田川市石炭・歴史博物館のブログ

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734番地1
TEL/FAX 0947-44-5745

たんこう本

2015年11月29日 | 日記
こんにちは!
寒い日が続いておりますが、皆さまお風邪などめされてませんでしょうか?

最低気温が8度を下まわる日が続くと、一気に紅葉が進むと言われます。

田川市近郊の山々も、いよいよ冬の前の最後の見時を迎えております。
ぜひ、厚着をして遊びに出掛けてくださいませ!

さて、一方の博物館ですが、暖房が入って実はヌクヌクです。
寒さが苦手な方は、博物館や資料館巡りなんてのもオススメです!

当館にも、福岡県近郊の博物館や資料館のイベント情報が沢山掲示されておりまして、観光情報のパンフレットと一緒に無料でお配りしております。



そんなパンフレットの中で一番人気なのが、福岡県の産業遺産を紹介した『たんこう本』です♪





まあ、掲示の場所もとり過ぎなんですが(汗)

こちらの『たんこう本』、無料とは思えないくらい情報満載です。



福岡県内の炭鉱、製鉄、製鋼の産業遺産スポットの紹介がされており、筑豊・田川エリアの情報も満載です。





まだまだ在庫はございますが、無くなり次第終了となりますので、ご来館の際に見つけましたら、ぜひゲットしてチェックしてみてくださいネ!

田川市石炭・歴史博物館ホームページ
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現在展示の炭坑画

2015年11月25日 | 日記

現在当館では25枚の山本作兵衛翁の炭坑記録画の原画を展示しています。

その内、3枚が世界記憶遺産登録原画になっています。 

恨みを買って殺された乱暴者の水彩画とヤマの喧嘩の水彩画と墨絵です。

 

未登録の22枚は登録原画より後の時期に複数の個人・団体のために描かれた水彩画で、当館に寄贈された分です。

ボタ山、寝掘り、マイト孔くり、入浴などが複数展示されています。

見比べると同じようなのにわずかに道具や人物の配置、向きなどが変えられているのがわかります。

二つ(三つの場合も)の絵の違いを探せみたいな感覚で見るのも面白いのではないでしょうか。

 

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筑豊エリアイベント情報

2015年11月21日 | 日記

こんにちは!

博物館には、毎日色々な地域からご来館をいただいております。
福岡県内はもちろん、九州各県、中国・山陰地方などのお客様が多いのですが、本日は関西からのお客様もいらっしゃっており、様々な方言で館内は賑わっております♪


さて、せっかく筑豊エリアまで足を運んでいただくのですから、当館だけでなく、筑豊をメいっぱい楽しんでいただきたい!
という意味も込めまして、現在筑豊エリアで行われておりますイベント情報をいくつかご紹介いたします。

最初は、同じく田川市にあります田川市美術館で行われております「絵本原画展 きかんしゃトーマスとなかまたち」展。



子どもはもちろん、大人にも大人気のきかんしゃトーマス。
テレビ番組が有名ですが、元はイギリスの絵本でして、今回原画の展示が行われておりますヨ!

続いては、紅葉の名所としても知られる、お隣川崎町の魚楽園さんの「夜ノ魚楽園」。



応仁の乱の戦乱から避難してきた、雪舟が造った庭園で、日中も多く方が訪れていますが、紅葉シーズン真っ盛りのこの時期、夜間のライトアップが行われます。
当館の閉館時間が17時30分となっておりますので、博物館を見学してから向かっても大丈夫ですヨ!

同じく紅葉スポットとしては、お隣飯塚市の麻生家の別邸であった「麻生大浦荘」が、来週から一週間限定で特別公開されます!



筑豊御三家と呼ばれた麻生太吉氏のこの別邸が公開されるのは、春と秋の二回のみなんですヨ! しかも入場無料です♪

このように、筑豊エリアには、色々な見所がたくさんありますので、ぜひ遊びに来てくださいね!

田川市石炭・歴史博物館HP

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ブラックエクスプレス発進!

2015年11月19日 | 日記

こんにちは!

数日、秋雨が続いた田川地方ですが、今日は秋晴れとなり、朝からてんてこ舞いするほど沢山の皆さまにご来館いただいておりまして、感謝感謝です!

さて、本日は列車『ブラックエクスプレス』のご紹介です。



列車と言いましても、実際に走っているのではなく、本年7月にユネスコの世界文化遺産に『明治日本の産業革命遺産』が登録され、その中に福岡県も、北九州市の八幡製鉄所、中間市の遠賀川水源地ポンプ室、大牟田市の三池港と三池炭鉱が含まれていたため、福岡県が特別に立ち上げたホームページの中を走る仮想列車のことです。

近代化特急、福岡県。ブラックエクスプレスHP

コチラのホームページ、大牟田・筑後エリアの路線と、北九州・筑豊エリアの路線の2つのルートがあるのですが、北九州・筑豊エリアのページでは、日本初の世界記憶遺産である『山本作兵衛コレクション』を所蔵する、田川市石炭・歴史博物館も大きく紹介していただいております♪

★下記をクリック★




田川市はもちろん、筑豊から北九州の近代化遺産やスポットを沢山紹介されておりますので、興味がありましたら、ぜひチェックしてくださいね!

田川市石炭・歴史博物館ホームページ

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朝の連続ドラマ

2015年11月17日 | 日記

こんにちは!

今日の田川市は生憎の雨模様なのですが、朝から沢山のご来館をいただいております♪
特に秋の行楽シーズンでもあり、団体バスツアーのお客様がとっても多いです。

もちろんツアーの第一の目的は山本作兵衛翁の炭坑記録画原画展なのですが、昨年から今年は、NHKの朝の連続ドラマで筑豊エリア、特に現在の飯塚市が舞台になっており、昨年の「花子とアン」での伊藤伝右衛門、今年の「あさが来た」での広岡浅子を観て興味を持たれた方も多いようです。


ということで、昨日の休館日に、博物館スタッフ2名にて、自転車で飯塚市内を散策してまいりました♪

まずは、あさが来たのモデルになった広岡浅子がピストルを持って乗り込んで経営を立て直したという潤野炭鉱ゆかりの地。
潤野炭鉱は、現在の嘉穂高校の辺りにあったと言われています。
広岡浅子から経営が官営八幡製鉄所に移り、その後日鐵の設立と共に移管され、後に日鐵二瀬炭鉱になります。

飯塚のイオン穂波店さんのヨコには、当時の日鐵二瀬炭鉱の正門が残っています。



また嘉穂高校近くには、二瀬炭鉱で明治時代に発生した事故の慰霊碑がひっそりと残っています。



地元の方が今でも清掃されており、綺麗に保存されておりました。

続いては、伊藤伝右衛門が経営していた牟田炭鉱。
実は潤野炭鉱のすぐそばにあったそうです。





現在遺されているのは、坑口と思われるレンガ造りの遺構と、巻上げ機の台座と思われる物だけが苔生しておりました。

その後、昭和6年に開館した嘉穂劇場を横目に、山本作兵衛翁の記録画にも登場する笠松峠を自転車でヒーコラ越えまして、旧庄内町へ。



山本作兵衛翁が家族と一緒に炭坑生活に入った上三緒炭鉱で、ガス爆発事故を未然に防ぐために、ガス予知のために持ち込まれ命を落とした小鳥たちを供養する小鳥塚をお参り。



筑豊富士とも呼ばれる、住友忠隈炭鉱の三連ボタ山を横目に、三菱飯塚炭鉱の巻上げ機台座を回ってきました。





日本では近代の遺構はまだまだ整備されていないため、観光資源として地域振興に繋がっていないのが残念ですが、明治日本の産業革命を支えた筑豊地区には、沢山の素晴らしいモノが眠っています。

当館にも、当時の息吹きを感じられるものが沢山展示してありますので、朝ドラで興味を持たれた皆さん、ぜひ遊びにきてくださいね!

田川市石炭・歴史博物館ホームページ

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竪坑櫓がブルーに染まりました。

2015年11月14日 | 日記

本日2度目の更新です

一つ前の投稿でお知らせしたとおり、本日18時~21時に、竪坑櫓がブルーに染まりました

・・・雨の影響+私の撮影技術が乏しいため、少しオドロオドロシイ竪坑櫓になっております

 

田川と言えば、竪坑櫓と二本煙突、ということでスリーショットも収めました

・・・やはり私の撮影技術が乏しいため二本煙突が切れかかっています

 

が、今夜の主役はブルーに染まった竪坑櫓

ということでお許しください

 

今夜のブルーライトアップが、糖尿病の予防や治療継続の重要性について皆さまに少しでも知るきっかけをご提供できていれば、と願っております。

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今夜、竪坑櫓がブルーに染まります。

2015年11月14日 | 日記

11月14日の世界糖尿病デーは、

世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、

2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議(UN Resolution 61/225)」が加盟192カ国の全会一致で採択されると同時に、

国連により公式に認定されました。

11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとして顕彰しています。

世界糖尿病デーは、現在、世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数な疾患啓発の日となっており、

この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。

世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、

これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークです。

国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、

世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

世界糖尿病デー公式ホームページより抜粋)

 

 

これまでも毎年、全国のさまざまな場所でブルーライトアップが行われてきたようですが、

今年はその中の福岡県筑豊ブロック会場として、田川市の竪坑櫓が選ばれました

竪坑櫓は普段赤色で、夜間ライトアップもほんのり赤い色です

青い竪坑櫓を見る機会はほとんどありません。

生憎の雨模様ですが、是非ブルーに染まる竪坑櫓をお楽しみください。

(↑試験点灯の様子)

 

ブルーライトアップ

平成27年11月14日(土)

18:00~21:00

18時点灯式

その他詳しいことは、世界糖尿病デー公式ホームページをご覧ください。

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小学生の来館 (2)

2015年11月11日 | 日記

小学生の来館 (2)

今週もいくつかの小学校から見学の生徒を迎えています。今日は先日の小学生の質問の一つについて触れます。

 

「二本の煙突はいつできたのですか。」

当博物館のある石炭記念公園の敷地にはかつて「三井田川鉱業所」という筑豊最大規模の炭坑がありました。

鉱業所の建設は1900年に開始され、煙突は「1908年」に完成しています。耐火煉瓦213、000枚の内ドイツ製181,000枚を使い、高さ45.45m。

当時としては稀に見る巨大煙突で、「あんまり煙突が高いので、、、」という炭坑節が生まれることになりました。

 

ついでに「煙突は何のため?」という質問も小学生に限らず良く受けます。

煙突の下には「汽缶場(ボイラー室)」があり、蒸気機関車のボイラー部分だけのような装置がいくつか並び、日夜石炭を焚いて蒸気をつくり、これで蒸気巻揚げ機や蒸気ポンプ、通風機などを動かして、採炭をしていました。

最後はボイラーは病院や浴場の給湯用に使われて1964年閉山と共に煙突も役目を終えました。 

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山本作兵衛翁原画展 第4期スタート!

2015年11月07日 | 日記

こんにちは!

本日の田川市は、曇り模様の生憎のお天気ではありますが、気温はそれほど低くなく、博物館にも朝から沢山のお客様にご来館いただいております♪
もちろん皆さまの第一のお目当ては「山本作兵衛さんの原画展」です。



7月11日より始まりました、「明治日本の産業革命遺産」のユネスコ世界遺産登録原画企画展「筑豊の炭坑(ヤマ)が支えた産業革命 ~山本作兵衛翁と写真家たちの記憶」ですが、約1か月ごとに展示の入れ替えを行いまして、第1期から第3期までは、“炭坑”や“くらし”、“機械”や“縁起”といったテーマごとに、初期の墨画と中期の水彩画をご覧いただいてまいりました。



今週より公開しております第4期の展示は、これまでと趣きが変わりまして、「ユネスコ世界記憶遺産」未登録の原画を中心に展示を行っております。

ひと言に世界記憶遺産「山本作兵衛コレクション」と言いましても、その内容は多岐にわたっておりまして、炭坑記録画は589点あり、それ以外に日記等記録文書が108点、合計で697点で世界記憶遺産は構成されています。

炭坑記録画589点のうち、585点を田川市石炭・歴史博物館が所蔵しておりまして(残りの4点は山本家所有・福岡県立大学保管)、今回の展示でも3点の世界記憶遺産の炭坑記録画を展示しております。

しかし、山本作兵衛翁は生涯に千数百枚の炭坑記録画を描かれたと言われておりまして、世界記憶遺産に登録されていないものも沢山残されています。

今回はそんな、山本作兵衛翁の炭坑記録画のうち、当館が所蔵しております「未登録原画」を中心とした展示なのです!
これまでなかなか展示する機会の少なかった、これらの作品群、4期連続の原画展ということもあり、皆さまにご覧いただくことができました♪


これからの筑豊・田川エリアは紅葉のベストシーズンに入ってきます。
直方市の「福智山ろく花公園」や、川崎町の「魚楽園」、添田町の「英彦山」など、県内でも有数の紅葉スポットが、これから見頃を迎えます。

秋の紅葉狩りにお寄りの際は、ぜひ、博物館にも遊びにきてくださいネ!

田川市石炭・歴史博物館ホームページ

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石炭を燃やそう!

2015年11月01日 | 日記
こんにちは!

本日の田川市は曇り模様ですが、霞もなく、石炭記念公園からは香春岳や夏吉のボタ山もクッキリと見えています。



さて、昨日から大盛り上がりのお祭り、炭坑節まつり コールマインフェスティバルも2日目を迎えました♪



祭りのフィナーレは、炭坑節総踊り!
一万人の市民や参加者が、炭坑節発祥の地で踊ります!



お祭り効果で、博物館にも朝から沢山の皆さんにご来館いただき、感謝カンシャでございます!

さて、本日は博物館の体験講座の一環で、博物館前の広場にて、『石炭を燃やそう!』体験を開催中です。





焚き付けに火が付き始めると、石炭がモクモクと煙を出しながら燃え始めます。

お若い方は、初めて見る石炭に興味津々!



ご年配の方々は、「懐かしい!」とか「久しぶりに石炭のにおいを嗅いだ!」と、昔を思い出されてます。

「燃やし方が下手やね~! チョット貸してみなさい!」と、アドバイスもいただけます(汗)



チョット肌寒い1日なのですが、石炭ストーブの近くはとっても暖かいですので、暖を取りがてら、公園の方にも遊びに来てくださーい!

田川市石炭・歴史博物館ホームページ
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