日本共産党千代田地区副委員長 冨田なおき

衆院東京1区で3度出馬。17年総選挙は政策協定結び比例で立候補。22年参院選に比例代表から立候補を決意しました。

被災地から戻りました(その2)

2011-12-18 23:38:44 | 震災、原発、災害、募金
この週末も、被災地へのボランティアワゴンが活動してきました。
私の報告は1ヶ月前に行ったときのもので、「その1」と書きながら、更新できず失礼しました。

門脇小学校の職員室。
周囲の民家は軒並み押し流された地域です。

東松島市と登米市の仮設住宅でのバザーに参加しました。東松島市では屋内の集会所、登米市では屋外の公園が会場でした。




(下の2枚は「写るんです」でフラッシュなしで撮影。ISO1600だったと記憶しています。)

宣伝にこたえて参加してくれた、共産党や民青同盟に入ってらっしゃらない方の参加も多く、みんな自覚的に物を運んだり並べたり、ひたむきに頑張ってくれる姿に私も胸打たれました。

一緒に参加した学生は、住民の聞き取りを行い、「窓が寒冷地仕様になっていないため、結露がひどく、洗濯物が乾かない」「隣室や周囲の話し声が聞こえ、、仮説の中心部にいるとストレス」「物資の支援はありがたい。ほかのアパートや親戚宅などに身を寄せている被災者にも届くようにできれば」などの声が寄せられました。

参加した学生たちも現地の被害の大きさに衝撃を受け、「今後もできる何らかの活動ことをしていきたいと語る人もいました。一緒に食事しながら、原発がアメリカの圧力で導入され、財界の圧力で増設されてきたこと、住民のたたかいで新規立地は許してこなかったことなどを話すと、「始めて聞きましたよ」と驚いていました。

若者のがんばりに今後の希望を感じるとともに、
冬本番を乗り切れる対策が本当に急がれていると感じます。


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まもなく1年… (K.I)
2012-03-09 14:33:13
ご無沙汰しています。

大震災からまもなく1年が経とうとしています。

実は数ヶ月前、宮城県へささやかなボランティアのお手伝いに行ってきました。
そして瓦礫の山を見たとき、崩壊した建物の跡、液状化した土地を見て、言葉に出来ませんでした。その中で唯一稼動を再開した製紙工場を見て、「復興が進んでいる」と何人もの同行者がいましたが、私にはそう感じませんでした。
果たして地元雇用がされているのか、それでどれだけの住民の生活が潤うのか、そういうことばかり頭をよぎりました。

ボランティアに行った仮設住宅は、行政がもとの地域を無視して、入居場所を決めたため、コミュニティがバラバラになり、自治会を立ち上げても人が集まらないそうで、その呼びかけをしている住民の方々さえも疲弊している姿を拝見しました。

私はこれまで見てきて、これは日々「震災」から「人災」へと日々移り変わっていることを実感します。
一番問題なのは、復興事業に被災した失業者をほとんど雇用していないことでしょう。
まず造られた仮設住宅ですが、住宅販売メーカーは組立作業員を現地雇用してないと伺いました。確かに資材や現場指導者は、被災地以外に要請せざるを得ないでしょう。しかし現場作業員まで、他地域から来てもらう必要性はなかった訳です。その作業員もその仮設住宅に入る地域の方を中心にして、完成後に入居していけば、人のつながりも出来るのではないでしょうか。

求人情報を見ても阪神・淡路大震災のときに比べ、他県で被災者優先の求人が多く見られます。これはまるで被災地をゴーストタウン化しようという意図さえ感じ取れます。

瓦礫にしても、最近では遠く九州での処理の話も出てきたようです。
確か阪神・淡路大震災の瓦礫は、地元で処理出来たのではないかと記憶しています。これでも、少なくとも宮城県のほとんど、岩手県から出たものは、プラントさえ作ることが出来れば、十分処理が出来るはずです。そもそも瓦礫の量も阪神・淡路大震災に比べても、1.1倍の量であり、今の処理技術であれば当時と比較しても、十分可能です。また液状化した土地を埋め立てる建材に混ぜて使う工法もあるようですので、それも併用出来るのではないでしょうか。
あと問題になるのは福島県の瓦礫となるわけですが、私に言わせれば与党・東電幹部中心に社会的責任をもって、第三者影響を与えないように処理してもらいたいですね。
これは物質を粗末に扱った天罰でしょう。私の化学の恩師が、放射性物質について話してくれたことは、「(物質の)核は、絶対に触れてはならない神聖なもの。それに手をつけたら罰が当たる。」ということでしたが、今の現状を表している言葉だとつくづく思います。
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