田川市石炭・歴史博物館のブログ

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734番地1
TEL/FAX 0947-44-5745

コロナ禍の発掘調査です

2020年11月29日 | 日記

みなさんこんにちは。

11月も残りわずかとなり、12月「師走」がやってきます・・慌ただしくなりますね

 

さて、今月初めから金川小学校付近で発掘調査を実施しています。

今年度はこれまでの発掘調査とは違い、新型コロナウイルス感染症予防対策として、

作業に当たる方は間隔をとり、マスク・フェイスシールド着用・手指消毒を行って作業を行っています。

初めは戸惑っていましたが、徐々に慣れてきました。

皆さんも予防対策に努めてくださいね。

金川小学校側の日吉神社狛犬も、マスク着用です

無事に発掘調査が終わるよう、日々がんばっていきます。

 

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令和2年度子ども学芸員育成講座参加者募集中です☆ミ

2020年11月23日 | 日記

みなさまこんにちは

本日はお知らせです

去年から開催している子ども学芸員育成講座の募集が、

今年も始まりました

学芸員ってなに??

博物館の展示室以外のところはどうなってるの??

炭鉱ってなんだろう??

炭坑節はなにからできたの??

国の史跡になった石炭記念公園は昔はどんな風景だったの??

などなど、石炭・歴史博物館にかかわる

いろいろな疑問を一緒に解決しましょう!

対象者は小学4・5・6年生、参加費無料です。

日程等については、下記チラシをご参照ください。↓↓↓

 

博物館で楽しく学ぼう***********************************************

お問い合わせは

田川市石炭・歴史博物館(0947-44-5745)までお電話ください。

申込は電話(0947-44-5745)

もしくは下記申込用紙によるFAX(電話番号と同じ)で承ります。

ご参加、お待ちしています。

**************************************************************************

申込用紙はこちら↓↓↓

 

 

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【企画展「三井田川鉱業所と地域社会」】「炭こう」の名前

2020年11月14日 | 日記

ただいま、絶賛開催中の博物館企画展「三井田川鉱業所と地域社会」では、三井田川鉱業所の本部に掲示されていた看板を展示しています。

看板には、正式名称である「三井鑛山株式會社 田川鑛業所」とあり、通常はこの略称で「三井田川鑛業所」と呼ばれていました。

なお、「三井田川鑛業所」は、大正7(1918)年の三井鉱山における機構改革により改められた名称で、それまでは「三井田川炭礦」という名称でした。

三井田川炭礦は、明治38(1905)年から大正7年に事業所として独立するまで、三池の管轄下におかれていました(九州炭礦部)。このため、企画展で展示している明治41年の給料辞令は、「三井鑛山合名會社 九州炭礦部」となっています。

ところで、この「炭こう」の漢字ですが、「坑」「鉱」「礦」「砿」と多くあり、使い方が悩ましいところです。

しかしながら、「田川鑛業所」のような会社名は、固有名詞であるので、原則としてそのまま使うようにしています。社名の「こう」の字は会社ごとに決められていて、三井の場合は「鑛」ですが、石へんの「礦」を社名に使う会社もありました。

また、戦後のある時期から、旧字体を使わなくなりますので、会社名に「鑛」を使っていた会社は「鉱」、「礦」は「砿」の字を用いるようになります。

さらに、金属鉱山も運営している会社は金へんの「鉱」、石炭のみは石へんの「砿」を使うなど、会社の性格が社名の「こう」に表現される場合もあるようです。

その他、「こう」のように同じ読みの漢字でも、使い手のこだわり、あるいはその時々の考え方によって、意図的に使用している場合がありますので、また、折に触れてご紹介したいと思います。

※画像の無断転載はご遠慮ください。

 

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庄頭ヶ鼻(しょうずがはな)の霊泉

2020年11月08日 | 日記

みなさん、こんにちは
今回は水に関する伝説を紹介しましょう

旧上伊加利のバス停近くに神代からの古泉と伝えられている
井戸があるのをご存知ですか?
庄頭ヶ鼻(しょうずがはな)の霊泉とか御手洗(みたらい)
などと呼ばれていて、天忍骨尊(あめのおしほねのみこと)の降臨に
関係があったといわれています。

湧き出る水も良質で、毎年、正月になると若水汲みに
ここの井戸を使っていたそうです。
この井戸の水が清く澄んでいるときは、雨が降っていても必ず晴れ、
逆に水が茶褐色に濁ったときには必ず雨が降ったといいます。
水が澄んでいるか濁っているかによって天候を占い、
水かさの増減によって潮の干満を知ることができたのです。
井戸の底をさらえると貝殻が出てくるとも伝えられています。
また、ここの井戸水が牛馬の病に効能があるということで、
あちらこちらから水を汲みに来る人が多かったともいわれています。


水庄頭ヶ鼻の霊泉(古代霊泉の碑)

 

ここには一人の村人が家から見た何とも不思議な話が残っています。

ある夜のこと、牛の格好をした影が時々立ち止まっては
周りを見回しながらゆっくりと歩いていました
それがこの井戸のところにくると歩くのをやめ、もう一度
周辺を見まわして水をゴクゴク飲み始めたのです。
そして水を飲み終わると、牛の影はどこへともなく立ち去ってしまいました。

そして、その光景を目にした村人は、その夜から急に原因不明の
熱病にかかったということです
しかも、ちょうどその頃から村に疫病が流行し始めたそうです
こういう不思議なことが続いたため、これはきっと霊魂様が
牛に変身して、毎晩、水を飲みにきているのではないかという
噂が村中に広まっていきました。
心を痛めた村人たちが集まって占いをたててみると、
これは霊魂様のたたりであるということになりました
そこで社を建て、村が続くかぎり祀りごとを行うので、
村人にたたらないようにと疫病退散(えきびょうたいさん)
・病気平癒(びょうきへいゆ)の祈願をしたところ、
これ以後、疫病は治まり平和な村に戻ったということです

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