goo blog サービス終了のお知らせ 

てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

小森生活向上クラブ

2010年02月10日 | 茶の間で鑑賞
「小森生活向上クラブ」予告編

小森生活向上クラブ(2008)
監督 片嶋一貴
原作 室積光
出演
古田新太
栗山千明
忍成修吾
有森也実
佐野史郎
豊原功輔
http://www.komoriclub.com/index.html

古田新太の主演映画ということで見てみました。
世の中に不満をもつ気の弱いオヤジがふとしたきっかけで過激な世直しを始めるというストーリー。
話のシンプルな展開やエロティックなシーンから、これはマンガが原作に違いないと思ったら違ってました。
でも、昔のヤングサンデーとかヤングジャンプに載っていそうなタイプの話ですねえ(今はマンガを全然読まなくなったから週刊誌事情がわかりませんが)。
変な力を与えられて、世の中に不幸を与える人間を駆除し始めた男が、なりたくもないカリスマになってしまい、周囲の人間に踊らされていく様なんていうのは、いかにもマンガにありそうなパターンだなあ。

ということで、この映画は完全に若い男性をターゲットにしているんでしょうが、それにしては全体的な作りがおとなしいというか、強い売りのない作品だなあという気がしなくもありません。
それと細部への拘りというのがないのが面白さを消している気がします。
タイトルの「小森生活向上クラブ」なんていうのは、もう少しひねってくれ、思うんですが、実は何かのパロディになっているのかな?
自分が若い頃、マンガを読んでいたのは長い通勤時間の暇つぶしだったなあ。
今でも印象に残っているのはさそうあきらや松永豊和のような傑出した何人かの漫画家の作品だけだし。

とはいえ、気分だけなら、こんな世直しというか、目障りな人間の駆除をしたい「正義」の人が増えてるんだろうなあ。
「正義」というのは宗教と同じくらいのカタルシスのあるものなんでしょうか。
そういう「正義」が最後にどう崩壊していくか、という部分も描いて欲しかったけど。
ラストはちょっと端折りすぎです。(ひ)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。