昨日は、淑気漲る富士の山を紹介した。
今朝は、またぞろ小雪が舞っていたが、
午後から博多の街にも青空が広がって、
淑気が漂った。
淑気とは、新年の空と大地に満ちる清新
で厳かな気のことである。
四季折々に、この様な開放感に満ちた気
に触れることはある。
しかし、初春の凜とした冷気に包まれた
天地には、あながち単なる開放感だけで
はない霊厳なものを感じてしまう。
思わず手を合わせたくなるのだ。
昨日の産経新聞の正論に、筑波大学名誉
教授の村上和雄先生が「祈りと遺伝子」
について寄稿されていた。
祈りは遺伝子を「活性化」するという。
縄文時代から日本人が営々と続けてきた
天地自然への畏敬の生活の正しさが、今
最新科学によって、解き明かされようと
している。
〈淑気満つ 天地と共に 我ら在り〉放浪子
季語・淑気(新春)
1月12日〔金〕小雪のち晴れ
東京の友人から、学生時代に関わった
活動のルポ本が送られてきた。
送ってくれた友人には感謝したが、なん
と意味のない本かと気の毒になった。
これでは日本が浮かばれまい。