毎日新聞 鳩山首相:辞任 小沢幹事長も引責 カネ、普天間迷走 政権交代8カ月半 2010年6月2日 東京夕刊
鳩山首相は「「社民党を政権離脱という厳しい道に追い込んだ責任を取らねばならない。政治とカネに決別する民主党を取り戻したい。このことで私自身も、この職務を引かせていただくことになる」と述べ、辞任を表明した」というが,いや政治とカネに決別する政治党派ってあっちゃだめだろ。
もちろん「政治とカネ(の癒合の問題)」からの決別でしょうけど,できるだけわかりやすく誤解のない言葉を話すこと,とはなんとむずかしいことかと思う次第。
首相が分かりづらい表現を用いたことはまず確かなことだが,しかしそこは多少は補ってあげるのが礼儀と知性に適うことであるかと思われ,とりあえず:
時事ドットコム 鳩山首相が退陣表明=普天間、政治とカネで引責-小沢氏も辞任・後継は菅氏が有力 2010/06/02-13:53
「さらに、自身の元公設秘書が違法献金で有罪となった事件に触れ「政治とカネ(の問題)に決別する民主党を取り戻したい」と強調した」。
教祖の神託
DDNJapan それはいつか、あなたの運命になるから。
Togetter 今日の「おまい自分が何言ってるかわかってんのか」リスト・きっこ編
「親類が宮崎で牛を養っています。出荷にする際になんとも思ってない訳ではありません。感謝の気持ちを持って、でも自分達の生活がある、という複雑な思いで出荷しています。涙ながらに牛を殺したという発言を詭弁だとするあなたには畜産業者に対する想像力がなさすぎる。
sadowara 2010-05-17 23:48:23」
に対して:
「@sadowara 残酷な殺戮が嫌なら転職すればよいでしょう。生き物の命を奪って現金に換えるという罪深い生き方を選択しているのはご本人でしょう。
kikko_no_blog 2010-05-17 23:52:39」
なんて対応が出てくるあたり,ちょっと興味あるかな。
そのこころは:
「屠畜に携わる人が読んだらどんな気持ちになるだろう。きっこのような人物が差別を生み出すんだろうな。 RT @kikko_no_blog もともと人間が食べるために牛や豚を育て、肉の美味しくなる時期に場で殺し続けてきたことは何とも思ってない人たちが、「涙ながらに牛を殺した」とか
abiuduki 2010-05-18 00:43:38」
○食肉業に関わる殺害を「残酷な殺戮」と表現すること
…は,まあその,個人の信条のうちかも。でも
○「生き物の命を奪って現金に換えるという罪深い生き方」
ここでいう「罪」とはどんな文脈であるか。食肉業者がその業務を理由に摘発されるということを聞かない,また現にその業務が行われていることから,刑法上の罪ではないことが推測される。「生き物の命を奪って」と来るからには,まあ,倫理上の/宗教上の罪に言及するわけだろう。
この語りようから,発言者は:
△生物の殺害は倫理的(/宗教的)に罪悪である
△殺害行為を金銭に変換するのは罪悪である
と考えていることが分かる。発言者が金銭を罪悪と考えているか否かは不明である。しかし:
「@abiuduki いったいどこが侮辱なのですか?今まで数え切れないほどの牛や豚を殺してきた人たちが、こんな時だけ殺すことを「かわいそう」だなんて、こんな詭弁は前代未聞ではありませんか。
kikko_no_blog 2010-05-18 00:58:05 」
ここからは,殺害自体を悪であると考えているらしいことが示唆されるかもしれない。
なお,この発言者は,その言うところの「詭弁」を「前代未聞」というが,この発言からは発言者が極めて若年であることが推測されよう(※注:厭味)。口蹄疫その他の事情で止むを得ず大量することなど,わりとありふれたニュースで―その間の関係者の苦悩は繰り返し報じられたはずのものだから。
さて,殺害行為だけが問題なのであろうか。その点は疑問である。なぜならこの発言者自身,食べるために殺害することは認めるのであるから―殺害行為の目的について,特に金銭が関わることについて,発言者は再度言及し,その意図するところを示唆する:
「@Akatanka わずかでも「情」というものを持ち合わせていたなら、大切に育てた命を殺して現金に換えるなどという残酷な生業などできるはずがないからです。
kikko_no_blog 2010-05-18 01:44:29 」
…いや畜産業者だって生きるために家畜を育て出荷するわけで。もし金銭が無色の,純粋な媒介物なら「現金に換えるなどという」とはいかんだろう。金銭に何かしらの「色」がついていて,その色の名前は罪というのであろう。
おそらく,殺害行為は罪ではあるが生命維持のうえで必要な限りは(それなりに)免罪される,しかし罪である殺害行為を罪である金銭に変換することは二重に罪を重ねることであると,まあそういう観念が背後にあるのだろう。
「業を差別してきた人ってこういう心境なのかしらん。 RT @kikko_no_blog いったいどこが侮辱なのですか?今まで数え切れないほどの牛や豚を殺してきた人たちが、こんな時だけ殺すことを「かわいそう」だなんて、こんな詭弁は前代未聞ではありませんか。
HisamaTomoki 2010-05-18 01:29:55 」
被差別民問題の根っこの位置がよくわかったことではある。「殺害」という罪悪を社会システム的に一部の人々に排除しておき/その現状に安住し,自らは罪に直接触れないことをもって罪なき者として殺害者たちを排除する―。
―非常にナチュラルな差別意識。文字に起こすとこの絶望的なまでの市民意識の欠如に茫然とするが,我々とても日常意識ではこのような行動をしていることではあろう。自戒の念も込めつつメモ。
…ええっと。「市民意識の欠如」と書きましたのは,『ああこの人,江戸時代だったら幸せに生きていけたよねえ』とゆー程度の意味です。あの時代ならえたがばっちり存在してましたものね。
また,宗教とかそゆ権力によって『あいつらは差別して蔑んでもいいやつらです』というのが保証されてもいたわけで。前世の悪業とか持ち出して。
鳩山首相は「「社民党を政権離脱という厳しい道に追い込んだ責任を取らねばならない。政治とカネに決別する民主党を取り戻したい。このことで私自身も、この職務を引かせていただくことになる」と述べ、辞任を表明した」というが,いや政治とカネに決別する政治党派ってあっちゃだめだろ。
もちろん「政治とカネ(の癒合の問題)」からの決別でしょうけど,できるだけわかりやすく誤解のない言葉を話すこと,とはなんとむずかしいことかと思う次第。
首相が分かりづらい表現を用いたことはまず確かなことだが,しかしそこは多少は補ってあげるのが礼儀と知性に適うことであるかと思われ,とりあえず:
時事ドットコム 鳩山首相が退陣表明=普天間、政治とカネで引責-小沢氏も辞任・後継は菅氏が有力 2010/06/02-13:53
「さらに、自身の元公設秘書が違法献金で有罪となった事件に触れ「政治とカネ(の問題)に決別する民主党を取り戻したい」と強調した」。
教祖の神託
DDNJapan それはいつか、あなたの運命になるから。
Togetter 今日の「おまい自分が何言ってるかわかってんのか」リスト・きっこ編
「親類が宮崎で牛を養っています。出荷にする際になんとも思ってない訳ではありません。感謝の気持ちを持って、でも自分達の生活がある、という複雑な思いで出荷しています。涙ながらに牛を殺したという発言を詭弁だとするあなたには畜産業者に対する想像力がなさすぎる。
sadowara 2010-05-17 23:48:23」
に対して:
「@sadowara 残酷な殺戮が嫌なら転職すればよいでしょう。生き物の命を奪って現金に換えるという罪深い生き方を選択しているのはご本人でしょう。
kikko_no_blog 2010-05-17 23:52:39」
なんて対応が出てくるあたり,ちょっと興味あるかな。
そのこころは:
「屠畜に携わる人が読んだらどんな気持ちになるだろう。きっこのような人物が差別を生み出すんだろうな。 RT @kikko_no_blog もともと人間が食べるために牛や豚を育て、肉の美味しくなる時期に場で殺し続けてきたことは何とも思ってない人たちが、「涙ながらに牛を殺した」とか
abiuduki 2010-05-18 00:43:38」
○食肉業に関わる殺害を「残酷な殺戮」と表現すること
…は,まあその,個人の信条のうちかも。でも
○「生き物の命を奪って現金に換えるという罪深い生き方」
ここでいう「罪」とはどんな文脈であるか。食肉業者がその業務を理由に摘発されるということを聞かない,また現にその業務が行われていることから,刑法上の罪ではないことが推測される。「生き物の命を奪って」と来るからには,まあ,倫理上の/宗教上の罪に言及するわけだろう。
この語りようから,発言者は:
△生物の殺害は倫理的(/宗教的)に罪悪である
△殺害行為を金銭に変換するのは罪悪である
と考えていることが分かる。発言者が金銭を罪悪と考えているか否かは不明である。しかし:
「@abiuduki いったいどこが侮辱なのですか?今まで数え切れないほどの牛や豚を殺してきた人たちが、こんな時だけ殺すことを「かわいそう」だなんて、こんな詭弁は前代未聞ではありませんか。
kikko_no_blog 2010-05-18 00:58:05 」
ここからは,殺害自体を悪であると考えているらしいことが示唆されるかもしれない。
なお,この発言者は,その言うところの「詭弁」を「前代未聞」というが,この発言からは発言者が極めて若年であることが推測されよう(※注:厭味)。口蹄疫その他の事情で止むを得ず大量することなど,わりとありふれたニュースで―その間の関係者の苦悩は繰り返し報じられたはずのものだから。
さて,殺害行為だけが問題なのであろうか。その点は疑問である。なぜならこの発言者自身,食べるために殺害することは認めるのであるから―殺害行為の目的について,特に金銭が関わることについて,発言者は再度言及し,その意図するところを示唆する:
「@Akatanka わずかでも「情」というものを持ち合わせていたなら、大切に育てた命を殺して現金に換えるなどという残酷な生業などできるはずがないからです。
kikko_no_blog 2010-05-18 01:44:29 」
…いや畜産業者だって生きるために家畜を育て出荷するわけで。もし金銭が無色の,純粋な媒介物なら「現金に換えるなどという」とはいかんだろう。金銭に何かしらの「色」がついていて,その色の名前は罪というのであろう。
おそらく,殺害行為は罪ではあるが生命維持のうえで必要な限りは(それなりに)免罪される,しかし罪である殺害行為を罪である金銭に変換することは二重に罪を重ねることであると,まあそういう観念が背後にあるのだろう。
「業を差別してきた人ってこういう心境なのかしらん。 RT @kikko_no_blog いったいどこが侮辱なのですか?今まで数え切れないほどの牛や豚を殺してきた人たちが、こんな時だけ殺すことを「かわいそう」だなんて、こんな詭弁は前代未聞ではありませんか。
HisamaTomoki 2010-05-18 01:29:55 」
被差別民問題の根っこの位置がよくわかったことではある。「殺害」という罪悪を社会システム的に一部の人々に排除しておき/その現状に安住し,自らは罪に直接触れないことをもって罪なき者として殺害者たちを排除する―。
―非常にナチュラルな差別意識。文字に起こすとこの絶望的なまでの市民意識の欠如に茫然とするが,我々とても日常意識ではこのような行動をしていることではあろう。自戒の念も込めつつメモ。
…ええっと。「市民意識の欠如」と書きましたのは,『ああこの人,江戸時代だったら幸せに生きていけたよねえ』とゆー程度の意味です。あの時代ならえたがばっちり存在してましたものね。
また,宗教とかそゆ権力によって『あいつらは差別して蔑んでもいいやつらです』というのが保証されてもいたわけで。前世の悪業とか持ち出して。
ただ,妄想や予断や流言やをソースに正義の理論を構築,悪を滅する断罪天使として濁世に降臨!なコトはわりとありがちなことではあるかと。スケールはともかく。
…『公務員は高給!』と信じるのはまあいいんですが(厭味言うのはどうかと思うんですが),なんで私のような若造が800万も貰ってるとか思えるのか…。
…月給手取りで(あまめに)時給を概算したら700円そこらっぽいですが。それもこれも『残業は一切ない』からでして。
そんな日常のはしばしに片鱗がみえるかも,な感じの,そんな感じのメモでしたり
そいえばこの間,私の就職に際しての実情をちらっと話したら,隣接研究室(関連)のひとから,『そっちは先生が就職の世話してくれるのかと思ってた』と驚かれたことを思い出しました。
たしかにウチは就職率,相当いいと思いますが。
しかし先生方は政治力皆無というか,なんというか…
…皆無というと言い過ぎですが,先生も学生も各自独立独歩でいってるのが現状のような気がします。