(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

フラクタル EPISODE09 追いつめられて

2011年03月30日 | 視聴済アニメごった煮
なんか展開早いな。

 そんな今回のお話は…
 地下施設からなんとか生還したクレインとフリュネはグラニッツのメンバーと合流する。
 フリュネとネッサの秘密……そして「鍵」の秘密をを知るクレイン。フリュネもネッサも自分にとって大切な人だとクレインは二人を守る決意を固める。
 そんな中ロスミレ派の村が僧院により次々に攻撃されグラニッツの村も襲撃されてしまう。ロスミレ派はこれを機に僧院に総攻撃をかける事に。
 スンダはフリュネとネッサを守るようにとクレインに言うが……。
 以上公式のあらすじ。

 前科の予想通り、爆発からあっさり帰還したことから始まり、冒頭に書いたように展開としてはあれよあれよとロスミレ一派が僧院に総攻撃を仕掛ける所まで来た。
 クレインとフリュネ、ネッサはグラニッツの村に戻るが、フリュネは祭司長とバローを説得できる可能性があるとしたら「鍵」の半分である自分だとし、夜一人で出て行ってしまう。そんな彼女をクレイン・ネッサが追っかける所で今回は引っぱった。
 基本的にはロスミレとクレイン達を取り巻く状況が刻一刻と変わっていく様子を割と急いでみせながら、クレイン達三人や決戦に臨むグラニッツ一家などの交流を見せ、最初フラクタルが当たり前と思っていたクレインが、これまで自ら体感しフラクタルの庇護の元では出来なかったことや、人との触れ合いを通し変わっていた彼の心の有り様やそれに弾かれるフリュネなどを見せている。
 印象的なのはグラニッツが決戦に赴く中、クレインたちが穏やかな時間を過ごしながらも夜にフリュネが出て行ってしまう一連の流れで、朝にクレインはなんにも変わってないなどと怒っていたけれど、第1話とは随分と違っていて、ただ「鍵」であることが嫌で逃げていた時の彼女とは違い、今度は祭司長やバローと立ち向かう為に出て行ったのだ。そして自分の想いを手紙にしたため、これまであった色々を経て彼女の中で何かが変化した様子が読み取れる。
 またクレインも上記したように、フラクタルを当たり前に利用し庇護を受けて生きていた彼が、フリュネやネッサ、グラニッツ一家に出会い、触れ合い、体験体感し、人が人らしく生きることと僧院のやり方は違うと感じ、手と手を取り合って感じ合えることの素晴らしさに気付く。
 フラクタルから見放され難民となる人達もこれまでに紹介されたが、グラニッツ一家と行動を友に下クレインも、フラクタルの管理の元を離れたことは同じで、それでも彼はそれに不自由する事無く、逆に新しく何かを感じ取り、もうフラクタル無しでは人は生きていけないとされる中での希望となっている。他の人々も彼のようになることも出来るはずなのだ。

 その崩壊しつつあるフラクタルや鍵についてはだいぶ分かってきたこともあり、鍵とは僧院が神と崇める一人の少女の精神がネッサで肉体がフリュネだと言う。そのふたつが融合するとひとつの鍵となりシステムの再起動が出来るわけですが、結果としてフラクタルが完全に機能を取り戻すことは分かるけれども、フリュネやネッサがどうなるとかは分からないな。
 バローは要はその神となった少女のクローンの生成法を発見し、多くのフリュネ達を作り出したのですが、今ひとつの訴訟女とフラクタルの関連性もよく分からなくて、なんで僧院はその少女を神と崇め、フラクタルの礎としたんだろうなぁ。劇中の説明からフラクタルは内包する全ての人の願い、欲望をかなえることとあって、案外フラクタルはその神となった少女の希望を叶えるためだけに作られたのかもしれないなぁ。
 ネッサの好きが好きで嫌いが嫌いというのは、人々が争う事無く平穏無事に暮らせる、そういったことを神となった少女の想いなのかもしれない。

 しかし、フラクタルが完全に崩壊しなくなったとして、とするとネッサはいなくなっちゃうよなぁ。しかしネッサはフラクタルの圏外でもちゃんと見えていたりするのでその辺はなんともですが、今回、皆で写真を撮った際、ファインダーからのぞくネッサの姿は映っていなかったけど、オチとしては案外最後にいなくなってしまったネッサであったが、何故か写真には写っていて、皆がその存在をちゃんと認識するみたいな感じだったりしてな。まぁ私の予想は大概当たりませんが(苦笑)。

 なんにせよ、物語はもうクライマックスで、最後にどう締めるのかが楽しみ。ではあるんだけど、なんかここへ来て随分と展開が早く、ポンポンと進んでいってしまうのが気になるおところ。消化不良で終わらないことを祈るばかりです。