ソマリアとダルフール：AU平和維持軍の受難

　ソマリアに先着の400名のウガンダ軍を迎える式典に，早速迫撃砲攻撃。ウガンダ兵に損害はないものの，他の平和維持軍派遣予定国をおじけさせる虞も。ただでさえ，8000名欲しいといっているところ，半分しか集まらないというのに。大統領府に迫撃砲を打ち込もうとしたinsurgentsとローカルミリティアが衝突したりとソマリア情勢は未だ不穏：BBC news, Africa African force attacked in Somalia。覚悟はしてたでしょうけども，歓迎式典中に迫撃砲のお迎えだなんて可哀想な話です。

　ローカル勢力とそのほかの衝突というと，パキスタンでもその例が：BBC news, South Asia Fifteen killed in Pakistan battle。パキスタン部族地域（南ワジリスタン）の，親政府のとある部族長の暗殺を狙ったという外国民兵と現地勢力が交戦。15名の死者のうち12名はウズベク人らしいという。なおその部族長の兄弟が戦闘中に死亡したという。
　…個々人レベル，地縁血縁集団レベルで武装してないと生きていけない世界。やっぱり平和で安全な国に生まれてよかったなと思います…。

　一方スーダン，ダルフールではAU平和維持軍兵が誘拐され，二名殺害，一名重傷。実行犯は昨年平和協定にサインした反乱勢力だという：BBC news, Africa AU peacekeepers killed in Sudan。
　AU受難。