手榴弾や拳銃のお値段，急上昇！

　Garowe Onlineの記事です。ソマリア首都，モガディシュで爆発物，拳銃のお値段がここ数週間で急上昇。F1という名で知られる手榴弾は，以前は露天市場で一個1ドルしなかったものが，いまじゃ闇市で40ドルもするんですって。

Garowe Online Price for grenades, pistols skyrockets in Mogadishu 1 Sep 1, 2007 - 7:34:12 PM

　資本主義の原理です，品薄で需要があれば値段はうなぎのぼり。
　エチオピア軍の支援を受けたソマリア暫定政府がモガディシュを支配するようになってから，公然たる武器取引は禁止され，市場はしばしば当局の捜索をうけました。

　そうして発見した武器はおとりあげ。そうして品薄状態となったところに，大きな需要があるのです―政府軍・警察への手榴弾攻撃，関係者への銃撃暗殺。いくらあっても足りません。拳銃のお値段は400ドルとか。

　いちいち訳しませんが，地雷で兵士一名死亡，装甲トラックに向けて投げられた手榴弾が狙いをそれ，市民を怪我させたとか。バカラ・マーケットで銃撃事件2件発生―その商業活動と暴力事件で有名なwhich renowned for both its business and violenceって言われる市場もなんですかね。

　イスラム法廷の指導者，Sheikh Hassan Dahir Aweysさんはラジオインタビューで，エチオピアが出て行かない限り，彼らへの攻撃は止まない！と言っているそうです。困りましたね。

　いえもう，私にはイスラム法廷派がなんでこんな闘争を続けるのか，解らなくなってきましたよ。他の勢力には，合理的な説明がつくし，それを目的に活動しているだろうことが推測できるのですが―。