いやぁ、熱いなぁ。ってゆーか、腹が減る。
そんな今回のお話は…
佐藤と白粉は槍水が会長を務めるHP(ハーフプライサー同好会)に入部することになった。
まずは槍水に半額弁当の戦いにおけるルールや各スーパーの場所、そして半額になる時刻の目安を教わる。
そして早速二人はスーパーへ向かうが、中々半額弁当を手に入れることができない。
そんな中「スーパーときわ」で戦いを挑もうとしたとき「大猪」と呼ばれる者が現れた。
以上公式のあらすじ。
公式サイトを覗いてみたら、謳い文句が「庶民派青春学園シリアス・ギャグアクション」とあって、思わず「言い得て妙」と頷いた次第。なるほど、見事に全部入っているんだから正に「看板に偽りなし」と言った所である。
さて、そんな今回は、氷結の魔女こと槍水先輩に「狼」たる矜持とバトルフィールドにおけるルールなどを教わり、斎藤もとい佐藤と白粉は「狼」としての第一歩を踏み出す。といった感じ?
お話としては、引用したあらすじにあるように、「大猪」や「嵐」といった「豚ども」の横槍がありつつも、誇りある狼たちの連携からの本来の狼の戦い、そして斎藤もとい佐藤の初勝利と、前回同様に熱い内容である。
「大猪」と「嵐」の登場に無理はしないと戦場から去ろうとする狼たちであったが、「ウィザード」の二つ名を持つ狼に誘われ、一人残って狼の矜持たる「礼儀を持って誇りを賭けろ」をもって孤軍奮闘する。しかし多勢に無勢、という所で、帰ってしまったと思われた常連の狼たちがまたやってくるのである。
礼儀もなく恥知らずな豚どもに、狼たちが戦う前から屈するわけもなく、そのバトルフィールドに豚どもの餌はないと、狼たちが一致団結し豚どもを殲滅のが熱いのもさることながら、そこから狼同士の容赦の無い「本当の戦い」が始まるってのがさらに熱い。
豚どもに半額弁当を渡すまいとするのは狼たちの共通の敵だからであり、決して彼らは群れているわけではないのだ。半額弁当を自らの力で手にすることこそ彼らの本懐。ついさっきまで一緒に豚を倒したとて、その本懐は変わらない。この「狼たちの矜持」がカッコいいし熱いのである。
だが、そういう展開だから熱い、というわけではなく、今回のこの話は上手い事仕掛けがしてあるのだ。
まず大猪がなんたるかを示す小エピソードがあり、半額シールが貼られる前に弁当をカートに全て突っ込み、後に半額神へ半額シールをその全てに貼れと要求する「正に恥知らずな豚!」な態度とその力に完敗する斎藤もとい佐藤たちを見せておいてあるのがポイントだ。
先に狼たちにおけるバトルフィールドのルールを説明されているので、大猪のルール無用の振る舞いに敗れてしまう彼らについ同情してしまうし、ルール無視な大猪にそこはかとない怒りを憶えてしまう。まぁとっても冷静に考えると、狼たちのルールは彼らが勝手に作っているおそらくは暗黙のルールだから、関係無い人にとっちゃ全く関係ないので、正直大猪に対する怒りは本来ならば筋違い(ま、大猪の態度は人として許せんがそれは別として)ではある(笑)んだけど、こういう事をまず見せておいての後半大逆転に気持ちがすくのは当然だろう。
ただ狼たちがバトルする、というだけでは盛り上がれない。なにせ半額弁当を奪い合っているという冷静に考えれば奇妙奇天烈なことをしているのだから。そこで狼たちに感情移入させ、彼らこそ正義と思わせるように誘導させているのだから上手い。
さらには彼ら狼たちが一致団結しルール無用な豚どもを一蹴した後に行われる「本当の戦い」だ。格別な勝利の味に舌鼓を打つために、己の全てをぶち込み性別関係無く他者を排して獲物を奪う。さっきの戦友は今の強敵なのである。その「狼の矜持」を彼らが共有し、その上で行われる恨みっこなしの半額弁当争奪戦という腕試し。この強者どもだからこその一体感と、だからこそのこのフィールドではお前も敵でありともなのだといわんばかりの熱さがたまらない。
端から見れば、半額弁当を目当てに血みどろの殴り合いなのだが、少年誌のバトルマンガのような一貫して中二設定なバトルはむしろ見ていて清々しい。
おもしろいのは、先にも書いたがこのアニメの謳い文句が「庶民派青春学園シリアス・ギャグアクション」であるということで、狼たちの戦いはシリアスなんだけども、やっている事は半額弁当の奪い合いというわけの分からない事だし、狼の矜持だとか二つ名だとか、冷静に考えればおかしな世界観である。それをむしろ至極当たり前かのように進んで行くのだから、感情移入しないでみると可笑しい(笑)。なんでこんなに真剣?と言うヤツである。
ちょっとバランスを崩してしまうと「なんだコレ?」となってしまう所だが、変に熱くなりすぎず、でも冷めない微妙なライン上を上手く突き進んでいる。それでいながらやっている事は基本バカ(笑)なので、どこに向おうとしているのかよく分からないアニメが多い昨今、この尖り具合というか、突き抜けっぷりにはつい応援したくなってしまうというものだ。
今週の白粉花さんと白梅さん
白梅さん、ガチなのか?ガチ百合なんですかね?しかも武闘派だから始末に悪い(笑)。斎藤もとい佐藤と一緒の所を気絶させて拉致って行くしな。そんなわけで綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としては、今後の白梅さんに期待せざるを得ない。
さて、白粉さんの方はというと、大猪完敗後、おにぎりとどん兵衛を斎藤もとい佐藤と分け合うシーン。自分が触ったものとか口をつけたものを何の抵抗も無く食す斎藤もとい佐藤見ての反応を見るに、やっぱりいじめられていた感があるよなぁ。メールもウザかったですか?とか聞いてくる辺りからもそれを窺わせる。
でも普段そんなそぶりを見せず明るく振る舞っている様子を見ると、なんかこう、庇護欲がむくむくと……。あ、白梅さんもこんな感じなんですかね?
そんな今回のお話は…
佐藤と白粉は槍水が会長を務めるHP(ハーフプライサー同好会)に入部することになった。
まずは槍水に半額弁当の戦いにおけるルールや各スーパーの場所、そして半額になる時刻の目安を教わる。
そして早速二人はスーパーへ向かうが、中々半額弁当を手に入れることができない。
そんな中「スーパーときわ」で戦いを挑もうとしたとき「大猪」と呼ばれる者が現れた。
以上公式のあらすじ。
公式サイトを覗いてみたら、謳い文句が「庶民派青春学園シリアス・ギャグアクション」とあって、思わず「言い得て妙」と頷いた次第。なるほど、見事に全部入っているんだから正に「看板に偽りなし」と言った所である。
さて、そんな今回は、氷結の魔女こと槍水先輩に「狼」たる矜持とバトルフィールドにおけるルールなどを教わり、斎藤もとい佐藤と白粉は「狼」としての第一歩を踏み出す。といった感じ?
お話としては、引用したあらすじにあるように、「大猪」や「嵐」といった「豚ども」の横槍がありつつも、誇りある狼たちの連携からの本来の狼の戦い、そして斎藤もとい佐藤の初勝利と、前回同様に熱い内容である。
「大猪」と「嵐」の登場に無理はしないと戦場から去ろうとする狼たちであったが、「ウィザード」の二つ名を持つ狼に誘われ、一人残って狼の矜持たる「礼儀を持って誇りを賭けろ」をもって孤軍奮闘する。しかし多勢に無勢、という所で、帰ってしまったと思われた常連の狼たちがまたやってくるのである。
礼儀もなく恥知らずな豚どもに、狼たちが戦う前から屈するわけもなく、そのバトルフィールドに豚どもの餌はないと、狼たちが一致団結し豚どもを殲滅のが熱いのもさることながら、そこから狼同士の容赦の無い「本当の戦い」が始まるってのがさらに熱い。
豚どもに半額弁当を渡すまいとするのは狼たちの共通の敵だからであり、決して彼らは群れているわけではないのだ。半額弁当を自らの力で手にすることこそ彼らの本懐。ついさっきまで一緒に豚を倒したとて、その本懐は変わらない。この「狼たちの矜持」がカッコいいし熱いのである。
だが、そういう展開だから熱い、というわけではなく、今回のこの話は上手い事仕掛けがしてあるのだ。
まず大猪がなんたるかを示す小エピソードがあり、半額シールが貼られる前に弁当をカートに全て突っ込み、後に半額神へ半額シールをその全てに貼れと要求する「正に恥知らずな豚!」な態度とその力に完敗する斎藤もとい佐藤たちを見せておいてあるのがポイントだ。
先に狼たちにおけるバトルフィールドのルールを説明されているので、大猪のルール無用の振る舞いに敗れてしまう彼らについ同情してしまうし、ルール無視な大猪にそこはかとない怒りを憶えてしまう。まぁとっても冷静に考えると、狼たちのルールは彼らが勝手に作っているおそらくは暗黙のルールだから、関係無い人にとっちゃ全く関係ないので、正直大猪に対する怒りは本来ならば筋違い(ま、大猪の態度は人として許せんがそれは別として)ではある(笑)んだけど、こういう事をまず見せておいての後半大逆転に気持ちがすくのは当然だろう。
ただ狼たちがバトルする、というだけでは盛り上がれない。なにせ半額弁当を奪い合っているという冷静に考えれば奇妙奇天烈なことをしているのだから。そこで狼たちに感情移入させ、彼らこそ正義と思わせるように誘導させているのだから上手い。
さらには彼ら狼たちが一致団結しルール無用な豚どもを一蹴した後に行われる「本当の戦い」だ。格別な勝利の味に舌鼓を打つために、己の全てをぶち込み性別関係無く他者を排して獲物を奪う。さっきの戦友は今の強敵なのである。その「狼の矜持」を彼らが共有し、その上で行われる恨みっこなしの半額弁当争奪戦という腕試し。この強者どもだからこその一体感と、だからこそのこのフィールドではお前も敵でありともなのだといわんばかりの熱さがたまらない。
端から見れば、半額弁当を目当てに血みどろの殴り合いなのだが、少年誌のバトルマンガのような一貫して中二設定なバトルはむしろ見ていて清々しい。
おもしろいのは、先にも書いたがこのアニメの謳い文句が「庶民派青春学園シリアス・ギャグアクション」であるということで、狼たちの戦いはシリアスなんだけども、やっている事は半額弁当の奪い合いというわけの分からない事だし、狼の矜持だとか二つ名だとか、冷静に考えればおかしな世界観である。それをむしろ至極当たり前かのように進んで行くのだから、感情移入しないでみると可笑しい(笑)。なんでこんなに真剣?と言うヤツである。
ちょっとバランスを崩してしまうと「なんだコレ?」となってしまう所だが、変に熱くなりすぎず、でも冷めない微妙なライン上を上手く突き進んでいる。それでいながらやっている事は基本バカ(笑)なので、どこに向おうとしているのかよく分からないアニメが多い昨今、この尖り具合というか、突き抜けっぷりにはつい応援したくなってしまうというものだ。
今週の白粉花さんと白梅さん
白梅さん、ガチなのか?ガチ百合なんですかね?しかも武闘派だから始末に悪い(笑)。斎藤もとい佐藤と一緒の所を気絶させて拉致って行くしな。そんなわけで綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としては、今後の白梅さんに期待せざるを得ない。
さて、白粉さんの方はというと、大猪完敗後、おにぎりとどん兵衛を斎藤もとい佐藤と分け合うシーン。自分が触ったものとか口をつけたものを何の抵抗も無く食す斎藤もとい佐藤見ての反応を見るに、やっぱりいじめられていた感があるよなぁ。メールもウザかったですか?とか聞いてくる辺りからもそれを窺わせる。
でも普段そんなそぶりを見せず明るく振る舞っている様子を見ると、なんかこう、庇護欲がむくむくと……。あ、白梅さんもこんな感じなんですかね?