水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
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地震および津波に係る記載(その51:プレートの動きに影響する要因に係る整理)

2013-06-02 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-06-02投稿

 地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに震動する日常茶飯事な現象といわれていますが、昨近、伝えられる大規模地震予測、特に、海底地震によって誘起される大津波の発生メカニズムはどのようになっているのか?個人的に不詳につき、関心を持っています。

 既報地震および津波に係る記載(その51:大陸移動による奇妙奇天烈なプレートの動きがあるという。)の引例によれば、「・・・ニュートン誌の1989Vol.9No.5に載っていたもので、「ドイツが日本に近づいてくる」というタイトルの記事です。和歌山の下里水路観測所で人工衛星を使って、各地の間の距離を測っているのだそうです。
その結果、同じユーラシアプレート上にあるはずのドイツと日本が年間38mmも近づいているというのです。ハワイが78mm近づくのは理解ができるのだが、同じプレート上の2地点が近づくのは、プレート(剛体のはず)論としては納得が出来ないわけです。その理由として、

ユーラシアプレートは一枚岩でなく、その中に別のプレート境界がある。

プレートは完全な剛体ではなく、多少の伸び縮みをする。

日本周辺はプレートの入り組んだ地域である。このため他のプレートに押されて、局所的に複雑な動きが存在する。

この内のどれかだろうが、観測データの蓄積が必要である、としています。」という。

 既報で紹介しました専門家による予兆現象もしくは歪測定データなどから、数々の大規模地震予測が提案されて注意を喚起していますが、極端なことを言えば、狭いわが国で仮に大地震は早晩起こるという予測がされたとしても、既報「地震および津波に係る投稿」の整理('11-03-13~'13-03-25)と今後への期待にて記載したように、現状、少なくとも1時間前に「どこ(50~100km四方範囲)で、M8.5以上の地震*が起こり、高さ10m以上の大津波が発生する。」と的確に広報した地震予知速報などは今のところありません。

*地震 マグニチュードは地震のエネルギーを示す単位。2増えると約1000倍、1増えると約32倍、0.2増えると約2倍のエネルギーになります。

 

 きっと、上記のプレートの複雑な構成、剛性ないしは組成によって地殻のズレル位置が影響されているのだろうか?と推察されます。

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 加えて、既報地震および津波に係る記載(その42:太平洋プレート周辺地域での中地震に係る考察)で記載したように、火山活動を加速させる要因、および付随して発生する放射能に係る系統的な調査が必要か?
 また、この地震の連動性に係るメカニズムは現状不詳ですが、
 「もぐらたたき」的な地殻の浮き沈みに伴う震動
どのプレートおよび火山帯がトリガー
になっているのだろうか??? と思っています。


 以前、大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?(仮説)
と妄想していましたが、
圧電体、高温超伝導体の化学組成として、

圧電体:圧電効果とはウィキペディア「振動発電」 <<本文を読む>>

 

<圧電素子の例>
工業的に一般的には、PZTと呼ばれるPb(鉛)、Zr(シルコニウム)チタニウム(Ti)の金属からなる複合酸化物で構成されているようです。
このPZTは ぺロブスカイト系の化合物として分類されていますが、

ekouhounetによれば、
Pb、Ba、Ti、、Sn、Nb、Fe、Na、Ca、Cu、Zr、Cd、Sr
など
の複合金属化合物も圧電効果を示すという。

 

 (google画像検索から引用)      (google画像検索から引用)

 

超伝導体:http://meddic.jp/%E8%B6%85%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E4%BD%93

引用:gooogle画像解析から、

く meddic.jp 

 ⇒ Tl、Ba、Ca、Cu、Bi、Sr、Y、Laの複合金属化合物、化合物など。

 砂鉄は鉄を含む化合物ですが、既報「地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)」に記載したように、砂鉄鉱床(鉄鉱石)の影響もあるのだろうか??

また、既報「地震および津波に係る記載(その13:酒で煮ると鉄化合物が超電導に)に記載したように、酒(アルコール含有水)中で煮るとリンゴ酸、クエン酸、βアラニンが超電導を誘発するという。

 自然環境中の鉄化合物の詳細、アルコール、リンゴ酸、クエン酸、βアラニンなど合成する細菌などはどのようであるのだろうか??

 また、高温超伝導的な磁力線に対するマイスナー効果???でもあるのだろうか?
goo辞書【マイスナー効果】超伝導の状態にある物質に外部から磁界を加えると、物質内部の磁束が零になる現象。超伝導体が完全な反磁性をもつことによる。このため、超伝導体に近づけた磁石は、磁力線をはじき返されて空中に浮く。1933年ドイツの物理学者マイスナーW.Meissnerが発見。

 ということから、

 個人的な仮説として、 広範囲にひずみ蓄積させる原因として、セラミックスからなる地殻、マントルの組成の違いによって、地震の発生には複数のプレート、断層の界面において、環境放射能との反応による圧電効果(電子の発生)および逆圧電効果(振動の発生)および、高温超伝導現象(広範囲への電子の移動)が関与しているのでは?と超妄想しています。

 また、最近注目している物質透過性が大きいという環境放射能のひとつであるニュートリノ地殻のみならず、マントル、外核、内核に対しても超伝導体化、圧電効果に係る放射化、励起、電磁変換、光電変換に何らかの影響を与えているのだろうか???
と想っています。

 すなわち、周辺の地質の影響を受けて、50~100km四方範囲の巨大な地すべりの位置(震源)がずれるのでは???とも妄想しています。

 妄想はさておいて、

本件に係る地球を構成する地殻、マントル、外核、内核の組成について調べてみると、

Spring8
地球深部(核・マントル境界)の構成鉱物が明らかに
- 大型放射光施設(SPring-8)を利用して
地球深部構造の解析に成功 -(プレスリリース)
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2004/040409
公開日2004年04月09日
(一部割愛しました。)

「東京工業大学と海洋研究開発機構固体地球統合フロンティア研究システム(IFREE)は、高輝度光科学研究センターとの共同研究により、地球深部の核・マントル境界付近が新発見の鉱物ポスト・ペロブスカイトから成り立っていることを世界で初めて明らかにした。

目的と背景
 地球の体積の約8割は、マントルと呼ばれる岩石圏である。地球の半径は約6400kmであるが、そのうち深さ2900kmまでがマントルにあたる(用語解説1.参照)。地球内部を伝わる地震波を解析する研究により、マントルは層構造をなしていることがわかっていた(用語解説2.および図1参照)。

 地球深部は超高温高圧の環境下にある。今までにも地球内部の高温高圧状態を再現する高温高圧実験により、地球内部の主要鉱物の物理化学的性質を解明するための研究が進められてきた。しかし、核とマントルの境界にあたるD"層と呼ばれる部分(図1参照)では、125万気圧2200℃以上に達し、そのような超高温高圧状態を人工的に作り出して実験を行うことは技術的に困難であった。このD"層はペロブスカイトという鉱物から成り立っていると長い間考えられてきたが、その検証はなされていなかった。

成果
 今回、国立大学法人東京工業大学理工学研究科と独立行政法人海洋研究開発機構固体地球統合フロンティア研究システム地球内部物質循環研究領域は、財団法人高輝度光科学研究センターと共同で、核・マントル境界の環境に相当する超高温高圧条件を発生させるために必要な技術開発を行いつつ(用語解説3.参照)、X線回折法(用語解説4.参照)を用いた極微小領域での観察実験を行い、地球内部物質の物性変化(相転移)(用語解説5.参照)の解明を進めてきた。その結果、D"層は、ポスト・ペロブスカイトという、新発見の鉱物から成り立っていることが明らかになった。このポスト・ペロブスカイトは、今回世界で初めて合成に成功した鉱物である。
 今回の成果により、地球内部の層構造を形成している鉱物種の変化がすべて明らかになった。高圧地球科学の分野では、1974年の、輝石(MgSiO3)組成ペロブスカイトの合成による、下部マントル構成鉱物解明以来の重要な発見と言えよう

 


 

1.地球内部の構成

地 表 か ら の 距 離 名   称 内                         容
数km〜数十kmまで 地殻 堅い岩石からなる
約2900kmまで マントル 岩石だが流動する性質を持つ。地球体積の83%
約5100kmまで 外核 主として液体の鉄
約6400km(地球の中心)まで 内核 主として固体の鉄

2.マントルの層構造

上から順に、上部マントル、遷移層、下部マントル、D"層とよばれている。その主要鉱物は以下の通りと考えられてきた。

上部マントル、遷移層:かんらん石、スピネル

下部マントル、D"層:ともにペロブスカイト

~(後略)~                    」という。

⇒既報火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)(2013-04-19)電磁波(マイクロ波)による電子レンジ効果(仮説)によるマグマ活動の活性化に係る情報を紹介しましたが、マグマの活性化に及ぼす要因については余り言及されていないと思っています。

 詳細は既報の引例
【地震のメカニズム】8.マグマ化説~電磁波による玉突き的熱移動)
参照していただければと思いますが、地球内部の外核で発生する電磁波によってマントル、地殻をマグマ化する地震のメカニズム(仮説)として、
外核から発した電磁波は地下300km辺りの冷えた岩盤の隙間を通って、今度は冷えた地表面の地盤で反射される。こうして、電磁波は冷えた地表面と地下300kmの冷えた岩盤との間を行ったり来たりして、電子レンジ状態になる」と考えられていますが、上記の約2900km~約5100kmまでに存在する主として液体の鉄からなる外核から電子レンジ効?果を発生させるというどのような波長の電磁波(マイクロ波?)が発生するかどうか興味あるところです。

 

 


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