みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

淑気

2018年01月12日 | 俳句日記

昨日は、淑気漲る富士の山を紹介した。
今朝は、またぞろ小雪が舞っていたが、
午後から博多の街にも青空が広がって、
淑気が漂った。

淑気とは、新年の空と大地に満ちる清新
で厳かな気のことである。
四季折々に、この様な開放感に満ちた気
に触れることはある。

しかし、初春の凜とした冷気に包まれた
天地には、あながち単なる開放感だけで
はない霊厳なものを感じてしまう。
思わず手を合わせたくなるのだ。

昨日の産経新聞の正論に、筑波大学名誉
教授の村上和雄先生が「祈りと遺伝子」
について寄稿されていた。
祈りは遺伝子を「活性化」するという。

縄文時代から日本人が営々と続けてきた
天地自然への畏敬の生活の正しさが、今
最新科学によって、解き明かされようと
している。

〈淑気満つ 天地と共に 我ら在り〉放浪子
季語・淑気(新春)

1月12日〔金〕小雪のち晴れ
東京の友人から、学生時代に関わった
活動のルポ本が送られてきた。
送ってくれた友人には感謝したが、なん
と意味のない本かと気の毒になった。
これでは日本が浮かばれまい。




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