風の記憶

the answer is blowin' in the wind

大寒の頃~庄内の暦風景_24

2016-01-21 | 二十四節気

 

 

 いよいよ二十四節気の最後の節気「大寒」です。一年で一番寒さの厳しい頃となります。
しかし、逆の見方をすればこの節気以降は暖かくなると言うことでもあります。凍てつくような
厳しい寒さが続きますが、氷の中にでも木々の芽は膨らみ始め、大地はゆっくりと確かに春に
向い始めています。
この節気の最終日が一年の節目とされる「節分」です。この頃から臘梅の花が咲き始め、春は
もう目前であることを告げてくれます。
そしてまた季節は「立春」へと続いて新しい二十四節気がはじまるのです。
季節は繰り返す? いえいえ、季節は常に流れてゆく姿を私たちに見せてくれるだけです。
二十四節気はその流れてゆく季節の姿に人々が名前をつけているだけなのだと思います。
昨年の立春と、今年の立春とでは、違っているはずです。
そしてそんな心の持ちようのことを「成長」と呼ぶのでしょう。

「二十四節気~庄内の暦風景」と題して庄内地方の季節の風景をエントリーしてきましたが、
お付き合い下さった皆さま、ありがとうございました。

もうすぐ、春です。(^^)/


「 大寒 」 七十二候
 第七十候 ~ 款冬華(かんとうはなさく)ふきのとうがつぼみを出す頃[1月21日~24日頃]
 第七一候 ~ 水沢腹堅(すいたくふけん)沢に氷が厚く張りつめる頃[1月25日~29日頃]
 第七二候 ~ 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)鶏が卵を産み始める頃[1月30日~2月3日頃]

 






鶴岡公園のお堀も雪の中です。






遊佐町を流れる月光川














鶴岡市田麦俣



















酒田市スワンパークの夕暮れ




















蝋梅が春間近を告げてくれます。






雪の下でじっと春を待っていた蕗の薹
命の塊です












撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Tokina AT-X 124 PRO DX F4
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8




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小寒の頃~庄内の暦風景_23

2016-01-06 | 二十四節気

 

 

 

この日から「寒の入り」となります。小寒から節分までの約30日間が「寒の内」になります。
所謂「寒中○○」とはこの頃に行う行事を指します。(武道の寒稽古が発祥で、寒中水泳とか
寒中托鉢など)
文字通り「寒」ですので寒さはこれからが本番となります。池や川の氷も厚み
をます頃です。
寒中見舞いは小寒から出し始めます。

庄内地方で「寒」と言えば「寒鱈(かんだら)」です。
鱈は「魚」編に「雪」と書く、まさに冬の申し子のような魚で、庄内地方ではこの寒の時期に
水揚げされる脂がのって丸々と太った鱈(真鱈)を特別に「寒鱈(かんだら)」と呼んでみんな
で食べる風習があります。(この時期の真鱈を寒鱈と呼ぶのは庄内が発祥のようです。)
各家庭で食べるほか、料理屋ではそれぞれに工夫した寒鱈汁を食べることが出来ますし、
港を持っている市町(酒田市、鶴岡市、遊佐町)では、この頃「寒鱈祭り」が開催され、
庄内中で寒鱈汁が食べられるのです。
寒中の時期は寒さが厳しく、場合によっては地吹雪が吹き荒れる頃ですが、脂がのって
熱々の寒鱈汁は、寒さや雪が厳しいほど美味しく感じるから不思議なものです。

地吹雪には遭遇したくないけど、吹雪の中での寒鱈汁は食べたい・・・。複雑です。(^^;)

 


「 小寒 」 七十二候
 第六七候 ~ 芹乃栄(せりすなわちさかう)芹がよく生育する頃[1月6日~10日頃]
 第六八候 ~ 水泉動(すいせんうごく)地中で凍った泉が動き始める頃[1月11日~15日頃]
 第六九候 ~ 雉始雊(きじはじめてなく)雄の雉が鳴き始める頃[1月16日~20日頃]

 












庄内名物?「地吹雪」です。
降る雪と強風に舞い上がる雪で視界はほぼゼロ。






吹雪の合間に雲が切れると蒼空が垣間見えます。
限りなく深い蒼色に吸い込まれます。













風が止んで陽が射すと雪の結晶がキラキラしてとてもきれいです。


















撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Tokina AT-X 124 PRO DX F4
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8




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冬至の頃~庄内の暦風景_22

2015-12-22 | 二十四節気

 

 

 

 

冬至は「日短きこと至〔きわま〕る」という意味です。
日短きこと至るとは、一年で一番太陽が出ている時間が短い日ということで、別の言い方
をすると、この日は一年で最も夜である時間が長い日ということになります。
そのため、昔の人々は生命の終わる時期だと考えていたようで、現在でもその厄を払う
ためにかぼちゃやお汁粉を食べ体を温めることで、栄養をとり無病息災を願う風習が続い
ています。
また、「至る」と言うことは別の見方をすれば、この日を境に弱まっていた太陽の力が今度は
少しずつ増していくことから、「一陽来復」ともいい、この日を境に運が向くとされています。
つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです。この時期の風習として「ゆず湯」がありますが、
血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、などの実利的な効果も
あるのですが、丸くて黄色いゆずは太陽の象徴としての力にあやかったと言うことと、
「一陽来復」の運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)として身を清めたと言うことの
風習なのです。

この節気中に、晦日、大晦日、そしてお正月がやってきます。
「歳の市」や「除夜の鐘」、「年越し蕎麦」そして「初詣」や「お雑煮」、「初茜」「初夢」などなど、
今も全国で一般的に行われている風習や言い伝えが一番多い時期ではないでしょうか。
古の人々がその時代その時々で願いを込めた心の表れだと思います。大切に引き継いで
いきたいものです。

皆様、今年一年間当ブログをご覧いただきありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい。

 


「 冬至 」 七十二候
 第六四候 ~ 乃東生(なつかれくさしょうず)夏枯草が芽を出す頃[12月22~26日頃]
 第六五候 ~ 麋角解(びかくげす(さわしかつのおつる))大鹿が角を落とす頃[12月27~31日頃]
 第六六候 ~ 雪下出麦(せっかむぎをいだす)雪の下で麦が芽を出す頃[1月1日~5日頃]

 




庄内は例年だとこの時期は↑(月山)こんな風景です。
今年は雪がとても少なく、↓(鳥海山)こんな風景になっています。











白鳥が落としていった羽根がきれいに輝いていました。





日本海では海鳥たちが必死で生きています。




荒れた日本海の波に決死のダイビングで小魚を捕獲しています。





最上川の白糸の滝神社










希に風が止んだとき、深々と雪は積もります。




最上川河口の冬の風景










撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8

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大雪の頃~庄内の暦風景_21

2015-12-07 | 二十四節気

鶴岡公園

 

 

本格的な冬が到来する頃です。
山の峰々はすっかり雪をかぶり、動物たちも冬ごもりを始めます。平地にも雪が降り、
人々は年末に向け何かとあわただしい時期でもあります。
ところで12月『師走』は「師」が「走る」ほど忙しい月、と言われていますが、この「師」が
誰なのかは実は諸説あるそうなのです。
現代で一般的なのは「学校の先生」と言うことですが、そもそも古には「学校の先生」と
明確な人はいなかったことから、「師」とは「御師」(=伊勢神宮を案内する人)であると
言う説、また、「師」とは「お坊さん」(年末に家々に出向いてお経を上げる)と言う説・・・。
でもまあとにかく、日頃落ち着いている偉い人でもこの頃は忙しく走り回る、と言うことは
確かなようです。

さて、庄内でもこの頃は雪が舞う頃になりますが、庄内地方はそもそも積雪は多くない
地方で、この頃降る雪は根雪にはならない方が多いのです。
ただし、希にこの頃ドッカリと降ってしまい、そのまま根雪になってしまう年もあるのです
が、そんな年はさすがに大慌てです。例年雪の少ない地方に早めに積もってしまうと、
ただでさえ忙しい時期なのに「師」でなくても何だかみんなが走っているように感じて、
いつもの年よりも慌ただしい気になってしまいます。
今年は今のところ全く雪が降りません。暖冬でしょうか?
でも、安心は出来ません。いつの年だったか?1月までほとんど積もらずに、このまま
今年は雪が無いのか?と思っていたら、2月の立春過ぎに大寒波が来て大雪が3月後半
まで残った年もありましたので・・・。
とにかく、冬は油断大敵です。

 


「 大雪 」 七十二候
 第六一候 ~ 閉塞成冬(へいそくしてふゆとなる)天地の気が塞がって冬となる頃[12月7~11日頃]
 第六二候 ~ 熊蟄穴(くまあなにこもる)熊が冬眠のために穴に隠れる頃[12月12~16日頃]
 第六三候 ~ 鮭魚群(けつぎょ(さけのうお)むらがる)鮭が群がり川を上る頃[12月17~21日頃]

 





鶴岡公園
この年は積雪していた年でした。庄内では積雪と言ってもこのぐらいです。















酒田港から望遠で眺める月山




酒田市中心部を流れる新井田川の夕暮れ風景
この年は雪が全くありませんでした。今年もこんな感じです。















遊佐町吹浦港
この時期にしては珍しく穏やかな夕暮れです。




雪が無いと油断していると、急にドッカリ降ってビックリするのもこの時期です。





撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8

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小雪の頃~庄内の暦風景_20

2015-11-23 | 二十四節気

冠雪の月山(鶴岡市田麦俣より)

 

 

冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
陽射しは弱まり、木々の葉は落ち、冷え込みが厳しくなる季節。
山の峰はそろそろ雪で覆われ、平地にも初雪が舞い始める頃です。
多くの木々が紅葉した後、最後に色づくのが銀杏ですが、その最後の彩りも
この季節に散ってしまいます。
青空によく映える黄色の並木道は初冬の風物詩ですが、このイチョウ属、実は
2億年前の地上に繁栄し、草食恐竜によって種を拡散させていた裸子植物で、
今日にある種族が唯一の銀杏であることから「生きた化石」と呼ばれているのだ
そうです。

金色の小さき鳥のかたちして 銀杏散るなり夕日の岡に(与謝野晶子)

庄内でも、鳥海山や月山は既に冠雪して、里や街にも初雪がちらつきはじめます。
雪国の一般的な冬支度である公園の樹々への“こも巻き”や“枝吊り”、その他に
庄内では独自の冬支度である、地吹雪対策として道路の防雪柵設置や、施設の
出入口への風除室の設置などもこの頃には完成しています。
一口に“冬”といっても、その年によって暖冬があったり豪雪があったりしますが、
雪国ではどんな冬であっても乗り切れるような準備が重要ですね。まあ、雪の多い
少ないや温かい寒いの違いはありますが、庄内に限っては“強風”(偏西風)だけは
必ずやってくるんですよね~。
逆に言うと、この強風や地吹雪が無いと庄内らしくないって言うか・・・。
(^^;)遭遇したくはありませんけどね。


 


「 小雪 」 七十二候
 第五八候 ~ 虹蔵不見(にじかくいれてみえず)虹を見かけなくなる頃[11月23~26日頃]
 第五九候 ~ 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)北風が木の葉を払いのける頃[11月27~12月1日頃]
 第六十候 ~ 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)橘の葉が黄葉し始める頃[12月2~6日頃]

 








平地でも雪が付く頃です




月山(鶴岡市櫛引より)









久しぶりの小春日和に名残り紅葉が揺れています




ドウダンツツジの冬芽、厳しい季節を越えます




庄内柿の「木守り」です。
収穫の感謝、来年の収穫への祈りのために1個残します。




庄内町より眺める月山




庄内町より眺める鳥海山。「赤鳥海」です



















撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8

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立冬の頃~庄内の暦風景_19

2015-11-08 | 二十四節気

 

 


いよいよ暦の上では「冬」となります。この日から立春の前日までが暦上では冬です。
木枯らしが吹いて木々の葉を落とし、早いときは雪がちらついてくる頃です。
あれほど輝いていた紅葉は、この時期にあっという間に色褪せてしまいます。
木枯らしは、晩秋から初冬に吹く冷たい北風で、木の葉が吹き落とされ、まるでこの
北風が木を枯らしたように感じることに由来します。気象庁が木枯らし1号を発表する
と、冬型の気圧配置になったあかしとなります。

庄内地方でも、この時期は雨の日が多くなり街路樹の紅葉もほとんど終わりとなります。
偏西風が強くなってきて、大きな雲が西の空からぐんぐん東へと流れていきます。時折、
ざーっと雨が降ったかと思うと、急に陽が差してきたりと、何だか急き立てられているよう
な落ち着かない時期です。後半になってくると、霰(あられ)や霙(みぞれ)が降るようにな
り、積もることはあまりありませんが、霰や霙が路面に少しあっても車の運転は危険な
状態となるため、街中至る所で冬用のタイヤに交換する光景が見えるようになります。
(我が家では、自分の車・妻の車・娘の車の3台ありますが、タイヤ交換はお父さんの役目で、もう大変です
・・・(-_-;)。山形県は、世帯あたりの台数が全国第3位(東北では第1位)だとか。)


人間がそんな風にバタバタと冬の準備をしている上空では、白鳥たちがあちらこちらの
田んぼにセッセと出かける姿を見ることができますが、季節の流れの中で生き物みんな
一生懸命だなぁ・・・、と呑気なことを思うまもなく、部屋のファンヒーターがピィーピィーと
灯油を要求する警告音にまたバタバタと焦る、立冬の頃なのです。

 


「 立冬 」 七十二候
 第五五候 ~ 山茶始開(さんちゃ(つばき)はじめてひらく)つばきの花が咲き始める頃 [11月8~12日頃]
 第五六候 ~ 地始凍(ちはじめてこおる)大地が凍り始める頃 [11月13~17日頃]
 第五七候 ~ 金盞香(きんせんこうばし(きんせんかさく))水仙の花が咲く頃 [11月18~22日頃]

 



酒田市久保田より




朝日が山の稜線から顔を出したら、平野に漂う朝霧中に溶け込んでいくような幻想的な風景でした





日の出の左側に鳥海山。朝日が大地に射し、霜を溶かします。




日の出の右側、遙か遠くに月山が見えます




早朝、新井田川から望む鳥海山のシルエット




山里の紅葉もピークは過ぎて落ち葉の季節です。(酒田市升田地区)




鶴岡市田麦俣









酒田市砂越地区より









鶴岡市西郷地区より




酒田市、日枝神社随身門
門中でかしわ手を打つと鳴龍がします。
それは日光の鳴龍にもおとらない響きなのだそうです。





山王の森



















束の間の陽射し、これから冬へと向かう前のほっとする一時です。




撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
Tokina AT-X 124 PRO DX F4

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霜降の頃~庄内の暦風景_18

2015-10-24 | 二十四節気

鶴岡市落合(旧朝日村)

 

 

 

「霜降」とは読んで字の如し、霜が降りるという意味です。
北海道、東北地方や本州中部では冷えた朝に霜が降りるようになります。秋はすっかり深まって、
紅葉前線が春の桜前線とは逆に北から徐々に南下し日本列島を染め上げます。
ところでこの紅葉前線、今年は少し早いようですが、例年ですと10月の中旬頃に北海道からスタート
して、概ね12月の中旬頃には最南端の鹿児島に達するといわれているそうです。約5~60日ぐらい
かけて日本列島を進み、1日の移動距離は30㎞弱という計算です。
春の桜前線が3月下旬に九州をスタートし、5月のゴールデンウィーク頃に北海道に到達するのが
平均で、その期間は約40日といわれていますので、桜前線よりはゆっくりと進む計算になりますよね。
でも、実感としてはどちらもあっという間に通り過ぎてしまうように思います。桜の季節も紅葉の季節も
日曜カメラマンとしては、ちょうど良いタイミングで休日が晴れてくれるのを願うばかりの切ない時期な
のです。(^^;)

庄内地方の霜降の頃は、鳥海山や月山がちょうど紅葉のピークを向かえる頃となります。
ナナカマド、ミズナラ、ブナ、カエデなどの紅葉で山は錦に染まり、その紅葉ラインはやがて里に下りて
きます。里の紅葉も桜と同じくあっという間にピークを迎え、やがて強い風が吹くと終わりを迎えます。

枯れ葉が風に舞い、見上げる空に白鳥が飛んでいく季節。
冬の足音がはっきりと聞こえてくる秋の最後の節気、霜降の頃です。

 


「 霜降 」 七十二候
 第五二候 ~ 霜始降(しもはじめてふる)霜が降り始める頃 [10月24~28日頃]
 第五三候 ~ 霎時施(こさめときどきふる)小雨がしとしと降る頃 [10月29~11月2日頃]
 第五四候 ~ 楓蔦黄(もみじつたきばむ)もみじや蔦が黄葉する頃 [11月3~11月7日頃]

 



日の出の頃、朝霧に浮かぶ鳥海山






鳥海山奈曽渓谷
(ちょっと日陰に入っちゃいました(^^;))




鳥海山滝の小屋コース手前からの紅葉と冠雪した鳥海山




酒田市升田 紅葉の時期の「玉簾の滝」です





鶴岡市上山谷




鶴岡市谷定




酒田市中野俣




酒田市北俣





鶴岡市旧致道館
鶴岡市は城下町、落ち着いた雰囲気の紅葉が良いですよね












鶴岡公園は庄内屈指の桜の名所、桜紅葉も良いものです。





鶴岡アートフォーラム前の公園




酒田市 山居倉庫のケヤキ並木の紅葉です。




山居倉庫正面からのケヤキの紅葉





母校「旧酒田商業高校」のケヤキ紅葉です
生徒達の声はもう聞こえませんが、ケヤキは朝日を浴びて凜と佇んでいました





正門のケヤキ




体育館側のケヤキです











酒田市山谷(旧平田町)




鶴岡市添川(旧藤島町)





チカラシバが朝露に輝いています





朝日に輝く野菊の露はまるで宝石です





真っ赤に紅葉した鳥海山、白鳥たちは落ち穂拾いに余念がありません










鶴岡市由良海岸
この時期の夕焼けは本当に美しい







冬の足音が聞こえてくる晩秋のころの風景です









撮影DATA
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寒露の頃~庄内の暦風景_17

2015-10-08 | 二十四節気



 

 

寒露とは、草花に冷たい露が宿るという意味です。朝、野歩きの時に足元を濡らすのは
露時雨(つゆしぐれ)、その露が冷たく感じられるころです。
芋や栗、柿など秋の実りの頃を迎え、収穫を祝う祭の季節でもあります。
東北地方では、この頃から急速に秋が深まります。
「秋の日は釣瓶落とし」まさにその通りに、夕暮れ日が落ちると驚くほど早く夜の暗がりが
やってきます。日脚はすっかり短くなり夜は冷え込みを増していきますが、この頃の日中は
秋晴れの過ごしやすい日が多くなり「秋麗(あきうらら)」という言葉がぴったりの日が嬉しい
時期でもあります。

一方で寒く曇った日の翌日には、岩木山、八甲田山、岩手山、鳥海山、月山など東北の
高峰からは初冠雪の便りが聞こえてくるのもこの頃です。
そして紅葉が本格的に始まります。庄内でも鳥海山や月山の紅葉ラインが日に日に山の
上から下りてきて、里まで下り切ると全山真っ赤に染まります。
里や平野では稲刈りはすでに終わりを向かえ、そしてそれを計ったように北の空からは
冬の使者「白鳥」の第一陣が飛来します。

秋の深まりを楽しみつつも、忍び寄る冬の気配に何となく落ち着かない寒露の頃です。

 


「 寒露 」 七十二候
 第四九候 ~ 鴻雁来(こうがんきたる)雁が飛来し始める頃 [10月8~12日頃]
 第五十候 ~ 菊花開(きくのはなひらく)菊の花が咲く頃 [10月13~17日頃]
 第五一候 ~ 蟋蟀在戸(しっそく(キリギリス)とにあり)キリギリスが戸にあって鳴く頃 [10月18~23日頃]

 
















遊佐町杉沢地区









鳥海山の紅葉ラインが里まで下りて秋は益々深まります(遊佐町直世より)




庄内地方は柿の産地でもあります。美味しいですよ「庄内柿」♪




遊佐町杉沢地区
彼方に日本海が見渡せます。





この菊の花を「きれい♪」と思う人は他県の人、山形県人は「美味しそう♪」と思うんです。
もってのほか』と言う食用菊なんですよ。




鶴岡市羽黒町松ヶ丘地区




鶴岡市羽黒町手向









秋の日のこんな風景が好きです。















遊佐町を流れる「月光川」
朝日に輝いていました。





酒田市八幡地区を流れる「日向川」
秋の透明な陽射しの中を流れます。




日本海では偏西風が強まっていきます。(吹浦灯台)



秋は夕焼けがきれいです。








撮影DATA
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秋分の頃~庄内の暦風景_16

2015-09-23 | 二十四節気

遊佐町野沢地区にて 

 

 

 

「秋分」は「春分」と同じく、太陽が真東から昇り真西へと沈む日、昼の長さと夜の長さが
同じになる日です。
この日を境に夜の方が長くなっていきます。
またこの日は「秋彼岸の中日」でもあります。→彼岸とは

この頃の庄内では、秋桜や彼岸花をあちらこちらで見ることができます。野では秋草達が
今を盛りと花を咲かせ、山里では栗やドングリが実を落としはじめます。
ところでこの彼岸花は何とも不思議な花です。夏の間は何も無いと思っていた場所から、
お彼岸が近づいてくる頃に突如としてスルスルと一本の茎を出して、あっという間に鮮や
かな朱色の花を咲かせるのです。そしてお彼岸も終わりその花が枯れる頃に葉が遅れ
て茂りだし、春先になるとまた知らない間に跡形も無く消えてしまうのです。
まるで彼岸に合わせたかのように、秋分のころに咲く彼岸花。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という別名は、サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味する
そうです。

そして平野ではいよいよ稲刈りが始まります。
稲は穂が出てからの日中の積算温度が1000度に達する頃が刈りいれの目安ですが、
それがちょうどこの頃なのです。→稲刈り
山形県全域で行われる「芋煮会」。ここ庄内でももちろん河原や海辺で行われます。

何だかんだ忙しい、秋の庄内平野です。


「 秋分 」 七十二候
 第四六候 ~ 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)雷が鳴り響かなくなる頃 [9月23~27日頃]
 第四七候 ~ 蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)虫が土中に掘った穴をふさぐ頃 [9月28~10月2日頃]
 第四八候 ~ 水始涸(みずはじめてかるる)水が凍り始める頃 [10月3~7日頃]

 




キアゲハと彼岸花




まさに「たわわ」な実り。豊かな庄内の秋です。




遊佐町杉沢地区




遊佐町杉沢地区




秋桜が至るところで満開です














山の神(鳥海山)が見守る中、稲刈りが始まりました。(酒田市砂越地区)




実りの秋、見ているだけで何だか心が豊かになってくるようです。




酒田市松嶺地区




酒田市最上川河口




秋はススキの季節です。














赤い蕎麦の花「高嶺のルビー」です。




蕎麦の花と稲穂の綺麗なパッチワーク。(遊佐町杉沢地区)




キンエノコロが何だか楽しそうに歌っているように見えました。














遊佐町野沢地区




撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
Tokina AT-X 124 PRO DX F4
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G

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白露の頃~庄内の暦風景_15

2015-09-08 | 二十四節気

 

 

 

「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也」(暦便覧)
朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める頃、野には
薄の穂が顔を出し秋の趣が日に日に感じられる白露の頃です。

「白露」とは、夜中に大気が冷え、朝、草花に朝露がつくようになるという意味です。
朝露は朝日に白く輝きます。

「花」は春の季語、「花野」は秋の季語になるのだそうですが、この頃から野では
秋草たちが小さく可憐な花を一斉につけはじめます。春の花たちは、命を謳歌する
ように咲き誇りますが、秋の花たちは、どこか息せき切って急いで咲くように感じます。
華やかに見える秋野は、その華やかさの影にどこか寂しさを漂わせているようです。
秋の花たちは、秋の気配の背後に冬の到来を感じているからなのかもしれません。

厳しい季節が来る前に早く実を結ばせて、次の命へと繋げるために咲く秋の花。
そんな華やかで、でも少しだけ寂しい気配が感じられる、花野の季節の到来です。 


「 白露 」 七十二候
 第四三候 ~ 草露白(そうろう(くさのつゆ)しろし)草に降りた露が白く光る頃 [9月8~12日頃]
 第四四候 ~ 鶺鴒鳴(せきれいなく)せきれいが鳴き始める頃 [9月13~17日頃]
 第四五候 ~ 玄鳥去(げんちょう(つばめ)さる)ツバメが南へ帰っていく頃 [9月18~22日頃]

 



























































撮影DATA
Nikon D300s、 D200
Tamron SP 17-50mm F2.8
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

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処暑の頃~庄内の暦風景_14

2015-08-23 | 二十四節気

 

 

 

「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」 (暦便覧)
「処暑」は暑さが止むと言う意味です。まだ昼間は暑い日が続きますが、暑さの峠
は越えて朝夕は心地よい涼風が吹く頃です。
山里には萩の花が咲きはじめ、野からは虫の音が聞こえてきます。農作物が実り
だす大切な時期ですが、台風のシーズンでもあります。
立春から数えて210日目(今年は9月1日)は雑節で「二百十日」と言われ、農業の
三大厄日です。

夏の熱い風の中に、秋の冷たい風が入り込むせいでしょうか、この頃は雷や稲妻
も多く発生します。
そして古より、この頃に雷の多い年は豊作になる、と言われていますが、あながち
迷信でも無く、実際に雷は空気中に窒素酸化物を発生させ、雨とともに大地に染み
こんで稲や植物の成長を助ける肥料の役目を果たすのだそうです。
「稲妻」は文字通り、稲の成長を助ける妻。豊かな秋の収穫を願う気持ちがこめら
れた祈りの言葉でもあります。

まだ暑い日中も日暮れとともに涼やかな風が吹き、葉陰からは虫の音が高まって
きます。衰えゆく夏の気配と、少しずつ高まる秋の気配が交差する季節「処暑」。
空を見上げると、夏の入道雲は勢いを無くし、その遙か高くに鱗雲や筋雲などの
秋雲が同時に見られるようになります。
夏と秋が出会い別れる空「行き合いの空」です。

夏の終わりはいつも、少しもの淋しく、そして美しく、大切な時間が過ぎてしまうような
もったいない気持ちになります。

過ぎ去って二度と帰らないあの遠い日を想うような季節です。

 


「 処暑 」 七十二候
 第四十候 ~ 綿柎開 (わたのはなしべひらく) 綿を包む咢[がく]が開く頃 [8月23~27日頃]
 第四一候 ~ 天地始粛 (てんちはじめてしゅくす) ようやく暑さが鎮まる頃 [8月28~9月1日頃]
 第四二候 ~ 禾乃登 (こくものすなわちみのる) 稲が実る頃 [9月2~7日頃]

 






酒田市本楯より







この時期、ニラの花が綺麗です。







鶴岡市羽黒地区より







少しずつ空が高くなってゆく頃







萩の花が咲き始めます







遊佐町杉沢地区







遊佐町月光川河川公園「旧朝日橋」
映画「おくりびと」の撮影に使われた橋です。



撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
Tokina AT-X 124 PRO DX F4
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G

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夏が終わる頃、必ず聴きたくなる歌
森山直太朗さんの「夏の終わり」

名曲です

夏の終わり
森山直太朗
ユニバーサルJ

 

傑作撰 2001-2005
森山直太朗
ユニバーサルJ


 

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立秋の頃~庄内の暦風景_13

2015-08-08 | 二十四節気



 

 

8月8日から暦の上では「秋」が始まります。
とは言っても、一番暑い「大暑」の次の節気ですのでまだまだ厳しい暑さの真っ只中です。
この感覚は、「大寒」と「立春」の関係と全く同じです。

秋なんて微塵も感じないような熱風の中に、ほんの微かに感じる、極まりを過ぎた気配。
真夏日や熱帯夜が続き、暑さは今がたけなわですが、容赦なく照りつけていた太陽も
心なしか日射しを和らげ、朝夕には少しばかり涼やかな風が吹き始めます。草むらからは
虫たちの音色が聞こえてきて、高くなってゆく空には時折うろこ雲が姿を見せ始めます。

まだまだ夏だ!と、単純に割り切らないで、よ~く観察してみましょう。

この日以降、そこかしこに微かな秋の気配を感じられる時期なのです。

 

 


「 立秋 」 七十二候
 第三七候 ~ 涼風至 りょうふう(すずかぜ)いたる 涼しい風が立ち始める 頃 [8月8~12日頃]
 第三八候 ~ 寒蝉鳴 ひぐらしなく ヒグラシが鳴き始める 頃 [8月13~17日頃]
 第三九候 ~ 蒙霧升降 もうむしょうご(ふかきりまとう) 深い霧が立ち込める 頃 [8月18~22日頃]

 






夏草の茂みの中、よ~く見ると秋の代表的な草花エノコログサが
成長しています。秋は夏の中から生まれるのです。













遊佐町白井地区
平野から吹いた風が稲穂を揺らす時、風の姿が見えるのです。






遊佐町吉出地区
まるで鳥海山が夏雲をはき出しているようです






月山高原のひまわり畑






ヒマワリの花の中で
家族の素敵な思い出がつくられます





唐突ですが、
秦基博さんの 「ひまわりの約束」 がとても好きです。(^^)







撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
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ひまわりの約束
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大暑の頃~庄内の暦風景_12

2015-07-23 | 二十四節気



 

 

 

 

夏が極まります。
「大暑」とは、暑さが最も厳しくなるという意味です。
農家にとっては田の草取り、害虫駆除など暑い中での農作業が辛い節目の頃ですが、
各地でこの時期は夏祭りや花火大会が盛んに行われます。
東北でも東北四大祭りが行われる時期です。青森「ねぶた祭」秋田「竿燈」宮城「七夕
祭り」山形「花笠祭り」。短い東北の夏がこの時期一気に燃え上がります。
またこの時期は、蒸し暑さに襲われることで体力の消耗が激しくなるため、夏バテ防止
のために精力のつくウナギを食べる習慣があります。
今年の「土用の丑」は7月24日です。

東北地方に限らず、首都圏以外の地域ではこの頃から徐々に帰省の時期に入るので
はないでしょうか。少しずつ県外ナンバーの車を見かけるようになり、街も人の数が増え
たように何となく賑わっているような雰囲気になります。
私が子供の頃は、酒田の街は常に賑わっていましたが・・・。

次の節気からいよいよ暦の上では「秋」。
季節は極まった次の瞬間から移り変わりを見せるのです。

 

 


「 大暑 」 七十二候
 第三四候 ~ 桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ) 桐の実がなり始める頃 [7月23~27日頃]
 第三五候 ~ 土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし) 土が湿って蒸し暑くなる頃 [7月28~8月1日頃]
 第三六候 ~ 大雨時行 (たいうときどきおこなう) 時として大雨が降る頃 [8月2~7日頃]

 
































撮影DATA
Nikon D300s、D200
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G


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小暑の頃~庄内の暦風景_11

2015-07-07 | 二十四節気

 

 

 

 

「小暑」とは、梅雨が明け暑さがだんだんと強く本格的になっていくという意味です。
いわゆる『暑中見舞い』を出すのもこの「小暑」と次の節気「大暑」の頃とされています。
つまり「暑」中のお見舞いと言うことですね。この「大暑」を過ぎると二十四節気は「初秋」
となりますので「残暑見舞い」となります。

例年この時期の前半、庄内はまだ梅雨の時期なのですが、今年は完全に空梅雨のよう
ですね。ほとんど雨が降りません。
鳥海山や月山に膨大に積もった雪がありますので、たとえ空梅雨であっても庄内は
水不足にはならないのですが、畑の作物への水やりは重労働です。親父に代わって
畑作をやり出しましたが、辛いです。(^^;)もう、汗だくです。

熱中症にならないように、くれぐれも注意しなければと思う今日この頃です。

 

 


「 小暑 」 七十二候
 第三一候 ~ 温風至 (おんぷう(あつかぜ)いたる) あたたかい風が吹いてくる頃 [7月7~11日頃]
 第三二候 ~ 蓮始開 (はすはじめてひらく) 蓮の花が開き始める頃 [7月12~17日頃]
 第三三候 ~ 鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう) 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える頃 [7月18~22日頃]

 


 

 

この時期、庄内では「合歓の花」があちらこちらで咲き誇ります。
子どもの頃、この花の葉っぱでよく遊んだものでした。























撮影DATA
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夏至の頃~庄内の暦風景_10

2015-06-22 | 二十四節気






 

 

夏至とは「日長きこと至る(きわまる)」という意味です。
夏至は6月22日から始まりますが、この日は太陽が最も南に上る日。つまり一日の
長さが最も長く日差しも一年で一番強い時期です。この時期は最も夜が短いことから
「短夜」という季語もあります。

いよいよ本格的な夏がやってきます。
とはいっても、季節はちょうど梅雨の時期です。気温は高まっているのに毎日曇り空で
湿度だけが高まっていき、ジメジメと不快指数が高まる時期です。
梅雨の頃は不快に感じることが多い季節ですが、あじさいや花菖蒲などの雨の似合う
花が咲く季節でもあります。

庄内でもこの時期、あじさいや花菖蒲が見頃を迎えます。
この頃から東北地方も、テレビやラジオからアナウンスされる季節の流れや歳時記が
ほぼ一致してくるように感じます。
そして、いよいよ庄内に夏を告げる花「岩ゆり(透かし百合)」が庄内の磯浜に咲き始め
ます。
日本海を渡ってきた潮風が、オレンジ色の鮮やかなイワユリを揺らせはじめると、
庄内はいよいよ初夏を迎えます。



 


「 夏至 」 七十二候
 第二八候 ~ 乃東枯 (ないとう(なつかれくさ)かるる) 夏枯草が枯れる 頃 [6月22~26日頃]
 第二九候 ~ 菖蒲華 (しょうぶ(あやめ)はなさく) アヤメの花が咲く 頃 [6月27~7月1日頃]
 第三十候 ~ 半夏生 (はんげしょうず) カラスビシャクが生える 頃 [7月2~7月6日頃]

 























遊佐町女鹿海岸~鳥海山の伏流水が湧いて綺麗です






ハマナスが咲き始めました






岩ユリと共に海岸の岩場に咲くタイトゴメです







ハマアサツキも咲いています







庄内浜と言えばハマヒルガオ・・・って、世界中の海岸に咲くそうです。






街や村々では花菖蒲も咲き始めます






この時期の主役は、やはり紫陽花でしょうね









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