Tomotubby’s Travel Blog

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阿倍野にできる日本最高層のビル

2007-08-29 | Japan 非日常生活 遠征篇
帰国してから、溜まっていた新聞の過去記事を読んでいて、あっ!とびっくり、椅子から転げ落ちそうになりました。

地元というわけではないんですが、学生時代に乗り降りした天王寺/阿倍野橋の駅の上、近鉄百貨店の場所に、よりによって日本最高層のビルが建つというのです。それもあのシーザー・ペリの設計ですからね。中ノ島の国立国際美術館もそうだっけ。

世間の流れから取り残されたような、他に高層ビルはろくすっぽなくて、脇には路面電車の走る昔ながらの阿倍野橋商店街、まわりを見渡せば、お達者老人の集う天王寺公園天王寺動物園、茶臼山と近鉄裏のラブホテル群、今なお遊廓の残るアンタッチャブル・ゾーン飛田新地、遠くは通天閣のある新世界、釜ヶ崎のあいりん地区、目を凝らせば足元にはブルーの防水シートが目立つホームレスの簡易住居が立ち並びます。こんなアベノの地に、横浜ランドマークタワーより高い日本一のビルが聳え立つとは、俄かに信じられません。

で、久しぶりにアベノの街を歩いてみたんですが、商店街の裏には大きな空地が垣間見え、随所で再開発が始まっていました。国際的などという言葉とは縁遠かったアベノの街が国際都市に生まれ変わるのは、嬉しいような悲しいような複雑な気持ちです。


ここに建つ

以下、勝手に引用だったりする。

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阿部野橋ターミナルビル整備計画について~広さ日本一の百貨店、国際級ホテル、最先端オフィスを擁する、高さ日本一の超高層複合ビルを建設します~

近鉄では、大阪阿部野橋駅および近鉄百貨店阿倍野本店として利用する阿部野橋ターミナルビルの旧館部分について、建替えを検討してまいりましたが、この度、都市再生特別措置法に定める「都市再生特別地区」の都市計画に関する協議を大阪市と始めましたので、事業の概略についてお知らせします。

「アベノ」は、当社、地下鉄、JRなどが乗り入れ、1日の乗降客数約80万人を誇る、「キタ」、「ミナミ」に次ぐ大阪の中心地であり、また当社にとって最大のターミナルです。当社では、このアベノ地区の更なる発展に寄与し、ひいては当社事業の成長の原動力とするため、地区の都市機能やイメージを飛躍的に向上させるインパクトのあるプロジェクトとして、高さ約300メートル、日本一の超高層複合ビルを建設することとしました。

このタワー館(仮称)は、地下5階地上59階、延床面積約21万平方メートルとし、低層階に営業面積日本一の百貨店を配置するほか、中層階には大阪でも有数のフロア面積を誇るオフィス、高層階には大阪で最高層に位置する国際級ホテルを導入し、アベノ地区の都市機能の充実を図ります。加えて、美術館や、展望台を設置することにより、南大阪エリアの新しい文化・観光拠点の形成を図ります。


タワー館(仮称)北西側外観 イメージパース

建物には、複数の屋上緑化施設を配置することで、街の景観の向上を図るほか、低層階では新たな公共的空間の確保と歩行者回遊ネットワークの整備を行い、建物周辺への人の流れを円滑にすることで、地区の賑わいを創出します。 ※ 本資料に掲載しているパースは、現時点でのイメージであり、今後の検討により変更の可能性があります。

当社は平成22年に創業百周年を迎えますが、四つのコア事業(鉄道、流通、不動産、ホテル・レジャー)全てを結集し、加えて地区の活性化に貢献する本計画は、当社の新しい世紀を拓くシンボルであり、また本建物が大阪の新しいシンボルとなることを期待しています。

本計画は、都市再生特別地区が都市計画決定され、容積率の緩和等を受けることが前提であるため、今後、正式に都市計画決定された後、具体的な計画を推進します。

詳細

平成19年8月8日


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