ともちゃんのつぶやき

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2011年8月5日 ブライトホルン・ハーフトラバース

2011年08月24日 | 
マッターホルンに登るには、まずガイドと一緒に雪・氷ミックスの岩場のある他の山に登り、十分な技量があるとお墨付きをもらわなければなりません。アイゼン歩行と岩登りの技術が十分になければ、チャレンジすらさせてもらえないのです。

さて、今日はそのテストとも言える、ブライトホルン登山の日。単にブライトホルンを登るのなら、雪の斜面をアイゼンで登るだけなのですが、ハーフトラバースというのは、ブライトホルンに5つある峰のうち3つ(だったっけ?)を縦走するルートです。前半は岩登り、後半は雪稜歩きとなります。

グレッシャー・パラダイスへのロープウェイ乗り場でガイドと待ち合わせ。ガイドはリチャードという初老の男性。英語が苦手だからあまりしゃべらず、無愛想な印象です。




グレッシャー・パラダイス駅からガイドとロープをつないで歩き始めます。しばらくは氷河の上を、アイゼンを着けて歩きます。





すぐ隣のマッターホルンは雲に隠れているのに、ブライトホルンは全容を見せてくれています。丸っこい山頂が特徴。

雪の斜面を登り、岩の稜線にとりつきます。岩場歩きというより、小さな足場をつたってのトラバースと、ロッククライミングの連続です。




こんなナイフリッジもありました。




とがった稜線に「またがって来い!」とガイドに言われたものの、ともちゃんは足場に両足がとどかず、股が割けそうでした。後で見ると、はいていたレインウェアのお尻の部分が切れていました。ここらへんの岩はけっこうとがっているんです。


最後の難所はオーバーハングの岩でした。ガイドが腰につないだロープをぐいぐい引っ張るので身動きができず、登りにくいのなんのって!「ロープを緩めて!」と叫んでも、「ダメだ!」の一点張り。登りにくいルートをがむしゃらに進むしかありませんでした。




再びアイゼンを着け、雪の稜線を歩いて登頂!記念写真のリチャードはやっぱり愛想なし。




前日にスーパーで買ったカメパンで昼食。




ガスと雪でホワイトアウトしそうになりながら、ロープウェイの駅を目指します。駅でリチャードをコーヒーに誘ったのですが、すぐにロープウェイで下りてしまいました。最後まで打ち解けてくれないガイドでした。

さて、我々はマッターホルンに登る資格があるのでしょうか?答えは後日、リチャードからガイド協会に伝えられます。






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