Altered Notes

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NHKは中国国営放送なのか?

2023-08-28 06:30:00 | 放送
NHKだけではない。日本がやることは何でも難癖(言いがかり)を付けて批判し否定するマスコミだが、中国がやることは何一つ批判せず、支援の意志すら見せる。武漢コロナウィルスが武漢病毒研究所発であってもそこは言わず、ウィグルやチベットで民族虐殺が行われていても日本のマスコミはそれをスルーする。マスコミはその実態を見る限り、間違いなく中国の味方である…というより中国国営放送日本支部のようである。

つい先日もNHK総合テレビで放送されている21時台のニュース番組でそれを証明するような出来事があった。これについてジャーナリストの長谷川幸洋氏の解説を基調にして書いてゆく。

8月中旬に放送されたニュースの中でキャスターが仰天発言をして大いに喫驚した、という話。キャスターは下記のように発言した。

「(中国が)ゼロコロナ政策の終了を受けた景気回復に早くもブレーキが掛かった」

そうは言ってもゼロコロナ政策が終了しても景気回復などしていないのが実情だ。だから「ブレーキがかかった」のではなく、最初からずっとブレーキがかかった状態のまま、というのが実態だ。


まずこれが一つ。


また、最近の報道では「中国の若者の失業率」について。そもそも中国が発表する統計数字など全くあてにならないのが常識だが、ジャーナリストで中国ウォッチャーである近藤大介氏によれば、『20%が失業率ではなくて、これは数字を逆に見た方がいい」とつまり「残りの80%が(本当の)失業率で20%が就業できた人」、ということ』ということだ。つまり、事実上はほとんど誰も就職できない状態が続いている、と見た方が恐らく正しいのではないか、ということだ。中国大好きで、ほとんど中国の下僕のようなNHKはこのニュースを扱って「中国は大変です」とやっていたのである。5~6分くらいやっていたそうだ。

最後に男性キャスターがニュースをまとめるコメントしたのだが、そのコメントが仰天に値するほど素っ頓狂なものだったのだ。

何と言ったのか? キャスターは

「日本からの投資と技術の導入が中国経済に必要です」

と言ったのだ。

これには喫驚した。これはすなわち

『中国様が大変だから日本が助けてあげましょう』

と呼びかけているのである。「必要です」とまで言い切るのは普通の感覚ではあり得ない。まるで中国の国営放送を見て(聴いて)いるようである。


日本企業全体としてはどうなのだろうか?


例えば、パナソニックは空調生産で脱中国を始めた。大部分を日本国内へ移管するそうである。そういう記事も実際にあった。このような空気が今の企業世界にはある。


・・・ということなので、企業としては「中国への投資どころじゃない!」という状況であり、逆に「中国から引き上げよう」という動きが大勢になっているのである。


実際、「あんな国でやってられない」というのが大方の見解である。ただでさえ中国だけが儲かる仕組みに拘る姿勢もさることながら、スパイ法の恣意的運用で好き勝手に日本人を捕まえて逮捕(または拘束)してしまうような身勝手で野蛮極まりない国だからである。そんな滅茶苦茶な国でまともな仕事が出来る筈もない。だから元々親中だったパナソニックでさえも見限って日本に帰って来ることになったのである。

ところが、NHKは「日本からの投資と技術移転が必要です」とまるで上から目線で頓珍漢な事をほざいているのである。キャスターが読む原稿がそうなっているのだから、これは「NHKの見解」ということになる。

テレビ番組ではこういう場合、どこかの識者に(NHK見解に沿った)意見を言わせてそれに合わせるというスタイルを取る事が多いが、そうではなくてキャスター自身が「必要です」と言い切っているのは驚きでしかない。上述のように、普段ならこういう事を有識者に言わせるスタイルが通例だが、かと言ってこれを言ってくれる有識者もいなくなってきている、ということであろう。

「こんな国(中国)に今さら投資できない」という現実がある一方で、NHKが「中国に投資した方がいいですよ」と平然と言っているのだ。こんな意見を述べるエコノミストはどこにも居ない。それでもこのNHKニュースキャスターはど堂々と言っている。頭がボケているのだろうか。それとも問題を基本から理解していないのだろうか。仮に意図的であったならば、これは完全に中国国営放送の放送内容と言える。そうとしか見えないほど中国目線でモノを言っているからだ。


このNHKのニュースキャスターは最後に、まるで付け足すかのように

『(中国では)反スパイ法で大弾圧をやっているので、中国が経済を回復させるためにも透明性を高める必要があると思う』、と言った。

と言った。


中国にNHKごときが「透明性を」などと言ったところで中国がその通りにする訳がない。そもそも中国は日本を格下の存在にしか捉えておらず、しかも中国は昨秋に日本のマスコミ各社を集めて「中国の為の報道をしろよ」、と命令しているのだ。その事実を示す下記記事を参照されたい。

『日本マスコミに”命令”する中国大使』

既に実態としてこうした現実があり、NHKなどは中国から「命令される立場」でしかないのである。



ここで俎上に載せているニュースキャスターがこの問題の前に何を喋っていたのか。それは「河野洋平訪中団」のことを報じていたのだ。あの中国に媚びまくるデニー沖縄県知事も含む訪中団である。キャスターはこの訪中団が中国の商工大臣と会見してどうのこうのと喋っているので、推察ではあるが、NHKはこの河野洋平訪中団筋から「中国には日本の投資が必要です」と言われているのではないだろうか。そもそもあの訪中団も「日本よ、もっと中国に投資しましょう」という宣伝趣旨のものである。それを取材した記者がこの訪中団のセリフを拾ってニュース原稿になったものと推測されるのである。中国と河野洋平訪中団とは一心同体なのだ。


NHKがやったことを別の言葉で言い換えるならば、9時のニュースを使って「中国への投資を勧めるキャンペーンをした」ということである。全く酷い話である。前掲の記事で日本マスコミが中国に命令されている旨を記したが、恐らくNHKの政治系セクションの中に中国の活動家が居るのであろうし、頻繁に中国から指図されている可能性は非常に高い。

NHK…本来は日本放送協会の略だが、放送内容を見る限り、どう見ても中国国営放送である。酷すぎる。









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