梅雨&台風のせいで海の日連休の合宿が中止に。代わりに土曜日にインドアクライミングジムで練習したのですが、そのときの、参加予定だった山岳部メンバーの落胆した顔といったら・・・。このまま引き下がるのもシャクなので、台風一過の晴天を期待して、台風と逆の進路をたどることにし、兵庫県は峰山高原の小田原川に向かいました。
急な計画にも関わらず、男4人、女3人が参加表明。急遽春日山キャンプ場に電話して、キャビン2棟を予約して、日曜日に出発しました。
待ち合わせ場所の京橋PAで、おふざけ写真を撮ったりして時間をつぶす。ちなみにこれ、Mr.Dashです。
途中、「倭小槌」の蔵元の井澤本家合名会社と、「真名井乃鶴」の蔵元
神崎酒造に寄って日本酒を仕入れました。井澤本家合名会社は、ガイドブックに載っていたにもかかわらず、すごく辺鄙なところ(まさに「野中の一軒家」)にあって、分かりにくいったらありゃしない!カーナビでも分からなかったので、住所の番地を頼りにマッ○ル片手に細い道をうるうろさまよい、やっとたどり着きました。
キャンプ場でチェックインすると、管理人さんが公営の入浴施設を教えてくれました。
ふれあちいの館「文殊荘」というところ。行ってみると、宿泊施設も兼ねているみたい。知ってたらここを予約したのに。ここは温泉ではありませんが、300円という格安で入浴できます。石けん、タオルは各自持参。風呂に入った後で気が付いたんですが、
ここの浴室、フツーのガラスやん!!どおりで日差しがきついと思った。改めて外から見ると、やっぱり丸見えでした。ふだんの利用者はお年寄りばかりなので構わないのかな。
帰りにスーパーで食料・ビールとツマミを買ってキャビンに戻り、夕食&宴会開始。ギター、オカリナ、リコーダーなど登場し、楽しく盛り上がったのでした。
山岳部宴会・・・もとい、演奏会。
途中からの記憶はありません(苦笑)T橋君に、迷岳について熱弁をふるっていたらしい・・・。キャンプ場には他に25人の団体が予約してたそうで、若い男女が一晩中騒いでいたらしい。お酒を飲まないポチK本さんとふみちゃんはそのせいで眠れなかったけど、他のメンバーはそれにも気づかず爆睡してました。
酒を飲まなかったメンバーは睡眠不足、その他のメンバーは二日酔いという最悪の状態で朝を迎え、梅雨&台風で増水した小田原川へ。ホンマに大丈夫かいな。
予想通り、水圧がすごくて、ちょっとした小滝でも押し戻されそうになります。でも危険という程度ではなく、男子部員達なんかは面白がって、わざと難しそうな流れに突入したり、堪能してました。ここの沢の岩はガイドブックに載ってた通り、「あまり滑らず、足によくフィットする」ので、実に快適でした。おかげで思い切って岩から岩へジャンプできたし。
しかしポチとふみちゃんは水の勢いにびびってしまい、思い切った動きができず、かえって水圧に負けてしまってました。恐がっていると、いい登りができません。そういう時にはちゃんとサポートしなければいけないのに、Mr.Dashは「これくらいは行けるで」と、ちょっとスパルタ気味に、流れの中を歩かせようとしてました。
必死に岩にしがみつき、流れを越えようとするポチ。この後彼女に悲劇が・・・。
急流に足を取られ、ポチの身体が川に飲まれました。一度目はその場に立ち上がったのですが、再び流れに挑戦したとき、また川に落ちてしまいました。「誰か止めてあげてー!」というふみちゃんの声に振り向くと、ともちゃんの足元をポチの青いヘルメットが流れていくではありませんか。水位は低いし、それほどの激流でもないので、そのまま放っておいてもすぐに近くの岩に引っかかって止まったでしょう。でもそのヘルメットの下からポチの顔が見えていなかったので、下手をすると溺れるかも、ととっさの判断をし、ともちゃんは水に飛び込みました。ポチのザックを掴んで顔を水面から上げさせ、自分の両足を精一杯開いてどこかの岩に引っかかって止まるようにしました。そばにいたN尾くんが手を差し伸べ、まずはポチを、続いてともちゃんを引き上げてくれてレスキュー完了。ポチは少し水を飲んだものの、怪我もなくすぐに出発できました。しかし恐怖心が増したのは明白。その後は無茶せず安全ルートで進みました。
どうにかこうにかゴールの黒岩滝に到着!
途中で雨が降り出したので、昼食もとらず先を急ぎました。大粒になってきたところで切り上げて登山道へ避難。車に着く頃には土砂降りになってました。いやあ、沢から上がっといて良かった。
一人一人、車内で着替え。着替え終わった人とまだの人は外で待ちました。大雨というのに、待っている間ともちゃんはブヨに足を刺されてしまいました。どこを飛んどったんや~?
翌日になって、ともちゃんの左ひざが青くなってきました。どうやらポチ救出の際に岩で打ったらしいです。
ぶっとい足をお見せします。失礼。
肩の次はヒザ・・・。青あざが耐えない日々なんて、子供の頃を思い出すわー。あ、いえ、DVではなく、お転婆で生傷が絶えなかったせいです。