昨年11月にNASCIさんが主宰するコミュニティ"村上春樹的世界"が企画した"「世界の終り」のお散歩"に参加し、国分寺から野川公園まで散策しましたが、12月の半ばに、今度は奥さんとほぼ同じコースを歩いてみました。今回は11月には寄らなかった殿ヶ谷戸(とのがやと)庭園と滄浪(そうろう)泉園も訪れてみました。
殿ヶ谷戸庭園は国分寺駅南口のすぐ近くにあって(徒歩2分)、大正2年から4年にかけて、後の満州鉄道の副総裁江口氏の別荘として造られ、昭和4年に三菱財閥の岩崎彦弥太氏に買い取られ、昭和49年に東京都が買収した和洋折衷の回遊式林泉庭園だそうです(一般公開は昭和54年から)。
国分寺崖線(「はけ」と呼ばれる)の南の縁に位置しているため起伏のある庭園内には、「はけ」の湧き水が流れ込んでいる次郎弁天池を臨む茶室「紅葉亭」や芝生、萩のトンネル、藤棚、竹林など四季の折々に変化に富んだ眺めを楽しみ事ができます。
茶室の脇には清水を利用した「鹿(しし)おどし」と名づけられた僧都(そうず "添水"とも)があり、石を拍(う)つ竹の清冽な音が響いていました(一周20分ほど)。
開園時間は9時から16時、入園料は150円(一般)です。
(参考)
・殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会のサイト)
・野川源流(日立中央研究所庭園)と村上春樹的世界探訪(当ブログ)
(地図情報)
・殿ヶ谷戸庭園
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