空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

地方ラジオ局は放送無期限停止に追い込まれる

2010-03-20 17:20:49 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: Al-Shabaab arrests journalists in southern Somali town Mar 18, 2010 - 7:44:07 AM

 アルシャバブが地方ラジオ局要員を拘束したニュース,Garowe Online版。Bardhereのラジオ局は,そのレポーター2名の拘束の結果,放送停止を余儀なくされた。

 Markabley Radioの社主は,火曜,ディレクターAhmed Omar Salihiおよび2名のレポーターが拘束されたので,無期限放送停止を決定。 ディレクターのSalihi氏は水曜に―社とアルシャバブの交渉ののち―解放された。

 ReporterのMohamed Abdikarim氏は国境付近の町Balad Hawoで拘束。その理由は,現地族長たちがケニア国境警備隊からの圧力に対してソマリア暫定政府の援助を求めた―ということを報道したから。

 彼の同僚Mohamed Salad Abdulle氏はKismayoで,Hizbul Islamの会合の件を報道したとのことで拘束。

 ―『報道の自由』という単語はアルシャバブの法典のなかにはないのだとして,なんで対立諸派の動向を報ずること自体が犯罪扱いなのかといえば,アルシャバブにとって正統な政体というのは自分たち以外にはありえず,ということで治安状況等々については自分たちに問い合わされるべきであり―

 ―存在してはならない連中に話を聞きに行くこと自体,まあその,反乱罪かなにか,大仰な犯罪を構成するのである,とまあ,こんな風に理解するんでしょう。耳触りはよくないにせよ,自派に敵対する意見等々を単に封ずるのは難だがなあ。

 まあ最大最強の情報源はラジオであろうところ,これを支配することには大いに意味がありましょうが。

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