりや、孤独死を防ぐ対策を独自でとっています。
又、海岸防潮堤の整備(国)、貞山掘護岸の整備(県)、市道のかさ上げ(市)の3重防御だけではなく、津波よけとして「千年希望の丘」と言う丘を沿岸部に作り津波の威力を軽減、さらにそれぞれの丘の国内外のペアリング支援を募集し、ネーミングライツ、利用権なども狙っています。
これらを多重防御として提案し、推進されています。驚きました。市長と県議がしっかりと連携しています。
防災対策本部にて市長から「是非とも激励をして下さい。」と言って頂き、
高知応援隊の事や多くの高知県県民が対岸の火事ではない、被災地に対して一日も早い復興を願い、出来うる限りの支援をしてくださっている事、また、高知県でも官民一丸となり、南海地震対策を「想定外の想定をして」見直していることなどの挨拶をさせていただきました。
岩沼市の被災場所へ
広大な水田が広がっています。がもちろん塩害です。
地盤沈下した水田
仙台空港への道路
近隣市町村も含め35万人の下水処理場も×、新しく整備するためには200億円かかると聞きました。
野球場も灌水。震災当時、たくさんの魚介類がグランドを埋め尽くしたそうです。
その後、東松島へ。小学校を訪ねに
私立野蒜小学校、津波が一階部分まで来て電気が止まった時間なのか4時のままです。
一階の廊下。
勿論、子どもたちは近くの市役所の3階で授業を受けています。
かわいい子たちでした。
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