三浦半島札所巡り。今回は三浦観音霊場第1番札所になっています「音岸寺」です。
私は札所を順番に巡っていないのですが、やはり“一番”となりますと、特別な感じがします。
ただ大雑把な地図を頼りに行きましたので、当初場所が分からず、
三崎の海の風を感じながらしばし彷徨うことに・・・。

そしてやっと「音岸寺」に上がる階段を発見。辺りには昔ながらの建物があったりして、
こちらも興味がそそれらます。階段を上り、小さな公園の隣にお寺があります。
やや読みにくいのlですが、説明板はクリックで拡大します。

昭和44年に現在のコンクリート造り、瓦葺きに改築された音岸寺。
小さなお堂があるだけのこじんまりとしたお寺です。
地元の方からは「城(じょう)の観音さま」と昔から親しまれてきたようです。
(江戸時代に、この辺りは城村(じょうむら)といわれていました)
また町名改称の以前は、三崎町宮城という地名でしたので「宮城観音」とも呼ばれています。
現在は無住のお寺で、近くの本瑞寺(桜の御所)の持寺となっています。

ここ音岸寺には、ご本尊「十一面観世音菩薩」の他に、(左右)千手観音、聖観音、勢至観音、
准胝観音、馬頭観音、如意輪観音の七観音と、浪切不動尊が祀られています。
小さなお堂からは、ちょっとびっくりするくらいの観音様の数ですね。

現在行われているかは確認できていませんが、毎月18日には観音講が開かれているようです。
また昭和50年にはこのあたりで大きな家事がありましたが、その火の勢いは、不思議と音岸寺の
手前で衰え、焼失をまぬがれました。この話は地元でも語り草となっているようです。

お堂の隣にはブロック塀に囲まれ、お地蔵さんや石仏が並んでいます。

ここも境内なのでしょうか?すぐ隣にはこのような休憩所?といいますか見晴台があります。

そこからの眺めが素晴らしい!クリックで拡大します。
(左)三崎港の奥に見えるのは城ヶ島。(右)相模湾の先には伊豆半島でしょうか。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◇山号寺号 城谷山 音岸寺 (じょうこくざん おんがんじ)
◇宗派 曹洞宗
◇建立 文久2年(1862)建立
貞応年間(1222-1224) との記載もありました。(新編相模風土記)
◇場所 三崎 5-10-13
◇電話
◇アクセス 京急三崎口駅より城ヶ島行きバス「三崎港」下車。
★十一面観世音菩薩★ 恵心作といわれています。
◎十一面観世音菩薩の画像は→
こちら (参)Annie's Homepage
◎ご詠歌 『来るより 頼みをうけし 観世音 成仏なると 聞くはたのもし』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
google画像検索→
三浦 音岸寺
google検索→
三浦 音岸寺
札所1番という音岸寺。小さなお堂ながらも多くの観音さまが祀られています。
そして知らずに訪れたこのお寺からの見晴らしのよさに、歩き回った疲れもとんでしまいました。

最後にこちらをポチッとしていただけたら嬉しいです。
とても励みになります。ありがとうございます。
★当ブログ“三浦三十三観音霊場”特集★
Deep City 横須賀 TOPへ
そうだ!横須賀に行こう!