本日は第７回田川ゼミナールが開催されました。
講師は田川郷土研究会会長の中野直毅先生です。
テーマは「田川地域の駅路ー万葉挽歌から前期馬家を考える－」で、
これまでの研究や字名、発掘調査の事例、万葉集に記された地名や残された石碑など、
多角的に田川路について分
多くの方々に参加いただき、本日の田川ゼミナールが今年度最後となりました。
来年度もテーマを変えて開催しますので是非、ご参加ください。
暦の上では春立ちましたが、まだまだ寒い日が続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日2月3日は節分でしたが、恵方巻は食べられましたか？
節分では、恵方巻きをその年の恵方を向いて黙ったまま食べ切ると、
神様からご利益を授かると言われています。
炭坑で働く人々の間でも、食べ物にまつわる縁起の話がありました。
「汁かけ飯」と言って、ご飯に味噌汁をかけることは縁起が悪いと
されていました。
理由の一つとして、ご飯に味噌汁をかける行為が昔の土葬を想念するためと
言われています。
このことを知らずにご飯に味噌汁をかけてしまい、
怒られている様子が、山本作兵衛さんの炭坑記録画にも描かれています。
この他にも、炭坑には様々な縁起にまつわる話があり、
坑内での仕事は命がけですから、縁起を担ぐことを重要視していた様子を
知ることができます。
※炭鉱記録画はこちらから→https://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/y_sakubei/list00451.html
博物館では現在汁かけ飯は展示していません
