空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

障害者の雇用;差別発言;

2018-08-02 20:40:25 | ノート


 とばっちりで職を失う人もいるかもしれず、あまりにもざっくりした処断はさすがになーと:




 …可哀相ランキング最下位、というのは重い言葉である。
 救われることなく、ひたすら叩かれるだけの存在の怨嗟の声が―少なくともその一部は最近、ぽちぽちと表出するようになったなあ、とも思われ、この動向には注意したい。

 まー、その、ど差別発言はアウト、という原則はあってもいいかなあ、と多少思いはしますな。
 下手な運用をすると、私もアウトにされそうですが。
「日本の差別―LGBTや半島出身者やを対象とした―は、まあヨーロッパに比べればさほどではないと、まあ言えよう」なんて発言は、一部のある種の反差別運動家にすればこれこそ妄言扱いともされようが―

 いやだってなあ、半島に対する植民地支配時に、”文明化”を強要したのはそのとおりとしても、100万人単位の大虐殺なんて仕出かしてないしさあ。ナチスのユダヤ人対応と比するなら、まずは600万人くらいは虐殺してから話を始めないといかんだろう。『夜と霧』日本語版序文でナチスのユダヤ人虐殺と南京大虐殺あたりを対比していたかな、南京大虐殺の被害者は当時は10数万人くらいとされていたはずで、付随被害等々を含めてもユダヤ人虐殺と比して、規模と計画性と継続性と…で格段の差があったわけで、もしこれを同一視するなら、大陸人1人の存在の価値はユダヤ人100人くらいに匹敵することになり…なんか変じゃね?という違和感はぬぐいがたい。

 あとLGBTについては、レズ・ゲイ・バイセク・トランスジェンダーなんぞ、我が国古来の偉大なる文化なのであり、これらを下手に差別しようとする者―しばしば”我が国の美風”だのなんだの言いがちだが―こそ、我が国の文化を蔑ろにし、軽んじ、学ばず、伝承させないようにしようとする文化破壊者なのであり

 ―つーと、キリスト教的に存在自体を罪とされたヨーロッパ的文化におけるLGBT解放運動をそのままの強度で日本に移入しようというのは、それはそれで不合理だよなーというのは尤もと思うのだ(この点にかけては、杉田水脈のアレ発言は、実情の一端を指し示してはいる―たどり着いているかどうかは別問題として)。

 ぼく、嘘ついてない。

 ロリ趣味だって我が国古来の大文学だ(『源氏物語』)。「私の考えた最強源氏物語」とか「僕が考えた、絶対こうであるはずのサイドストーリー」なんて感じの二次創作文化だって古来重要なアレ趣味である(さしあたり『源氏』の擬作)。

 ネカマの元祖は紀貫之『土佐日記』であり、バーチャル受肉おじさんたちの守護天使はまさしく彼だろう。

 バイセク? 『台記』の藤原頼長を挙げるだけでもおなかいっぱいじゃないか? いや物理的な意味ではなく。

 レズ方面なら、むしろ「百合」に属すかもしれんが『枕草子』清少納言でとりあえず済む。
 男色関係は、有名どころなら武田信玄でよかろう。

 超雑に有名どころを10秒くらいで思い出すだけでもぞろぞろ出てくるのである。

 我々は、わりとあっけらかんとこーゆー文化だったのであり、わざわざLGBT差別をする・あげつらうのはむしろヨーロッパかぶれの連中―我が国古来の文化的伝統を知らぬ者―ということになりはしないか、と力強く宣言するのである。

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