Tomotubby’s Travel Blog

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巾着田の曼珠沙華 (埼玉県日高市)

2003-10-06 | Japan 非日常生活 遠征篇
毎年秋のお彼岸の頃、お墓の脇で燃えるような赤い花を咲かせる、ちょっと不気味な曼珠沙華。その花がなんと百万本も咲いている日本一の群生があるのが、埼玉県日高市の巾着田(きんちゃくだ)です。百万本っていったいどうやって数えたんだろうと気にはなるけど、こんなに沢山あると、お墓の脇でぽつぽつと咲いているときの不気味さは消えて、派手なカーペットのようです。真っ赤なカーペットからは木々の幹が突き出して、その葉の緑と赤のコントラストは、まるでクリムトの風景画。原色で埋め尽くされた風景は、とても日本のものとは思えません。オランダ・キーケンホフ公園のチューリップを思い出しました。

巾着田の曼珠沙華の見頃は、毎年9月中旬~下旬なのですが、今年は7月が涼しく9月が暑い異常気象だったせいか遅咲きで、10月5日でも十分綺麗でした。この植物は、夏の終わりに球根から発芽して、9月には花が咲いて、花が枯れた後で葉が出ます。冬の間に光合成で球根に栄養を貯めるので、今度は緑のカーペットが見られるそうです。

今回驚いたのは、ごくわずかですが、赤い花の中に白い花が見られたことです。百科事典をみると、曼珠沙華の語源は、サンスクリット語のマンジューシャカから来たとあります。ところがマンジューシャカというのは日本の赤い花ではなく、似たような形の白い花を咲かせるそうで、今回目にした白い花はマンジューシャカだったのでしょうか?

巾着田への行き方→西武池袋線高麗駅下車徒歩約10分。JR川越線・八高線高麗川駅下車徒歩約40分

つづく


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