Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

TINTIN と マティス

2006-08-28 | Henri Matisse 特集
ベルギー漫画センター Centre Belge de la Bande Dessinee」の併設の漫画専門店で見つけたロイ・リキテンシュタインの絵葉書。なんと TINTIN とマティスの「ダンス」が描かれているではないですか。リキテンシュタインが「ダンス」をモチーフにした絵を描いていることは前にご紹介しましたが、TINTIN までが描き込まれた絵があったとは知りませんでした。Tomotubby お気に入りのコラボ実現です。


「Tintin Reading」(1995)
背後のドアに何者かが忍び寄り、ナイフを投げているのもご愛嬌です。

8/26日 謎の「しらす料理」

2006-08-26 | 夢日記
韓国に遠征以来、気づいたら韓国料理ばっかり食べている tomotubby ですが、昨日は上野で伊藤若冲を観て、久々に Hard Rock Cafe に寄ってチェダーチーズてんこもり、こてこてのアメリカ料理を食べて帰りました。そうして見た不可解な夢です。

二人で、予約なしに(いったい何処だったのかさっぱり判らないのですが)「行きつけ」のレストランに行ってみたところ、満席だったのですが、奇跡的にキャンセルが入って待つことなく座ることができました。レストランというよりビストロという雰囲気で、建物は木造の平屋、外装は煤けた感じでした。

テーブルにつくと、傍らの小さな黒板には「しらす料理はじめました。480円」と書いてありました。「しらす料理」というのはスペイン料理のようなものだろうか?と思いつつ、それにしてもこの「480円」というのが、なんとも中途半端な気がします。まあ、ものは試しとオーダーしようとすると、直前に他の二つのテーブルからもオーダーの声がかかりました。

店員によると「しらす料理」は残り二皿で、残念ながら今回は諦めるように告げられました。後学のために「しらす料理」とはどんなものなのか。と聞いてみたところ、この店には二種類のメニューがあり、ひとつは「しらす」を穴子か鰻のような魚の中に詰めて炊いたもの、もうひとつが「しらす」を鶏の中に詰めて炊いたもの(参鶏湯に似てるかもしれない)とのことでした。彼は、厨房から「しらす」を詰めた生の魚と鶏を持ってきて、私たちに見せてくれました。

オーダーを勝ち取った別のテーブルの客もその説明を聞いていたのですが、食材を見て、そんな気持ちの悪いものは食べたくない。と言い出し、オーダーを撤回してくれました。ここからは、ありがちなのですが、しめしめ。と思ったところでベッドから転げ落ちて目が覚めました(転げ落ちることは滅多にありません。念のため)。

東大門市場で食べた「援助蔘鷄湯」(Seoul)

2006-08-25 | 好韓嫌韓・厭鮮
ソウルで過ごした夜、霧雨の降る中を東大門市場(동대문시장 トンデムンシジャン)に行ってみました。市場は地方のバイヤーが衣料品などを深夜に仕入れて早朝帰路に着くため、夜じゅう開いていて、夜更けにしては人通りが多いのに驚きました。不夜城って感じ。市場の周囲はライトに煌々と照らされた高層ビルが立ち並び、市場はビルの中や地下通路にまであったりするのですが、ビルの上に聳える写真入りの大看板が雨に霞んで見える様子は、どこか「ブレードランナー」の世界のようです。

辛い韓国料理ばかりを食べていまひとつ食欲がなかったので、胃腸にもやさしい「蔘鷄湯(삼계탕 サンゲタン)」を食べてみたいと思い、お店を探してみました。蔘鷄湯とは、若鶏まるごと1匹の腹の中に、もち米、高麗人参、杏、栗、大蒜などを詰め込み長時間煮込んだ韓国の辛くない宮廷料理で、食欲不振のとき、風邪を引いたとき、二日酔いのときなどに最適の料理です。

食べてみたいと思いましたが、漢字の看板などあるはずもなく「삼계탕」という字を繰り返して確認しながら、看板を目で追い続けました。15分ほど歩き、セブンイレブンの看板の隣に見つけました。「원조삼계탕」の文字。値段は7,500ウォン。しかし「삼계탕」の前の「원조」はいったい何なのでしょう。その蔘鷄湯の専門店は、低層の怪しい店が並んでいそうな細い路地を進んで右側、階段を上がったところにありました。(こんな時間にこんな店に来る日本人女子は少ないだろうな)



翻訳ツールで調べてみると「원조」は「援助」という意味らしく、援助交際とかデインジャラスなことをやっていそうに思われるかもしれませんが、いたって普通の食堂でした。ただ食べ終わった後、一人前で10,000ウォンも請求されたのには、解せないところがありました。つき出しのような形で最初にでてきた白菜キムチが2,500ウォンもしたのでしょうか?? それとも2,500ウォンを「援助」させられたということなのでしょうか??

ま、お味のほうは格別美味しかったので許すとしましょう。





원조삼계탕(援助蔘鷄湯)
ソウル特別市中区乙支路6街18-40 2階

リチウムイオン爆弾?(問題の写真)

2006-08-24 | Japan 日常生活の冒険
昨年10月の東京・練馬のNTTドコモ販売店に続いて、今年6月にホテルニューオータニ大阪で行われた会議において、何者かによりデル製ラップトップ・パソコンにソニー製リチウムイオン爆弾(Lithium Ion Bomb、通称LIB)が仕込まれ、5分ほどの間に続けざまに爆発が起こったらしい。


どっかーん


ぉぉこワ~

幸いこのテロによる死傷者はゼロであったが、微細金属粉を混ぜたコバルト酸リチウム電極と黒鉛電極間に急速充電器を用いて負荷をかけ短絡させ、気密性の高い金属容器中で加熱・発火・爆発を起こすという極めて簡単な原理で強力なリチウムイオン爆弾を製造できることが実証された。

テロリストによる実証試験は、デル製ラップトップを用いて、シンガポールのオフィスにおいても行われていたが、写真を見ると、ソニー製リチウムイオン爆弾の一部には引火せず、試験は失敗に終わったもようである。






燃え残った爆弾が外されている

被害の拡大を恐れたデルは、ソニー製リチウムイオン爆弾が仕込まれた可能性のある全機種410万個についてリコールに踏み切ったと思われる。

なお英国警視庁によると、今月10日に摘発された旅客機爆破テロ計画の容疑者は、ソニー製の、カメラや携帯電話にも用いられているリチウムイオン爆弾により一次爆発を起こし、ゲル状のニトロメタンやニトログリセリンを起爆させる新型爆弾を開発していた疑いが濃い。因みにソニーは電解質をゲル状ポリマーにしたリチウムポリマーでも実績を持つ会社として知られている。

テロ計画の詳細究明を受けて、アップルは、同社パソコンの中でも、発熱が大きいIBM製RISK型(→わざとスペルミスしたりする)マイクロプロセッサ「パワーPC」を用いた機種に、ソニー製リチウムイオン爆弾が仕込まれている可能性の高いことを懸念し、デルに続いて 180万個のリコールを行うことにしたらしい。下の写真を見ると爆弾の威力は、デル製に比べて小さいと思われる。


電源を落としているときに爆発。ソニータイマー付きか?


2ちゃんねる「助けて下さい!マックが突然爆発しました!」の不鮮明な写真

ソニーは「現時点でこれ以上のリコールが行われることはない」とコメントしているが、下のように同社VAIOに仕込まれた爆弾の爆発例も報告されており、爆弾が仕込まれた可能性のある富士通、東芝、HP、レノボなどからのリコールの可能性も予想される。



そのような事態に備えて、現にソニーでは東京・品川の「御殿山エリア」と呼ばれる旧本社ビル一帯の保有不動産を売却する方針を固めている。この地は、同社の実質的な創業の地でもある。

テロリストたちは、2009年春の発売が報道されているトヨタのハイブリッド車プリウスを次の標的にする恐れもある。「走る爆弾」を実現するために、危険性の高い材料を大量に積んだ爆弾が密かに開発されているとも噂されている。

ロサンゼルスBB連続殺人事件

2006-08-20 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「ANOTHER NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」?

あの西尾維新による「デスノート外伝」と聞きまして、旅行中に読んじゃいました。
昨年、西尾デビュー以来の、いーちゃんなる男子が狂言回しの「戯言シリーズ」が完結してしまったので、デスノート外伝をシリーズ化するのではないか?と思われます。メロがLから聞いた三大事件、「ロサンゼルスBB連続殺人事件」の他の二つ、

「欧州バイオテロ事件」:ワイミーズハウスの初代Xから初代Zまでのそそるべき子供達がゲストとして参戦する、世界三大探偵(L、エラルド・コイル、ドヌーヴ)による探偵合戦の舞台

「ウィンチェスター爆弾魔事件」:世界一の発明家キルシュ・ワイミーことワタリと、当時推定八歳のLとの出会い--世紀の名探偵L誕生のきっかけとなった、第三次世界大戦をすんでのところで食い止めた
についても触れられているので、早書きの西尾のこと、構想は既に出来上がっているのでしょう。映画の続編に合わせて出版されるのではないか?と思われます。

肝心の「ロサンゼルスBB連続殺人事件」なんですが、Lと南空ナオミを取り上げて独自の世界を展開しているあたり流石ぁ西尾維新と思われますが、二人の関係は、ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズやトマス・ハリスの「ハンニバル・レクター」シリーズと同じ設定で、筋立ても一昔前に流行ったプロファイリングを取り上げた「FBI心理分析官」シリーズみたいです。こういうの読まないデスノ・ファンには気にはならないと思うけど、オリジナリティに欠けるかなー。密室トリックの方は、私、壁に打ちつけられた藁人形からすぐ判りました。(あるのなら)次作に期待します。

天才児を集めたワイミーズハウスは、設立目的が違うけど、浦沢直樹の「MONSTER」に出てくる「511キンダーハイム」にちと似てるかも。と思えてきました。そういえば、西尾維新の「ERプログラム」にもちと似てるかな。


池袋駅で発見。言わずと知れた「L」と、影の薄い南空ナオミ
「DEATHNOTE」のロゴ立てると、横になっていたロゴが「ATT」なことに気づかされます。Lの手には携帯電話があってもおかしくないし、これは一種の「サブリミナル効果」なのかも

三星美術館 Leeum のマーク・ロスコ展を観に行く (Seoul)

2006-08-19 | 好韓嫌韓・厭鮮
大韓航空機内誌によって、ワシントンDCのナショナル・ギャラリー所蔵のマーク・ロスコ作品が(こともあろうに)ソウル(なんか)に来ていることを知った Tomotubby は一念発起して三年ぶりに玄界灘を渡ることを決意しました。ところが、思い立ったが吉日。とはいかないことにすぐ気付きました。展覧会は、三星グループ創設者の邸宅のあった場所、ちょうどソウルの中心街から見ると南山の裏側の麓にあって梨泰院なんかにも近い場所に、飛ぶ鳥落とす勢いの三星グループによって建てられた私設美術館 Leeum で行われているのですが... その機内誌には、

Reservations are required to visit.

と書かれています。つまり入館は予約制、企画展だけでなく常設展の入場にも登録が必要なのです。ははぁん。日本国内で、ロスコの展覧会について殆ど語られていない理由はこのへんにあるのではないだろうか。つまり平均二泊三日のツアー旅行で、ソウルに着いてから展覧会の存在について知って動いたとしても、時既に遅し。というわけです。ところが救いの神はいるものです。ホームページの Visitor's Information を見ると、

Reservations are not required on every Thursday.

と書いてあるではないですか。ラッキー。Tomotubby は Leeum でロスコ展を観ることだけに照準を絞り、木曜日の午後を鑑賞に充て、格安航空券を手配、ソウルでの行動計画を開始したのでありました。


大韓航空機内誌で見つけたマーク・ロスコ

2006-08-18 | 好韓嫌韓・厭鮮
大韓航空の欧州便に乗ったとき、機内誌にマーク・ロスコのあの絵が載っているのを発見しました。


No.9(1948)
(左上のほうの絵です)

この愛すべき抽象表現主義の画家は、川村記念美術館がニューヨークのレストランの壁画として描かれた連作を購入してロスコ・ルームとして常設展示を行い一躍ロスコ・ファンの「聖地」となったことから、日本においてもファンが増えつつあります。ロスコの作品はややもすると「精神性」のようなものと結びつけて語られる傾向があるせいか、実際、ファンの中には鼻持ちならない輩も多いんですが。他にもテート・モダンのロスコ展示室や、行ったことはないのですが、行って来た人に聞くと口を揃えて「凄い凄い」と言い、いったい何が凄いのか未だに判らないというヒューストンのロスコ・チャペルなんかが、画家の作品に囲まれて至福の時を過ごすことのできる「聖地」ということです。ただこれらの場所に共通して言えることは、暗褐色、暗灰色など暗めの色を基調とした落ち着いた絵が多いことで、確かにロスコ芸術の行き着いた先がこれらなのかもしれませんが、これらだけを見てロスコを好きになったという人とはあんまり仲良くしたくないな。という気がします。

ロスコというと、タンギーやマッタなんかとも似たシュールリアリズム期の絵、そして何といっても暖色溢れる一連の彩色絵画なのではないか。と思うのです。そうなると質・量ともにワシントンDCのナショナル・ギャラリーコレクションは外せません。

No.9」もここにある一枚なのです。
機内誌には、ナショナル・ギャラリーの所蔵作品を中心に、(こともあろうに)ソウルで大規模な「マーク・ロスコ展」が行われていることが述べられていたのでした。

行かねばならない。
ということで一念発起、行ってきました。

ULTRAVIOLET

2006-08-16 | 映画・ロケ地訪問
飛行機の中で ULTRAVIOLET を観ました。ストーリーはどってことないんですが、アメリカ映画にして全編ヨーロッパ映画みたいな不思議な雰囲気が漂っているところが気に入って、フライト中繰り返して観てました。「フィフス・エレメント」のミラ・ジョヴォヴィッチが出てるせいもあるのだと思いますが。



で、改めてポスターを見ると、ミラ・ジョヴォヴィッチの後ろに見えるのは、上海・浦東の風景ではないですか。右側は世界最高層のホテル、上海金茂君悦大酒店(グランド・ハイアット上海)の入った「金茂大厦(ジンマオタワー)」、左奥には、TV塔としては東洋一の高さを誇る「東方明珠電視塔」が見えます。近未来のヨーロッパに思えた風景は、意外にも上海だったのです。そのうえ、かっこよく決まっていた「ガン=カタ」なる銃格闘術も指導は東洋人によるようだし...

他にもロケ地が特定できそうなところが何箇所か見つかったので、DVDを買って、見つけてみたいと思います。

それから確信犯だとは思いますが、↓のシーンは



生理になったのかと思いました。

あの殺人現場がすごい

2006-08-14 | Japan 日常生活の冒険
ウチの近くには、駅近の中規模のフツーの本屋と、そこより便利が悪くて狭いけれど文芸書に力を入れていて tomotubby のお気に入りの本屋がありまして、後者で「LOVE書店!」というフリーペーパーを貰いました。これがなかなか面白いんです。本屋という職業は旅行にいけないのが難だけど、老後にはやってみたいもんだ。とさえ思えてきたりします。

で、「LOVE書店!」の中でもとびっきりビックラゲーションのコーナーが「あの殺人現場がすごい」。数あるミステリー作品の中から、あこがれ(?)の殺人現場を選りすぐって「書店員」の方々が再現するという変てこなコーナーなんです。

今回は江戸川乱歩「魔術師」から「美人解体ショー」を再現。凄すぎ。


石井隆もびっくりだろな。

ブリュッセルの漫画専門店リンクを作ってみた

2006-08-12 | Europe ところどころ
ベルギーやフランスでは、漫画本はオールカラーのハードカバーのものが多くて、B.D. つまり Bande Dessinée と呼ばれています。ベルギーは全出版物の半分が漫画本という日本と並ぶ漫画大国で、中でも首都ブリュッセルは「マンガシティ」と言ってもいいくらい、漫画専門店が多く、漫画関係のイベントも多い街です。

で、きっと、こういうのを欲しがる人もいるだろう。と思って、作ってみました。漫画専門店リンク。

以下は、Web サイトがあるお店です。アルファベット順です。電話は日本からかけられる番号です。現地だと、00 32 をはずして 頭に 0 をつけます。

La Bande des Six Nez
Waversesteenweg 179, 1050 Brussel
Tel:00 32 2 513 72 58

Het B-Gevaar
Greepstraat 15, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 513 14 86

Brüsel
Anspachlaan 100, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 511 08 09
(ここ有名)

Le dépôt
Rue du Midi 108, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 513 04 84
Chaussée d'Ixelles 120, 1050 Brussel
Tel:00 32 2 511 75 04
Chaussée d'Ixelles 142, 1050 Brussel
Tel:00 32 2 513 46 22

Forbidden zone
Taminesstraat 25, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 534 63 67

Multi Jeunesse
Boulevard Anspach 122, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 514 70 65

The Skull
Chaussée de Waterloo 336, 1060 Brussel
Tel:00 32 2 538 36 99

以下は Web サイトがないけれど充実していると思われるお店です。

La Bulle d'Or
Boulevard Anspach 124, Brussel

Le Fantôme Espagnol
Lemonnierlaan 71, 1000 Brussel

Little Nemo
Lemonnierlaan 25, 1000 Brussel

Multi BD
Anspachlaan 126-128, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 513 01 86
(ここは有名かな)

Petits Papiers
Lemonnierlaan 15, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 513 46 70

Slumberland
Zandstraat 20, 1000 Brussel
Tel:00 32 2 219 58 01

ここにも詳しい住所録があります。

ベルギーやオランダって、ブティックを含めて商店が閉まるのが夜の6時から7時くらいなので、漫画店を回るときは時間配分が難しいのが難。 あの Fnac でさえ、金曜日は8時まで開いてるけど、他の日は7時に閉まるもんね。なんとかしてよぅ。